「 作家別(ま行) 」 一覧
『コンビニ人間』(村田沙耶香)_書評という名の読書感想文
2017/11/02 | 『コンビニ人間』(村田沙耶香), 作家別(ま行), 書評(か行), 村田沙耶香
『コンビニ人間』村田 沙耶香 文藝春秋 2016年7月30日第一刷 36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でも
『月魚』(三浦しをん)_書評という名の読書感想文
2017/09/15 | 『月魚』(三浦しをん), 三浦しをん, 作家別(ま行), 書評(か行)
『月魚』三浦 しをん 角川文庫 2004年5月25日初版 古書店 『無窮堂』 の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。瀬名垣の父親は 「せどり屋」 とよばれる古書界の嫌われ者だったが
『青が破れる』(町屋良平)_書評という名の読書感想文
2017/09/05 | 『青が破れる』(町屋良平), 作家別(ま行), 書評(あ行), 町屋良平
『青が破れる』町屋 良平 河出書房新社 2016年11月30日初版 この冬、彼女が死んで、友達が死んで、友達の彼女が死んだ。ボクサーになりたいが、なれない青年・秋吉。夏澄との不倫恋愛を重ねながら、ボ
『風に舞いあがるビニールシート』(森絵都)_書評という名の読書感想文
2017/08/19 | 『風に舞いあがるビニールシート』(森絵都), 作家別(ま行), 書評(か行), 森絵都
『風に舞いあがるビニールシート』森 絵都 文春文庫 2009年4月10日第一刷 第135回直木賞受賞作。愛しぬくことも愛されぬくこともできなかった日々を、今日も思っている。大切な何かのために懸命に生
『人生相談。』(真梨幸子)_書評という名の読書感想文
2017/07/31 | 『人生相談。』(真梨幸子), 作家別(ま行), 書評(さ行), 真梨幸子
『人生相談。』真梨 幸子 講談社文庫 2017年7月14日第一刷 父が遺してくれた家に、見知らぬ家族が住み着いた。しかも我が物顔で。「居候の女性が出て行ってくれません」。悩める十六歳から大洋新聞の「
『カラフル』(森絵都)_書評という名の読書感想文
2017/07/28 | 『カラフル』(森絵都), 作家別(ま行), 書評(か行), 森絵都
『カラフル』森 絵都 文春文庫 2007年9月10日第一刷 生前の罪により輪廻のサイクルから外されたぼくの魂が天使業界の抽選に当たり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし
『豆の上で眠る』(湊かなえ)_書評という名の読書感想文
2017/07/16 | 『豆の上で眠る』(湊かなえ), 作家別(ま行), 書評(ま行), 湊かなえ
『豆の上で眠る』湊 かなえ 新潮文庫 2017年7月1日発行 小学校一年生の時、結衣子の二歳上の姉・万佑子が失踪した。スーパーに残された帽子、不審な白い車の目撃証言、そして変質者の噂。必死に捜す結衣
『くっすん大黒』(町田康)_書評という名の読書感想文
2017/05/04 | 『くっすん大黒』(町田康), 作家別(ま行), 書評(か行), 町田康
『くっすん大黒』町田 康 文春文庫 2002年5月10日第一刷 三年前、ふと働くのが嫌になって仕事を辞め、毎日酒を飲んでぶらぶらしていたら妻が家を出て行った。誰もいない部屋に転がる不愉快きわまりない
『リバース』(湊かなえ)_書評という名の読書感想文
2017/04/12 | 『リバース』(湊かなえ), 作家別(ま行), 書評(ら行), 湊かなえ
『リバース』湊 かなえ 講談社文庫 2017年3月15日第一刷 深瀬和久は平凡なサラリーマン。自宅の近所にある〈クローバー・コーヒー〉に通うことが唯一の楽しみだ。そんな穏やかな生活が、越智美穂子との
『殺人出産』(村田沙耶香)_書評という名の読書感想文
2017/04/05 | 『殺人出産』(村田沙耶香), 作家別(ま行), 書評(さ行), 村田沙耶香
『殺人出産』村田 沙耶香 講談社文庫 2016年8月10日第一刷 今から百年前、殺人は悪だった。10人産んだら、1人殺せる。命を奪う者が命を造る「殺人出産システム」で人口を保つ日本。会社員の育子には
『しろいろの街の、その骨の体温の』(村田沙耶香)_書評という名の読書感想文
2017/02/17 | 『しろいろの街の、その骨の体温の』(村田沙耶香), 作家別(ま行), 書評(さ行), 村田沙耶香
『しろいろの街の、その骨の体温の』村田 沙耶香 朝日文庫 2015年7月30日第一刷 クラスでは目立たない存在の結佳。習字教室が一緒の伊吹陽太と仲良くなるが、次第に彼を「おもちゃ」にしたいという気持
『ハコブネ』(村田沙耶香)_書評という名の読書感想文
2017/01/09 | 『ハコブネ』(村田沙耶香), 作家別(ま行), 書評(は行), 村田沙耶香
『ハコブネ』村田 沙耶香 集英社文庫 2016年11月25日第一刷 セックスが辛く、もしかしたら自分は男なのではと思い、男装をするフリーターの里帆。そんな曖昧な里帆を責める椿は、暗闇でも日焼け止めを
『イヤミス短篇集』(真梨幸子)_書評という名の読書感想文
2016/12/21 | 『イヤミス短篇集』(真梨幸子), 作家別(ま行), 書評(あ行), 真梨幸子
『イヤミス短篇集』真梨 幸子 講談社文庫 2016年11月15日第一刷 小学生の頃のクラスメイトからかかってきた一本の電話。「覚えている? 会おうって約束したこと」。その声から蘇る、憧れだった美少女
『職業としての小説家』(村上春樹)_書評という名の読書感想文
2016/10/07 | 『職業としての小説家』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(さ行), 村上春樹
『職業としての小説家』村上 春樹 新潮文庫 2016年10月1日発行 第二回(章)「小説家になった頃」より 1978年4月のよく晴れた日の午後に、僕(30歳を目前にした村上春樹氏)は神宮球場に野
『少女』(湊かなえ)_書評という名の読書感想文
2016/10/04 | 『少女』(湊かなえ), 作家別(ま行), 書評(さ行), 湊かなえ
『少女』湊 かなえ 双葉文庫 2012年2月19日第一刷 親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った