「 書評(や行) 」 一覧
『四十回のまばたき』(重松清)_書評という名の読書感想文
2018/09/24 | 『四十回のまばたき』(重松清), 作家別(さ行), 書評(や行), 重松清
『四十回のまばたき』重松 清 幻冬舎文庫 2018年7月25日18版 結婚7年目の売れない翻訳家圭司は、事故で妻を亡くし、寒くなると「冬眠」する奇病を持つ義妹耀子と冬を越すことになる。多数の男と関係
『よるのふくらみ』(窪美澄)_書評という名の読書感想文
2018/08/17 | 『よるのふくらみ』(窪美澄), 作家別(か行), 書評(や行), 窪美澄
『よるのふくらみ』窪 美澄 新潮文庫 2016年10月1日発行 以下はすべてが解説からの抜粋です。よくよく考えて、今回は尾崎世界観さんの文章こそを読んでほしいと思いました。(もちろん全文ではありま
『安岡章太郎 戦争小説集成』(安岡章太郎)_書評という名の読書感想文
2018/07/20 | 『安岡章太郎 戦争小説集成』(安岡章太郎), 作家別(や行), 安岡章太郎, 書評(や行)
『安岡章太郎 戦争小説集成』安岡 章太郎 中公文庫 2018年6月25日初版 満州北部の孫呉に応召した安木加介。この万年二等兵の眼を通して軍隊生活をユーモアを交えて描き出した長篇 「遁走」。「銃」「
『ユートピア』(湊かなえ)_書評という名の読書感想文
2018/07/16 | 『ユートピア』(湊かなえ), 作家別(ま行), 書評(や行), 湊かなえ
『ユートピア』湊 かなえ 集英社文庫 2018年6月30日第一刷 第29回 山本周五郎賞受賞作 太平洋を望む美しい景観の港町・鼻崎町。先祖代々からの住人と新たな入居者が混在するその町で生まれ育った
『夢に抱かれて見る闇は』(岡部えつ)_書評という名の読書感想文
2018/06/06 | 『夢に抱かれて見る闇は』(岡部えつ), 作家別(あ行), 岡部えつ, 書評(や行)
『夢に抱かれて見る闇は』岡部 えつ 角川ホラー文庫 2018年5月25日初版 男を初めて部屋に上げるときは、かなりの勇気がいる。もしこの男に、見えてしまったら。もうすぐ40歳の真千子の部屋には、かつ
『ヤイトスエッド』(吉村萬壱)_書評という名の読書感想文
2018/05/10 | 『ヤイトスエッド』(吉村萬壱), 作家別(や行), 吉村萬壱, 書評(や行)
『ヤイトスエッド』吉村 萬壱 徳間文庫 2018年5月15日初刷 近所に憧れの老作家・坂下宙ぅ吉が引っ越してきた。私は宙ぅ吉のデビュー作「三つ編み腋毛」を再読する。そして少しでも彼に近付きたいという
『夜のピクニック』(恩田陸)_書評という名の読書感想文
2018/05/08 | 『夜のピクニック』(恩田陸), 作家別(あ行), 恩田陸, 書評(や行)
『夜のピクニック』恩田 陸 新潮文庫 2006年9月5日発行 高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に
『夜は終わらない』上下 (星野智幸)_書評という名の読書感想文
2018/03/07 | 『夜は終わらない』上下 (星野智幸), 作家別(は行), 星野智幸, 書評(や行)
『夜は終わらない』上下 星野 智幸 講談社文庫 2018年2月15日第一刷 「婚約者が自殺した」との報せを受けた玲緒奈。しかし彼女には、次に殺す予定の別の婚約者がいた。男を惑わし、財産を奪い、殺す。
『夜の木の下で』(湯本香樹実)_書評という名の読書感想文
2017/11/26 | 『夜の木の下で』(湯本香樹実), 作家別(や行), 書評(や行), 湯本香樹実
『夜の木の下で』湯本 香樹実 新潮文庫 2017年11月1日発行 話したかったことと、話せなかったこと。はじめての秘密。ゆれ惑う仄かなエロス。つないだ手の先の安堵と信頼。生と死のあわい。読み進めるに
『遊佐家の四週間』(朝倉かすみ)_書評という名の読書感想文
2017/09/09 | 『遊佐家の四週間』(朝倉かすみ), 作家別(あ行), 書評(や行), 朝倉かすみ
『遊佐家の四週間』朝倉 かすみ 祥伝社文庫 2017年7月20日初版 羽衣子(ういこ)の親友・みえ子が遊佐家に四週間ほど居候することになった。みえ子は異様な容貌だが、大富豪の娘。美しく貧しい家庭で育
『誘拐』(本田靖春)_書評という名の読書感想文
2017/08/23 | 『誘拐』(本田靖春), 作家別(は行), 書評(や行), 本田靖春
『誘拐』本田 靖春 ちくま文庫 2005年10月10日第一刷 東京オリンピックを翌年にひかえた1963年、東京の下町・入谷で起きた幼児誘拐、吉展ちゃん事件は、警察の失態により犯人取逃がしと被害者の死
『指の骨』(高橋弘希)_書評という名の読書感想文
2017/08/15 | 『指の骨』(高橋弘希), 作家別(た行), 書評(や行), 高橋弘希
『指の骨』高橋 弘希 新潮文庫 2017年8月1日発行 太平洋戦争中、激戦地となった南洋の島で、野戦病院に収容された若き兵士は何を見たのか。圧倒的リアリティで選考委員を驚愕させた第46回新潮新人賞受
『やりたいことは二度寝だけ』(津村記久子)_書評という名の読書感想文
2017/07/30 | 『やりたいことは二度寝だけ』(津村記久子), 作家別(た行), 書評(や行), 津村記久子
『やりたいことは二度寝だけ』津村 記久子 講談社文庫 2017年7月14日第一刷 毎日アッパッパー姿で会社に行き、仕事の合間に1.5Lの紅茶を飲み、帰りは商店街をふらふら歩く。検索やノート集め、炭水
『湯を沸かすほどの熱い愛』(中野量太)_書評という名の読書感想文
2017/07/14 | 『湯を沸かすほどの熱い愛』(中野量太), 中野量太, 作家別(な行), 書評(や行)
『湯を沸かすほどの熱い愛』中野 量太 文春文庫 2016年10月10日第一刷 夫が出奔し家業の銭湯は休業状態。そんな幸野双葉に突然、余命二ヶ月の宣告が。その時から双葉は「絶対にやっておくべきこと」を
『ユリゴコロ』(沼田まほかる)_書評という名の読書感想文
2017/05/19 | 『ユリゴコロ』(沼田まほかる), 作家別(な行), 書評(や行), 沼田まほかる
『ユリゴコロ』沼田 まほかる 双葉文庫 2014年1月12日第一刷 ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題された4冊のノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。この一家の過去にいっ