「 書評(た行) 」 一覧
『たった、それだけ』(宮下奈都)_書評という名の読書感想文
2018/05/13 | 『たった、それだけ』(宮下奈都), 作家別(ま行), 宮下奈都, 書評(た行)
『たった、それだけ』宮下 奈都 双葉文庫 2017年1月15日第一刷 「逃げ切って」。贈賄の罪が発覚する前に、望月正幸を浮気相手の女性社員が逃す。告発するのは自分だというのに - 。正幸が失踪して、
『罪の余白』(芦沢央)_書評という名の読書感想文
2018/04/30 | 『罪の余白』(芦沢央), 作家別(あ行), 書評(た行), 芦沢央
『罪の余白』芦沢 央 角川文庫 2015年4月25日初版 どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまう - 。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。「全然悩んでいるようには見えなかった」。クラスメートから
『太陽のパスタ、豆のスープ』(宮下奈都)_書評という名の読書感想文
2018/03/19 | 『太陽のパスタ、豆のスープ』(宮下奈都), 作家別(ま行), 宮下奈都, 書評(た行)
『太陽のパスタ、豆のスープ』宮下 奈都 集英社文庫 2013年1月25日第一刷 結婚式直前に突然婚約を解消されてしまった明日羽(あすわ)。失意のどん底にいる彼女に、叔母のロッカさんが提案したのは "
『トリップ』(角田光代)_書評という名の読書感想文
2018/01/30 | 『トリップ』(角田光代), 作家別(か行), 書評(た行), 角田光代
『トリップ』角田 光代 光文社文庫 2007年2月20日初版 普通の人々が平凡に暮らす東京近郊の街。駆け落ちしそびれた高校生、クスリにはまる日常を送る主婦、パッとしない肉屋に嫁いだ主婦 - 。何とな
『舎人の部屋』(花村萬月)_書評という名の読書感想文
2018/01/25 | 『舎人の部屋』(花村萬月), 作家別(は行), 書評(た行), 花村萬月
『舎人の部屋』花村 萬月 双葉文庫 2018年1月14日第一刷 過食嘔吐を繰り返す小説家志望の自称モデル・宮島弥生を描いた前作『浄夜』の登場人物だった舎人憲人。果たして彼は弥生の想念のなかから生みだ
『月の満ち欠け』(佐藤正午)_書評という名の読書感想文
2018/01/17 | 『月の満ち欠け』(佐藤正午), 佐藤正午, 作家別(さ行), 書評(た行)
『月の満ち欠け』佐藤 正午 岩波書店 2017年4月5日第一刷 生きているうちに読むことができて本当によかった。そう思える一冊です。そして、できれば、あなたにとってもそうでありますように。 第1
『沈黙博物館』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2017/12/24 | 『沈黙博物館』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(た行)
『沈黙博物館』小川 洋子 ちくま文庫 2004年6月9日第一刷 耳縮小手術専用メス、シロイワバイソンの毛皮、切り取られた乳首・・・・・・・「私が求めたのは、その肉体が間違いなく存在しておったという証
『罪の声』(塩田武士)_書評という名の読書感想文
2017/11/24 | 『罪の声』(塩田武士), 作家別(さ行), 塩田武士, 書評(た行)
『罪の声』塩田 武士 講談社 2016年8月1日第一刷 多くの謎を残したまま未解決となった「グリコ・森永事件」の第一幕は社長の誘拐から始まった。会社施設への放火、菓子に毒物を混入し企業を脅迫。身代金
『終の住処』(磯崎憲一郎)_書評という名の読書感想文
2017/11/13 | 『終の住処』(磯崎憲一郎), 作家別(あ行), 書評(た行), 磯崎憲一郎
『終の住処』磯崎 憲一郎 新潮社 2009年7月25日発行 妻はそれきり11年、口をきかなかった - 。 30を過ぎて結婚した男女の遠く隔たったままの歳月。ガルシア=マルケスを思わせる感覚で、日常
『道徳の時間』(呉勝浩)_書評という名の読書感想文
2017/09/07 | 『道徳の時間』(呉勝浩), 作家別(か行), 呉勝浩, 書評(た行)
『道徳の時間』呉 勝浩 講談社文庫 2017年8月9日第一刷 道徳の時間を始めます。殺したのはだれ? - 有名陶芸家の死亡現場で、殺人をほのめかす落書きが見つかる。同じ頃、VJ(ビデオジャーナリスト
『断片的なものの社会学』(岸政彦)_書評という名の読書感想文
2017/07/20 | 『断片的なものの社会学』(岸政彦), 作家別(か行), 岸政彦, 書評(た行)
『断片的なものの社会学』岸 政彦 朝日出版社 2015年6月10日初版 「この本は何も教えてくれない。ただ深く豊かに惑うだけだ。そしてずっと、黙ってそばにいてくれる。小石や犬のように。私はこの本を必
『鳥の会議』(山下澄人)_書評という名の読書感想文
2017/06/01 | 『鳥の会議』(山下澄人), 作家別(や行), 山下澄人, 書評(た行)
『鳥の会議』山下 澄人 河出文庫 2017年3月30日初版 ぼくと神永、三上、長田はいつも一緒だ。ぼくがまさしにどつかれて左目を腫らしたと知ると、神永たちは仕返しにゲーセンに向かい、教師や先輩からの
『妻が椎茸だったころ』(中島京子)_書評という名の読書感想文
2017/05/28 | 『妻が椎茸だったころ』(中島京子), 中島京子, 作家別(な行), 書評(た行)
『妻が椎茸だったころ』中島 京子 講談社文庫 2016年12月15日第一刷 オレゴンの片田舎で出会った老婦人が、禁断の愛を語る「リズ・イェセンスカのゆるされざる新鮮な出会い」。暮らしている部屋まで知
『ツ、イ、ラ、ク』(姫野カオルコ)_書評という名の読書感想文
2017/05/26 | 『ツ、イ、ラ、ク』(姫野カオルコ), 作家別(は行), 姫野カオルコ, 書評(た行)
『ツ、イ、ラ、ク』姫野 カオルコ 角川文庫 2007年2月25日初版 地方。小さな町。閉鎖的なあの空気。班。体育館の裏。制服。渡り廊下。放課後。痛いほどリアルに甦るまっしぐらな日々 - 。給湯室。会
『魂萌え! 』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文
2017/05/07 | 『魂萌え! 』(桐野夏生), 作家別(か行), 書評(た行), 桐野夏生
『魂萌え! 』桐野 夏生 毎日新聞社 2005年4月25日発行 夫婦ふたりで平穏な生活を送っていた関口敏子、59歳。63歳の夫・隆之が心臓麻痺で急死し、その人生は一変した。8年ぶりにあらわれ強引に同