「 書評(あ行) 」 一覧
『秋山善吉工務店』(中山七里)_書評という名の読書感想文
2019/09/04 | 『秋山善吉工務店』(中山七里), 中山七里, 作家別(な行), 書評(あ行)
『秋山善吉工務店』中山 七里 光文社文庫 2019年8月20日初版 父・秋山史親を火災で失った雅彦と太一、母・景子。止むを得ず史親の実家の工務店に身を寄せるが、彼らは昔気質の祖父・善
『凍てつく太陽』(葉真中顕)_書評という名の読書感想文
2019/08/30 | 『凍てつく太陽』(葉真中顕), 作家別(は行), 書評(あ行), 葉真中顕
『凍てつく太陽』葉真中 顕 幻冬舎 2019年1月31日第2版 昭和二十年 - 終戦間際の北海道・室蘭。逼迫した戦況を一変させるという陸軍の軍事機密 「カンナカムイ」 をめぐり、軍需
『あなたの不幸は蜜の味』(辻村深月ほか)_書評という名の読書感想文
2019/08/21 | 『あなたの不幸は蜜の味』(辻村深月ほか), 作家別(た行), 書評(あ行), 辻村深月
『あなたの不幸は蜜の味』辻村深月ほか PHP文芸文庫 2019年7月19日第1版 ある地方都市で起きた放火事件を通して、自意識過剰な人間の滑稽さを見つめた 「石蕗南地区の放火」、過食
『いかれころ』(三国美千子)_書評という名の読書感想文
2019/08/05 | 『いかれころ』(三国美千子), 三国美千子, 作家別(ま行), 書評(あ行)
『いかれころ』三国 美千子 新潮社 2019年6月25日発行 「ほんま私は、いかれころや」 母が河内弁で呟く 「踏んだり蹴ったり」 を何度聞いたことだろう。 南大阪のある一族に
『蟻の菜園/アントガーデン』(柚月裕子)_書評という名の読書感想文
2019/07/26 | 『蟻の菜園/アントガーデン』(柚月裕子), 作家別(や行), 書評(あ行), 柚月裕子
『蟻の菜園/アントガーデン』柚月 裕子 角川文庫 2019年6月25日初版 婚活サイトを利用した連続不審死事件に関与したとして、殺人容疑がかかる円藤冬香。しかし冬香には鉄壁のアリバイ
『逢魔が時に会いましょう』(荻原浩)_書評という名の読書感想文
2019/07/15 | 『逢魔が時に会いましょう』(荻原浩), 作家別(あ行), 書評(あ行), 荻原浩
『逢魔が時に会いましょう』荻原 浩 集英社文庫 2018年11月7日第2刷 大学4年生の高橋真矢は、映画研究会在籍の実力を買われ、アルバイトで民俗学者・布目准教授の助手となった。布目
『義弟 (おとうと)』(永井するみ)_書評という名の読書感想文
2019/06/12 | 『義弟 (おとうと)』(永井するみ), 作家別(な行), 書評(あ行), 永井するみ
『義弟 (おとうと)』永井 するみ 集英社文庫 2019年5月25日第1刷 克己と彩は血の繋がりのない義理の姉弟。成人した今、克己の彩に対する感情は、姉以上のものになっていた。そんな
『海の見える理髪店』(荻原浩)_書評という名の読書感想文
2019/05/29 | 『海の見える理髪店』(荻原浩), 作家別(あ行), 書評(あ行), 荻原浩
『海の見える理髪店』荻原 浩 集英社文庫 2019年5月25日第1刷 第155回直木賞受賞作 伝えられなかった言葉。忘れられない後悔。もしも 「あの時」 に戻ることができたら・
『あのこは貴族』(山内マリコ)_書評という名の読書感想文
2019/05/27 | 『あのこは貴族』(山内マリコ), 作家別(や行), 山内マリコ, 書評(あ行)
『あのこは貴族』山内 マリコ 集英社文庫 2019年5月25日第1刷 TOKYO NOBLE GIRL - 東京には貴族がいる 東京生まれの華子は、箱入り娘として何不自由なく育
『ウツボカズラの甘い息』(柚月裕子)_書評という名の読書感想文
2019/04/22 | 『ウツボカズラの甘い息』(柚月裕子), 作家別(や行), 書評(あ行), 柚月裕子
『ウツボカズラの甘い息』柚月 裕子 幻冬舎文庫 2018年10月10日初版 容疑者は、ごく平凡な主婦 ・・・・・ のはずだった。殺人と巨額詐欺。交錯する二つの事件は人の狂気を炙り出す
『あちらにいる鬼』(井上荒野)_書評という名の読書感想文
2019/03/18 | 『あちらにいる鬼』(井上荒野), 井上荒野, 作家別(あ行), 書評(あ行)
『あちらにいる鬼』井上 荒野 朝日新聞出版 2019年2月28日第1刷 小説家の父、美しい母、そして瀬戸内寂聴をモデルに、〈書くこと〉 と情愛によって貫かれた三人の 〈特別な関係〉
『女たちの避難所』(垣谷美雨)_書評という名の読書感想文
2019/03/13 | 『女たちの避難所』(垣谷美雨), 作家別(か行), 垣谷美雨, 書評(あ行)
『女たちの避難所』垣谷 美雨 新潮文庫 2017年7月1日発行 九死に一生を得た福子は津波から助けた少年と、乳飲み子を抱えた遠乃は舅や義兄と、息子とはぐれたシングルマザーの渚は一人、
『悪人』(吉田修一)_書評という名の読書感想文
2019/02/20 | 『悪人』(吉田修一), 作家別(や行), 吉田修一, 書評(あ行)
『悪人』吉田 修一 朝日文庫 2018年7月30日第一刷 福岡市内に暮らす保険外交員の石橋佳乃が、携帯サイトで知り合った金髪の土木作業員に殺された。二人が本当に会いたかった相手は誰だ
『1R 1分34秒』(町屋良平)_書評という名の読書感想文
2019/02/06 | 『1R 1分34秒』(町屋良平), 作家別(ま行), 書評(あ行), 町屋良平
『1R 1分34秒』町屋 良平 新潮社 2019年1月30日発行 デビュー戦を初回KOで飾ってから三敗一分。当ったかもしれないパンチ、これをしておけば勝てたかもしれない練習。考えすぎ
『夫の墓には入りません』(垣谷美雨)_書評という名の読書感想文
2019/02/04 | 『夫の墓には入りません』(垣谷美雨), 作家別(か行), 垣谷美雨, 書評(あ行)
『夫の墓には入りません』垣谷 美雨 中公文庫 2019年1月25日初版 どうして悲しくないんだろう。 夫が死んだというのに、何の感情も湧いてこない。 それどころか、祭壇に飾られた遺影を