「 書評(は行) 」 一覧
『火のないところに煙は』(芦沢央)_絶対に疑ってはいけない。
2020/03/20 | 『火のないところに煙は』(芦沢央), 作家別(あ行), 書評(は行), 芦沢央
『火のないところに煙は』芦沢 央 新潮社 2019年1月25日8刷 「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」。突然の依頼に、かつての凄惨な体験が作家の脳裏に浮かぶ。解けない謎、救えなかっ
『ぼくとおれ』(朝倉かすみ)_たったひとつの選択が人生を変える。ってかあ!?
2020/03/16 | 『ぼくとおれ』(朝倉かすみ), 作家別(あ行), 書評(は行), 朝倉かすみ
『ぼくとおれ』朝倉 かすみ 実業之日本社文庫 2020年2月15日初版 1972年9月28日。北海道の同じ病院で生まれた 「ぼく」 蒲生栄人と 「おれ」 仁村拓郎。ふたりは毎日 〈ス
『初恋』(大倉崇裕)_世界29の映画祭が熱狂! 渾身の小説化
2020/02/27 | 『初恋』(大倉崇裕), 作家別(あ行), 大倉崇裕, 書評(は行)
『初恋』大倉 崇裕 徳間文庫 2020年2月15日初刷 あの三池崇史監督が 「さらば、バイオレンス!! 」 とコメントする "初恋" の世界とは? 三池崇史監督最新作のタイトル
『貘の耳たぶ』(芦沢央)_取り替えた、母。取り替えられた、母。
2020/02/21 | 『貘の耳たぶ』(芦沢央), 作家別(あ行), 書評(は行), 芦沢央
『貘の耳たぶ』芦沢 央 幻冬舎文庫 2020年2月10日初版 あの子は、私の子だ。血の繋がりなんて、なんだというのだろう。新生児を取り替えたのは、出産直後の実の母親だった。切なすぎる
『BUTTER』(柚木麻子)_梶井真奈子、通称カジマナという女
2020/02/19 | 『BUTTER』(柚木麻子), 作家別(や行), 書評(は行), 柚木麻子
『BUTTER』柚木 麻子 新潮文庫 2020年2月1日発行 木嶋佳苗事件から8年。獄中から溶け出す女の欲望が、すべてを搦め捕っていく - 男たちから次々に金を奪った末、三件
『ファーストラヴ』(島本理生)_彼女はなぜ、そうしなければならなかったのか。
2020/02/17 | 『ファーストラヴ』(島本理生), 作家別(さ行), 島本理生, 書評(は行)
『ファーストラヴ』島本 理生 文春文庫 2020年2月10日第1刷 第159回直木賞受賞作、島本理生の 『ファーストラヴ』 を読みました。 おそらくは、こんなにも哀しい "初恋"
『ほどけるとける』(大島真寿美)_彼女がまだ何者でもない頃の話
2020/01/27 | 『ほどけるとける』(大島真寿美), 作家別(あ行), 大島真寿美, 書評(は行)
『ほどけるとける』大島 真寿美 角川文庫 2019年12月25日初版 どうにも先が見えなくて、めんどくさくて、将来の夢もわからない - 。確固たる理由もないまま高校を突発的に中退し、
『僕のなかの壊れていない部分』(白石一文)_僕には母と呼べる人がいたのだろうか。
2019/12/18 | 『僕のなかの壊れていない部分』(白石一文), 作家別(さ行), 書評(は行), 白石一文
『僕のなかの壊れていない部分』白石 一文 文春文庫 2019年11月10日第1刷 「自分の人生にとって本質的なことからは決して逃れられない」 美しい恋人・枝里子をサプラ
『儚い羊たちの祝宴』(米澤穂信)_名手が放つ邪悪な五つの物語
2019/11/25 | 『儚い羊たちの祝宴』(米澤穂信), 作家別(や行), 書評(は行), 米澤穂信
『儚い羊たちの祝宴』米澤 穂信 新潮文庫 2019年6月5日12刷 味わえ、絶対零度の恐怖を。ラストの1行で世界が反転。新世代ミステリの旗手が放つ衝撃の暗黒連作。 夢想家のお嬢
『ファーストクラッシュ』(山田詠美)_ 私を見て。誰より “私を” 見てほしい。
2019/11/20 | 『ファーストクラッシュ』(山田詠美), 作家別(や行), 山田詠美, 書評(は行)
『ファーストクラッシュ』山田 詠美 文藝春秋 2019年10月30日第1刷 初恋、それは身も心も砕くもの。- 母を亡くし、高見澤家で暮らすことになった少年に、三姉妹はそれぞれに心を奪
『不時着する流星たち』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2019/11/15 | 『不時着する流星たち』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(は行)
『不時着する流星たち』小川 洋子 角川文庫 2019年6月25日初版 私はなぜこの人の小説を読みたいと思うのだろう? 読むと大抵は後悔する。理解が及ばないからです。それでも又読
『パレートの誤算』(柚月裕子)_書評という名の読書感想文
2019/11/08 | 『パレートの誤算』(柚月裕子), 作家別(や行), 書評(は行), 柚月裕子
『パレートの誤算』柚月 裕子 祥伝社文庫 2019年4月20日初版 ベテランケースワーカーの山川が殺された。新人職員の牧野聡美は彼のあとを継ぎ、生活保護受給世帯を訪問し支援を行うこと
『ひりつく夜の音』(小野寺史宜)_書評という名の読書感想文
2019/10/18 | 『ひりつく夜の音』(小野寺史宜), 作家別(あ行), 小野寺史宜, 書評(は行)
『ひりつく夜の音』小野寺 史宜 新潮文庫 2019年10月1日発行 大人の男はなかなか泣かない。ではなぜ、下田保幸は、その夜ひとりで泣いてしまったのか? すべてをあきらめていた男が、も
『ふじこさん』(大島真寿美)_書評という名の読書感想文
2019/10/16 | 『ふじこさん』(大島真寿美), 作家別(あ行), 大島真寿美, 書評(は行)
『ふじこさん』大島 真寿美 講談社文庫 2019年2月15日第1刷 離婚寸前の両親の間で自分がモノのように取り合いされることにうんざりしている小学生のリサ。別居中の父が住むマンション
『バック・ステージ』(芦沢央)_書評という名の読書感想文
2019/10/07 | 『バック・ステージ』(芦沢央), 作家別(あ行), 書評(は行), 芦沢央
『バック・ステージ』芦沢 央 角川文庫 2019年9月25日初版 「まさか、こうきたか」 幕が上がったら一気読み! 注目作家の痛快ミステリ! 新入社員の松尾は忘れ物で戻った