「 作家別(か行) 」 一覧
『人間に向いてない』(黒澤いづみ)_書評という名の読書感想文
2020/06/12 | 『人間に向いてない』(黒澤いづみ), 作家別(か行), 書評(な行), 黒澤いづみ
『人間に向いてない』黒澤 いづみ 講談社文庫 2020年5月15日第1刷 とある若者の間で流行する奇病、異形性変異症候群 (ミュータント・シンドローム) にかかり、一夜にしておぞまし
『死んでもいい』(櫛木理宇)_彼ら彼女らの、胸の奥の奥
2020/05/13 | 『死んでもいい』(櫛木理宇), 作家別(か行), 書評(さ行), 櫛木理宇
『死んでもいい』櫛木 理宇 早川書房 2020年4月25日発行 「ぼくが殺しておけばよかった」 中学三年の不良少年・樋田真俊が何者かに刺殺された事件。彼にいじめを受けていた同級生・河
『アニーの冷たい朝』(黒川博行)_黒川最初期の作品。猟奇を味わう。
2020/05/05 | 『アニーの冷たい朝』(黒川博行), 作家別(か行), 書評(あ行), 黒川博行
『アニーの冷たい朝』黒川 博行 角川文庫 2020年4月25日初版 大阪府豊中市で宅配業者を装った男に若い女性が殺された。遺体はセーラー服に着替えさせられ、奇抜な化粧を施されていた。
『じっと手を見る』(窪美澄)_自分の弱さ。人生の苦さ。
2020/04/21 | 『じっと手を見る』(窪美澄), 作家別(か行), 書評(さ行), 窪美澄
『じっと手を見る』窪 美澄 幻冬舎文庫 2020年4月10日初版 物語の舞台は、富士山が "誇るべき世界遺産" としてではなく、外の世界へ出ようとする者を阻む壁、または外の世界に出た
『熱源』(川越宗一)_書評という名の読書感想文
2020/02/03 | 『熱源』(川越宗一), 作家別(か行), 川越宗一, 書評(な行)
『熱源』川越 宗一 文藝春秋 2020年1月25日第5刷 樺太 (サハリン) で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行
『続々・ヒーローズ (株)!!! 』(北川恵海)_仕事や人生に悩む若いあなたに
2020/01/31 | 『続々・ヒーローズ (株)!!! 』(北川恵海), 作家別(か行), 北川恵海, 書評(さ行)
『続々・ヒーローズ (株)!!! 』北川 恵海 メディアワークス文庫 2019年12月25日初版 ごく普通の青年・修司が、ヒーローをつくるお手伝いを始めて早数年。クセ者揃いの依頼人
『タイガー理髪店心中』(小暮夕紀子)_わたしの血は、よもや青くなってはないだろうな。
2020/01/24 | 『タイガー理髪店心中』(小暮夕紀子), 作家別(か行), 小暮夕紀子, 書評(た行)
『タイガー理髪店心中』小暮 夕紀子 朝日新聞出版 2020年1月30日第1刷 穏やかだった妻の目に殺意が兆し、夫はつかの間、妻の死を思う。 のどかな田舎町で変転する老夫婦の過去と行く
『文庫版 オジいサン』(京極夏彦)_なにも起きない老後。でも、それがいい。
2020/01/15 | 『文庫版 オジいサン』(京極夏彦), 京極夏彦, 作家別(か行), 書評(あ行)
『文庫版 オジいサン』京極 夏彦 角川文庫 2019年12月25日初版 72歳の益子徳一は定年定職後、公団アパートで一人暮らし。誰かに優しく 「オジいさん」 と呼びかけられたことを思
『桃源』(黒川博行)_「な、勤ちゃん、刑事稼業は上司より相棒や」
2019/12/25 | 『桃源』(黒川博行), 作家別(か行), 書評(た行), 黒川博行
『桃源』黒川 博行 集英社 2019年11月30日第1刷 沖縄の互助組織、模合 (もあい)。グループで毎月集まって金を出し合い、欲しい人間から順に落札するこの制度で集めた、仲間の金六
『このあたりの人たち』(川上弘美)_〈このあたり〉 へようこそ。
2019/12/16 | 『このあたりの人たち』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(か行)
『このあたりの人たち』川上 弘美 文春文庫 2019年11月10日第1刷 この本にはひみつが多い。そんな気がする。- 作家・古川日出男 (解説より) どこにでもありそうな懐かし
『小説 学を喰らう虫』(北村守)_最近話題の一冊NO.2
2019/12/13 | 『小説 学を喰らう虫』(北村守), 作家別(か行), 北村守, 書評(さ行)
『小説 学を喰らう虫』北村 守 現代書林 2019年11月20日初版 『小説 学を喰らう虫 マンモス学校法人に棲みついた暴君の大罪』 昨年、アメフトの悪質タックル事件に端を発し
『やめるときも、すこやかなるときも』(窪美澄)_書評という名の読書感想文
2019/12/09 | 『やめるときも、すこやかなるときも』(窪美澄), 作家別(か行), 書評(や行), 窪美澄
『やめるときも、すこやかなるときも』窪 美澄 集英社文庫 2019年11月25日第1刷 大切な人の死を忘れられない男と、恋の仕方を知らない女。- 他者と共に生きることの温かみに触れる、
『おめでとう』(川上弘美)_書評という名の読書感想文
2019/11/11 | 『おめでとう』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(あ行)
『おめでとう』川上 弘美 新潮文庫 2003年7月1日発行 いつか別れる私たちのこの一瞬をいとおしむ短篇集 最終話 「おめでとう」 西暦三千年一月一日のわたしたちへ
『大きな鳥にさらわれないよう』(川上弘美)_書評という名の読書感想文
2019/10/30 | 『大きな鳥にさらわれないよう』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(あ行)
『大きな鳥にさらわれないよう』川上 弘美 講談社文庫 2019年10月16日第1刷 遠く遥かな未来、滅亡の危機に瀕した人類は、「母」 のもと小さなグループに分かれて暮らしていた。異な
『白い衝動』(呉勝浩)_書評という名の読書感想文
2019/09/02 | 『白い衝動』(呉勝浩), 作家別(か行), 呉勝浩, 書評(さ行)
『白い衝動』呉 勝浩 講談社文庫 2019年8月9日第1刷 第20回大藪春彦賞受賞作 主人公の奥貫千早は、小中高一貫の 「天錠学園」 で、スクールカウンセラーをしている。(中略