「 作家別(は行) 」 一覧

『僕が殺した人と僕を殺した人』(東山彰良)_書評という名の読書感想文

『僕が殺した人と僕を殺した人』東山 彰良 文藝春秋 2017年5月10日第一刷 第69回 読売文学賞、第34回 織田作之助賞、第3回 渡辺淳一文学賞、受賞作品 本作には、少年たちの圧倒的な体温が満

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『それまでの明日』(原尞尞)_書評という名の読書感想文

『それまでの明日』原 尞 早川書房 2018年3月15日発行 11月初旬のある日、渡辺探偵事務所の沢崎のもとを望月皓一と名乗る紳士が訪れた。消費者金融で支店長を務める彼は、融資が内定している赤坂の料

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『夜は終わらない』上下 (星野智幸)_書評という名の読書感想文

『夜は終わらない』上下 星野 智幸 講談社文庫 2018年2月15日第一刷 「婚約者が自殺した」との報せを受けた玲緒奈。しかし彼女には、次に殺す予定の別の婚約者がいた。男を惑わし、財産を奪い、殺す。

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『舎人の部屋』(花村萬月)_書評という名の読書感想文

『舎人の部屋』花村 萬月 双葉文庫 2018年1月14日第一刷 過食嘔吐を繰り返す小説家志望の自称モデル・宮島弥生を描いた前作『浄夜』の登場人物だった舎人憲人。果たして彼は弥生の想念のなかから生みだ

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『絶叫委員会』(穂村弘)_書評という名の読書感想文

『絶叫委員会』穂村 弘 ちくま文庫 2013年6月10日第一刷 「名言集・1 」 「俺、砂糖入れたっけ? 」 大学一年生のとき、喫茶店で同級生のムロタが云った言葉である。 そのとき、ムロタの目の

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『未必のマクベス』(早瀬耕)_書評という名の読書感想文

『未必のマクベス』早瀬 耕 ハヤカワ文庫 2017年7月25日発行 IT企業Jプロトコルの中井優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。同僚の伴浩輔とともにバンコクでの商談を成

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『フォルトゥナの瞳』(百田尚樹)_書評という名の読書感想文

『フォルトゥナの瞳』百田 尚樹 新潮文庫 2015年12月1日発行 幼い頃に家族を火事で失い天涯孤独の身となった木山慎一郎は友人も恋人もなく、自動車塗装工として黙々と働くだけの日々を送っていた。だが

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『十六夜荘ノート』(古内一絵)_書評という名の読書感想文

『十六夜荘ノート』古内 一絵 中公文庫 2017年9月25日初版 英国でこの世を去った大伯母・玉青から、高級住宅街にある屋敷 「十六夜荘」 を遺された雄哉。思わぬ遺産に飛びつくが、大伯母は面識のない

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『カエルの楽園』(百田尚樹)_書評という名の読書感想文

『カエルの楽園』百田 尚樹 新潮文庫 2017年9月1日発行 平和な地を求め旅に出たアマガエルのソクラテスとロベルトが辿り着いた安住の地 「ナパージュ」。そこでは心優しいツチガエルたちが、奇妙な戒律

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『おはなしして子ちゃん』(藤野可織)_書評という名の読書感想文

『おはなしして子ちゃん』藤野 可織 講談社文庫 2017年6月15日第一刷 理科準備室に並べられたホルマリン漬けの瓶。ただの無駄な存在に見えた標本のひとつが、けれども「私」には意外と使えた。クラスの

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『誘拐』(本田靖春)_書評という名の読書感想文

『誘拐』本田 靖春 ちくま文庫 2005年10月10日第一刷 東京オリンピックを翌年にひかえた1963年、東京の下町・入谷で起きた幼児誘拐、吉展ちゃん事件は、警察の失態により犯人取逃がしと被害者の死

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『カルマ真仙教事件(中)』(濱嘉之)_書評という名の読書感想文

『カルマ真仙教事件(中)』濱 嘉之 講談社文庫 2017年8月9日第一刷 上巻(17.6.15発行)は、第一章「端緒」に始まり、第四章「松林サリン事件」(松本サリン事件のこと)で終わります。ここで

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『彼女の人生は間違いじゃない』(廣木隆一)_書評という名の読書感想文

『彼女の人生は間違いじゃない』廣木 隆一 河出文庫 2017年7月20日初版 まだ薄暗い、早朝のいわき駅。東京行きの高速バスに乗り込む、金沢みゆき。まもなく太陽も昇りきり、田んぼに一列に並んだ高圧

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『片想い』(東野圭吾)_書評という名の読書感想文

『片想い』東野 圭吾 文春文庫 2004年8月10日第一刷 十年ぶりに再会した美月は、男の姿をしていた。彼女から、殺人を告白された哲朗は、美月の親友である妻とともに、彼女をかくまうが・・・・・・。十

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『神様の裏の顔』(藤崎翔)_書評という名の読書感想文

『神様の裏の顔』藤崎 翔 角川文庫 2016年8月25日初版 神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。・・・・・のだが、参列者たちが「神様」を偲ぶ中、

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『海神 (わだつみ)』(染井為人)_書評という名の読書感想文

『海神 (わだつみ)』染井 為人 光文社文庫 2024年2月20日

『百年と一日』(柴崎友香)_書評という名の読書感想文

『百年と一日』柴崎 友香 ちくま文庫 2024年3月10日 第1刷発

『燕は戻ってこない』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文

『燕は戻ってこない』桐野 夏生 集英社文庫 2024年3月25日 第

『羊は安らかに草を食み』(宇佐美まこと)_書評という名の読書感想文

『羊は安らかに草を食み』宇佐美 まこと 祥伝社文庫 2024年3月2

『逆転美人』(藤崎翔)_書評という名の読書感想文

『逆転美人』藤崎 翔 双葉文庫 2024年2月13日第15刷 発行

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