『らんちう』(赤松利市)_書評という名の読書感想文

『らんちう』赤松 利市 双葉社 2018年11月25日第一刷 「犯人はここにいる全員です」 あなたは6人の独白に戦慄するだろう。そして読後、理解した真実に驚愕する。 リゾート旅館の総支配人が従業員

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『作家刑事毒島』(中山七里)_書評という名の読書感想文

『作家刑事毒島』中山 七里 幻冬舎文庫 2018年10月10日初版 内容についての紹介文を、二つ掲載します。(文庫の裏に書いてある) まずはスタンダードな方から。 新人賞の選考に関わる編集者の刺殺

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『アカガミ』(窪美澄)_書評という名の読書感想文

『アカガミ』窪 美澄 河出文庫 2018年10月20日初版 渋谷で出会った謎の女性に勧められ、ミツキは国が設立したお見合いシステム 「アカガミ」 に志願した。異性と話すことすらままならない彼女にとっ

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『東京零年』(赤川次郎)_書評という名の読書感想文

『東京零年』赤川 次郎 集英社文庫 2018年10月25日第一刷 殺されたはずの男が生きていた - 。 電車のホームから落ちた生田目健司を救った永沢亜紀。 二人が出会ったとき、運命の歯車が大きく動き

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『あの家に暮らす四人の女』(三浦しおん)_書評という名の読書感想文

『あの家に暮らす四人の女』三浦 しおん 中公文庫 2018年9月15日7刷 ここは杉並の古びた洋館。父の行方を知らない刺繍作家の佐知と気ままな母・鶴代、佐知の友人の雪乃 (毒舌) と多恵美 (ダメ男

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『妻籠め』(佐藤洋二郎)_書評という名の読書感想文

『妻籠め』佐藤 洋二郎 小学館文庫 2018年10月10日初版 父を亡くし、少年の頃の怪我がもとで足が不自由になったわたしは、母に気兼ねする内向的な性格になっていた。そして青春時代に、恩師とも言える

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『ジャズをかける店がどうも信用できないのだが・・・・・・。』(姫野 カオルコ)_書評という名の読書感想文

『ジャズをかける店がどうも信用できないのだが・・・・・・。』姫野 カオルコ 徳間文庫 2016年3月15日初刷 ファンデーションは女性全員をブスにするのに、すっぴんに大騒ぎするのはおかしい。「おまえ

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『異邦人(いりびと)』(原田マハ)_書評という名の読書感想文

『異邦人(いりびと)』原田 マハ PHP文芸文庫 2018年3月22日第一刷 たかむら画廊の青年専務・篁一輝(たかむら・かずき) と結婚した有吉美術館の副館長・菜穂は、出産を控えて東京を離れ、京都に

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『あなたが消えた夜に』(中村文則)_書評という名の読書感想文

『あなたが消えた夜に』中村 文則 朝日文庫 2018年11月15日発行 連続通り魔殺人事件の容疑者 "コートの男" を追う所轄の刑事・中島と捜査一課の女刑事・小橋。しかし、それはさらなる悲劇の序章に

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『霧/ウラル』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文

『霧/ウラル』桜木 紫乃 小学館文庫 2018年11月11日初版 北海道最東端・根室は、国境の町である。戦前からこの町を動かしてきた河之辺水産の社長には、三人の娘がいた。長女智鶴は国政を目指す大旗運

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『悪い恋人』(井上荒野)_書評という名の読書感想文

『悪い恋人』井上 荒野 朝日文庫 2018年7月30日第一刷 恋人に 「わたしをさがさないで」 とわざわざ書き置きを残して失踪するとき、そのひとの心には 「あなたの言いなりにはもうならない」 とい

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『謎の毒親/相談小説』(姫野カオルコ)_書評という名の読書感想文

『謎の毒親/相談小説』姫野 カオルコ 新潮文庫 2018年11月1日初版 命の危険はなかった。けれどいちばん恐ろしい場所は 〈我が家〉 でした - 。母の一周忌があった週末、光世は数十年ぶりに文容堂

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『恋』(小池真理子)_書評という名の読書感想文

『恋』小池 真理子 新潮文庫 2017年4月25日11刷 1972年冬。全国を震撼させた浅間山荘事件の蔭で、一人の女が引き起こした発砲事件。当時学生だった布美子は、大学助教授・片瀬と妻の雛子との奔放

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『ダンデライオン』(中田永一)_書評という名の読書感想文

『ダンデライオン』中田 永一 小学館 2018年10月30日初版 「くちびるに歌を」 以来7年ぶりの長編小説 11歳の下野蓮司はある日、病院で目覚めると大人の姿になっていた。20年の歳月が流れてい

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『静かに、ねぇ、静かに』(本谷有希子)_書評という名の読書感想文

『静かに、ねぇ、静かに』本谷 有希子 講談社 2018年8月21日第一刷 芥川賞受賞から2年、本谷有希子が描くSNS狂騒曲!  海外旅行でインスタにアップする写真で "本当" を実感する僕たち、ネ

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『揺籠のアディポクル』(市川憂人)_書評という名の読書感想文

『揺籠のアディポクル』市川 憂人 講談社文庫 2024年3月15日

『海神 (わだつみ)』(染井為人)_書評という名の読書感想文

『海神 (わだつみ)』染井 為人 光文社文庫 2024年2月20日

『百年と一日』(柴崎友香)_書評という名の読書感想文

『百年と一日』柴崎 友香 ちくま文庫 2024年3月10日 第1刷発

『燕は戻ってこない』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文

『燕は戻ってこない』桐野 夏生 集英社文庫 2024年3月25日 第

『羊は安らかに草を食み』(宇佐美まこと)_書評という名の読書感想文

『羊は安らかに草を食み』宇佐美 まこと 祥伝社文庫 2024年3月2

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