『教場2』(長岡弘樹)_書評という名の読書感想文
2017/12/22 | 『教場2』(長岡弘樹), 作家別(な行), 書評(か行), 長岡弘樹
『教場2』長岡 弘樹 小学館文庫 2017年12月11日初版 必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。白髪隻眼の鬼教官・風間公親のもとに、初任科第百期短期課程の生
2017/12/22 | 『教場2』(長岡弘樹), 作家別(な行), 書評(か行), 長岡弘樹
『教場2』長岡 弘樹 小学館文庫 2017年12月11日初版 必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。白髪隻眼の鬼教官・風間公親のもとに、初任科第百期短期課程の生
2017/12/20 | 『宰相A』(田中慎弥), 作家別(た行), 書評(さ行), 田中慎弥
『宰相A』田中 慎弥 新潮文庫 2017年12月1日発行 揃いの国民服に身を包む金髪碧眼の「日本人」に、武力による平和実現の大義を説く黒髪の首相A。母の墓参に帰郷したはずが、「日本国」の違法侵入者と
2017/12/18 | 『凶獣』(石原慎太郎), 作家別(あ行), 書評(か行), 石原慎太郎
『凶獣』石原 慎太郎 幻冬舎 2017年9月20日第一刷 神はなぜこのような人間を創ったのか? 2001年6月8日、未曽有の事件は起こった。大阪府池田市の小学校に刃物を持って侵入した宅間守は逃げま
2017/12/16 | 『孤狼の血』(柚月裕子), 作家別(や行), 書評(か行), 柚月裕子
『孤狼の血』柚月 裕子 角川文庫 2017年8月25日初版 昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。飢えた狼のごとく強引に
2017/12/14 | 『絶叫委員会』(穂村弘), 作家別(は行), 書評(さ行), 穂村弘
『絶叫委員会』穂村 弘 ちくま文庫 2013年6月10日第一刷 「名言集・1 」 「俺、砂糖入れたっけ? 」 大学一年生のとき、喫茶店で同級生のムロタが云った言葉である。 そのとき、ムロタの目の
2017/12/12 | 『崖の館』(佐々木丸美), 佐々木丸美, 作家別(さ行), 書評(か行)
『崖の館』佐々木 丸美 創元推理文庫 2006年12月22日初版 哀しい伝説を秘めた百人浜の断崖に聳える白い洋館。そこに住まう資産家のおばのもとに、高校生の涼子は五人のいとこたちとともに、いつものよ
2017/12/10 | 『お引っ越し』(真梨幸子), 作家別(ま行), 書評(あ行), 真梨幸子
『お引っ越し』真梨 幸子 角川文庫 2017年11月25日初版 内見したマンションはおしゃれな街のおしゃれな造り、環境も間取りも条件も申し分ない。ここに決めてしまおうか? しかし白い壁に小さな穴を見
2017/12/07 | 『シャイロックの子供たち』(池井戸潤), 作家別(あ行), 書評(さ行), 池井戸潤
『シャイロックの子供たち』池井戸 潤 文春文庫 2008年11月10日第一刷 ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪・・・・・・・!? "たたき上げ"
2017/12/05 | 『アミダサマ』(沼田まほかる), 作家別(な行), 書評(あ行), 沼田まほかる
『アミダサマ』沼田 まほかる 光文社文庫 2017年11月20日初版 まるで吸い寄せられるように二人の男が訪れた廃車置場。そこにうち捨てられた冷蔵庫の中にいたのは、死にかけた裸の幼女だった。男の一人
2017/12/03 | 『はぶらし』(近藤史恵), 作家別(か行), 書評(は行), 近藤史恵
『はぶらし』近藤 史恵 幻冬舎文庫 2014年10月10日初版 脚本家として順調に生活する鈴音(36歳)が、高校時代の友達・水絵に突然呼び出された。子連れの水絵は離婚し、リストラに遭ったことを打ち明
2017/11/30 | 『夏の庭 The Friends 』(湯本香樹実), 作家別(や行), 書評(な行), 湯本香樹実
『夏の庭 The Friends 』湯本 香樹実 新潮文庫 1994年2月25日発行 町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休み
2017/11/28 | 『木洩れ日に泳ぐ魚』(恩田陸), 作家別(あ行), 恩田陸, 書評(か行)
『木洩れ日に泳ぐ魚』恩田 陸 文春文庫 2010年11月10日第一刷 舞台は、アパートの一室。別々の道を歩むことが決まった男女が最後の夜を徹し語り合う。初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの
2017/11/26 | 『夜の木の下で』(湯本香樹実), 作家別(や行), 書評(や行), 湯本香樹実
『夜の木の下で』湯本 香樹実 新潮文庫 2017年11月1日発行 話したかったことと、話せなかったこと。はじめての秘密。ゆれ惑う仄かなエロス。つないだ手の先の安堵と信頼。生と死のあわい。読み進めるに
2017/11/24 | 『罪の声』(塩田武士), 作家別(さ行), 塩田武士, 書評(た行)
『罪の声』塩田 武士 講談社 2016年8月1日第一刷 多くの謎を残したまま未解決となった「グリコ・森永事件」の第一幕は社長の誘拐から始まった。会社施設への放火、菓子に毒物を混入し企業を脅迫。身代金
2017/11/22 | 『悪いものが、来ませんように』(芦沢央), 作家別(あ行), 書評(わ行), 芦沢央
『悪いものが、来ませんように』芦沢 央 角川文庫 2016年8月25日発行 大志の平らな胸に、紗英がゆっくりと体重を預けていく。ころりと寄り添うように転がり、余韻を味わうように天井を仰いで並んだ。
『揺籠のアディポクル』市川 憂人 講談社文庫 2024年3月15日
『海神 (わだつみ)』染井 為人 光文社文庫 2024年2月20日
『百年と一日』柴崎 友香 ちくま文庫 2024年3月10日 第1刷発
『燕は戻ってこない』桐野 夏生 集英社文庫 2024年3月25日 第
『羊は安らかに草を食み』宇佐美 まこと 祥伝社文庫 2024年3月2