「 書評(か行) 」 一覧
『仮面病棟』(知念実希人)_書評という名の読書感想文
2017/10/23 | 『仮面病棟』(知念実希人), 作家別(た行), 書評(か行), 知念実希人
『仮面病棟』知念 実希人 実業之日本社文庫 2014年12月15日初版 強盗犯により密室と化す病院 息詰まる心理戦の幕が開く! 療養型病院に強盗犯が籠城し、自らが撃った女の治療を要求した。事件に巻き
『個人教授』(佐藤正午)_書評という名の読書感想文
2017/10/05 | 『個人教授』(佐藤正午), 佐藤正午, 作家別(さ行), 書評(か行)
『個人教授』佐藤 正午 角川文庫 2014年3月25日初版 桜の花が咲くころ、休職中の新聞記者であるぼくは一つ年上の女と酒場で再会し、一夜をともにする。そして数ヶ月後、酒場を再び訪れたぼくが聞いたの
『献灯使』(多和田葉子)_書評という名の読書感想文
2017/09/25 | 『献灯使』(多和田葉子), 作家別(た行), 多和田葉子, 書評(か行)
『献灯使』多和田 葉子 講談社文庫 2017年8月9日第一刷 大災厄に見舞われ、外来語も自動車もインターネットもなくなり鎖国状態の日本。老人は百歳を過ぎても健康だが子どもは学校に通う体力もない。義郎
『月蝕楽園』(朱川湊人)_書評という名の読書感想文
2017/09/20 | 『月蝕楽園』(朱川湊人), 作家別(さ行), 書評(か行), 朱川湊人
『月蝕楽園』朱川 湊人 双葉文庫 2017年8月9日第一刷 癌で入院している会社の後輩。上司から容態がよくないことを知らされ、伝えてほしいことがあると言われた私は、激しい抵抗を感じながら病院に行く。
『月魚』(三浦しをん)_書評という名の読書感想文
2017/09/15 | 『月魚』(三浦しをん), 三浦しをん, 作家別(ま行), 書評(か行)
『月魚』三浦 しをん 角川文庫 2004年5月25日初版 古書店 『無窮堂』 の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。瀬名垣の父親は 「せどり屋」 とよばれる古書界の嫌われ者だったが
『カエルの楽園』(百田尚樹)_書評という名の読書感想文
2017/09/11 | 『カエルの楽園』(百田尚樹), 作家別(は行), 書評(か行), 百田尚樹
『カエルの楽園』百田 尚樹 新潮文庫 2017年9月1日発行 平和な地を求め旅に出たアマガエルのソクラテスとロベルトが辿り着いた安住の地 「ナパージュ」。そこでは心優しいツチガエルたちが、奇妙な戒律
『きみの友だち』(重松清)_書評という名の読書感想文
2017/08/28 | 『きみの友だち』(重松清), 作家別(さ行), 書評(か行), 重松清
『きみの友だち』重松 清 新潮文庫 2008年7月1日発行 わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる - 。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がき
『カルマ真仙教事件(中)』(濱嘉之)_書評という名の読書感想文
2017/08/21 | 『カルマ真仙教事件(中)』(濱嘉之), 作家別(は行), 書評(か行), 濱嘉之
『カルマ真仙教事件(中)』濱 嘉之 講談社文庫 2017年8月9日第一刷 上巻(17.6.15発行)は、第一章「端緒」に始まり、第四章「松林サリン事件」(松本サリン事件のこと)で終わります。ここで
『風に舞いあがるビニールシート』(森絵都)_書評という名の読書感想文
2017/08/19 | 『風に舞いあがるビニールシート』(森絵都), 作家別(ま行), 書評(か行), 森絵都
『風に舞いあがるビニールシート』森 絵都 文春文庫 2009年4月10日第一刷 第135回直木賞受賞作。愛しぬくことも愛されぬくこともできなかった日々を、今日も思っている。大切な何かのために懸命に生
『彼女の人生は間違いじゃない』(廣木隆一)_書評という名の読書感想文
2017/08/17 | 『彼女の人生は間違いじゃない』(廣木隆一), 作家別(は行), 廣木隆一, 書評(か行)
『彼女の人生は間違いじゃない』廣木 隆一 河出文庫 2017年7月20日初版 まだ薄暗い、早朝のいわき駅。東京行きの高速バスに乗り込む、金沢みゆき。まもなく太陽も昇りきり、田んぼに一列に並んだ高圧
『♯拡散忌望』(最東対地)_書評という名の読書感想文
2017/08/04 | 『♯拡散忌望』(最東対地), 作家別(さ行), 書評(か行), 最東対地
『♯拡散忌望』最東 対地 角川ホラー文庫 2017年6月25日初版 ある高校の生徒達の噂。〈ドロリンチョ@MW779〉 このアカウントからのツイートには要注意。晒された人は、頭の中身がどろどろに溶
『カラフル』(森絵都)_書評という名の読書感想文
2017/07/28 | 『カラフル』(森絵都), 作家別(ま行), 書評(か行), 森絵都
『カラフル』森 絵都 文春文庫 2007年9月10日第一刷 生前の罪により輪廻のサイクルから外されたぼくの魂が天使業界の抽選に当たり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし
『片想い』(東野圭吾)_書評という名の読書感想文
2017/07/18 | 『片想い』(東野圭吾), 作家別(は行), 書評(か行), 東野圭吾
『片想い』東野 圭吾 文春文庫 2004年8月10日第一刷 十年ぶりに再会した美月は、男の姿をしていた。彼女から、殺人を告白された哲朗は、美月の親友である妻とともに、彼女をかくまうが・・・・・・。十
『教団X』(中村文則)_書評という名の読書感想文
2017/07/12 | 『教団X』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(か行)
『教団X』中村 文則 集英社文庫 2017年6月30日第一刷 突然自分の前から姿を消した女性を探し、楢崎が辿り着いたのは、奇妙な老人を中心とした宗教団体、そして彼らと敵対する、性の解放を謳う謎のカル
『神様の裏の顔』(藤崎翔)_書評という名の読書感想文
2017/07/07 | 『神様の裏の顔』(藤崎翔), 作家別(は行), 書評(か行), 藤崎翔
『神様の裏の顔』藤崎 翔 角川文庫 2016年8月25日初版 神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。・・・・・のだが、参列者たちが「神様」を偲ぶ中、