「 作家別(や行) 」 一覧

『つみびと』(山田詠美)_書評という名の読書感想文

『つみびと』山田 詠美 中央公論新社 2019年5月25日初版 灼熱の夏、彼女はなぜ幼な子二人を置き去りにしたのか。 追い詰められた母親。死に行く子供たち。痛ましい事件の深層に

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『あのこは貴族』(山内マリコ)_書評という名の読書感想文

『あのこは貴族』山内 マリコ 集英社文庫 2019年5月25日第1刷 TOKYO NOBLE GIRL - 東京には貴族がいる 東京生まれの華子は、箱入り娘として何不自由なく育

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『慈雨』(柚月裕子)_書評という名の読書感想文

『慈雨』柚月 裕子 集英社文庫 2019年4月25日第1刷 警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。旅先で知った少女誘拐事件は、16年前に自らが捜査にあたった事件に酷似し

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『ひなた弁当』(山本甲士)_書評という名の読書感想文

『ひなた弁当』山本 甲士 小学館文庫 2019年3月20日第9刷 人員削減を行うことになった勤務先で、五十歳目前の芦溝良郎は、上司に騙され出向を受け入れる。紹介先の人材派遣会社では名

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『ウツボカズラの甘い息』(柚月裕子)_書評という名の読書感想文

『ウツボカズラの甘い息』柚月 裕子 幻冬舎文庫 2018年10月10日初版 容疑者は、ごく平凡な主婦 ・・・・・ のはずだった。殺人と巨額詐欺。交錯する二つの事件は人の狂気を炙り出す

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『橋を渡る』(吉田修一)_書評という名の読書感想文

『橋を渡る』吉田 修一 文春文庫 2019年2月10日第一刷 ビール会社の営業課長、明良。 都議会議員の夫と息子を愛する篤子。 TV局の報道ディレクター、謙一郎。 2014年の東京で

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『ノースライト』(横山秀夫)_書評という名の読書感想文

『ノースライト』横山 秀夫 新潮社 2019年2月28日発行 一家はどこへ消えたのか? 空虚な家になぜ一脚の椅子だけが残されていたのか? 一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走ら

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『悪人』(吉田修一)_書評という名の読書感想文

『悪人』吉田 修一 朝日文庫 2018年7月30日第一刷 福岡市内に暮らす保険外交員の石橋佳乃が、携帯サイトで知り合った金髪の土木作業員に殺された。二人が本当に会いたかった相手は誰だ

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『前世は兎』(吉村萬壱)_書評という名の読書感想文

『前世は兎』吉村 萬壱 集英社 2018年10月30日第一刷 7年余りを雌兎として生きた前世の記憶を持ち、常に交尾を欲し、数々の奇行に走る女。かつてつがいだった男と再会した女が遭遇し

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『本と鍵の季節』(米澤穂信)_書評という名の読書感想文

『本と鍵の季節』米澤 穂信 集英社 2018年12月20日第一刷 米澤穂信の新刊 『本と鍵の季節』 を読みました。相変わらずの安定感、その滑らかさには舌を巻きます。長編 『王とサーカス

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『犯罪小説集』(吉田修一)_書評という名の読書感想文

『犯罪小説集』吉田 修一 角川文庫 2018年11月25日初版 田園に続く一本道が分かれるY字路で、1人の少女が消息を絶った。犯人は不明のまま10年の時が過ぎ、少女の祖父の五郎や直前

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『いつか深い穴に落ちるまで』(山野辺太郎)_書評という名の読書感想文

『いつか深い穴に落ちるまで』山野辺 太郎 河出書房新社 2018年11月30日初版 戦後から現在まで続く 「秘密プロジェクト」 があった。発案者は、運輸省の若手官僚・山本清晴。敗戦か

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『リアル鬼ごっこ』(山田悠介)_書評という名の読書感想文

『リアル鬼ごっこ』山田 悠介 幻冬舎文庫 2015年4月1日75版 全国500万の 〈佐藤〉 姓を皆殺しにせよ! - 西暦3000年、国王はある日突然、7日間にわたる大量虐殺を決行した。生き残りを誓

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『電球交換士の憂鬱』(吉田篤弘)_書評という名の読書感想文

『電球交換士の憂鬱』吉田 篤弘 徳間文庫 2018年8月15日初刷 十文字扉、職業 「電球交換士」。節電が叫ばれLEDライトへの交換が進む昨今、仕事は多くない。それでも古き良きものにこだわる人の求め

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『テティスの逆鱗』(唯川恵)_書評という名の読書感想文

『テティスの逆鱗』唯川 恵 文春文庫 2014年2月10日第一刷 女優・西嶋條子の "売り" は、一にも二にもその "美貌" にあります。彼女の場合、自らの "美貌" こそが (女優として) 存在

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『海神 (わだつみ)』(染井為人)_書評という名の読書感想文

『海神 (わだつみ)』染井 為人 光文社文庫 2024年2月20日

『百年と一日』(柴崎友香)_書評という名の読書感想文

『百年と一日』柴崎 友香 ちくま文庫 2024年3月10日 第1刷発

『燕は戻ってこない』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文

『燕は戻ってこない』桐野 夏生 集英社文庫 2024年3月25日 第

『羊は安らかに草を食み』(宇佐美まこと)_書評という名の読書感想文

『羊は安らかに草を食み』宇佐美 まこと 祥伝社文庫 2024年3月2

『逆転美人』(藤崎翔)_書評という名の読書感想文

『逆転美人』藤崎 翔 双葉文庫 2024年2月13日第15刷 発行

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