『太陽は気を失う』(乙川優三郎)_書評という名の読書感想文
2017/03/05 | 『太陽は気を失う』(乙川優三郎), 乙川優三郎, 作家別(あ行), 書評(た行)
『太陽は気を失う』乙川 優三郎 文芸春秋 2015年7月5日第一刷 人は(多かれ少なかれ)こんな思いに駆られ、老いさらばえてやがて骸となる。自分がそうなる前に読めてよかった。そう思える本です。 生
2017/03/05 | 『太陽は気を失う』(乙川優三郎), 乙川優三郎, 作家別(あ行), 書評(た行)
『太陽は気を失う』乙川 優三郎 文芸春秋 2015年7月5日第一刷 人は(多かれ少なかれ)こんな思いに駆られ、老いさらばえてやがて骸となる。自分がそうなる前に読めてよかった。そう思える本です。 生
2017/03/03 | 『おとぎのかけら/新釈西洋童話集』(千早茜), 作家別(た行), 千早茜, 書評(あ行)
『おとぎのかけら/新釈西洋童話集』千早 茜 集英社文庫 2013年8月25日第一刷 母親から育児放棄されかけている幼い兄と妹は、花火大会の夜にデパートでわざと迷子になる。公園で出会った女に連れて行か
2017/03/01 | 『ぴんぞろ』(戌井昭人), 作家別(あ行), 戌井昭人, 書評(は行)
『ぴんぞろ』戌井 昭人 講談社文庫 2017年2月15日初版 浅草・酉の市でイカサマ賭博に巻き込まれた脚本家の「おれ」は、まるでサイコロの目に導かれるように、地方のさびれた温泉街に辿り着く。そこであ
2017/02/27 | 『ファイナルガール』(藤野可織), 作家別(は行), 書評(は行), 藤野可織
『ファイナルガール』藤野 可織 角川文庫 2017年1月25日初版 どこで見初められたのか、私にはストーカーがついている。もう何年も。そして私の結婚が決まったあとも、携帯に電話をかけてくる(「去勢」
2017/02/24 | 『孤独論/逃げよ、生きよ』(田中慎弥), 作家別(た行), 書評(か行), 田中慎弥
『孤独論/逃げよ、生きよ』田中 慎弥 徳間書店 2017年2月28日初版 作家デビューまで貫き通した孤独な15年間。追い込まれた者だけが知る最終兵器としての思考 - 。孤高の芥川賞作家、窮地からの人
2017/02/22 | 『これからお祈りにいきます』(津村記久子), 作家別(た行), 書評(か行), 津村記久子
『これからお祈りにいきます』津村 記久子 角川文庫 2017年1月25日初版 高校生シゲルの町には、自分の体の「取られたくない」部分を工作して、神様に捧げる奇妙な祭りがある。父親は不倫中、弟は不登校
2017/02/20 | 『笹の舟で海をわたる』(角田光代), 作家別(か行), 書評(さ行), 角田光代
『笹の舟で海をわたる』角田 光代 毎日新聞社 2014年9月15日第一刷 終戦から10年、主人公・左織(さおり)は22歳の時、銀座で女に声をかけられる。風美子(ふみこ)と名乗る女は、左織と疎開先が一
2017/02/17 | 『しろいろの街の、その骨の体温の』(村田沙耶香), 作家別(ま行), 書評(さ行), 村田沙耶香
『しろいろの街の、その骨の体温の』村田 沙耶香 朝日文庫 2015年7月30日第一刷 クラスでは目立たない存在の結佳。習字教室が一緒の伊吹陽太と仲良くなるが、次第に彼を「おもちゃ」にしたいという気持
2017/02/15 | 『虫娘』(井上荒野), 井上荒野, 作家別(あ行), 書評(ま行)
『虫娘』井上 荒野 小学館文庫 2017年2月12日初版 四月の雪の日。あの夜、シェアハウスで開かれたパーティーで、一体何があったのか? 「樅木照はもう死んでいた」という衝撃的な一行からこの物語は始
2017/02/13 | 『整形美女』(姫野カオルコ), 作家別(は行), 姫野カオルコ, 書評(さ行)
『整形美女』姫野 カオルコ 光文社文庫 2015年5月20日初版 二十歳の繭村甲斐子は、大きな瞳と高い鼻、豊かな乳房とくびれたウエストを持つ女性だった。だが、彼女は名医・大曾根に懇願し、全身整形をす
2017/02/10 | 『死にぞこないの青』(乙一), 乙一, 作家別(あ行), 書評(さ行)
『死にぞこないの青』乙一 幻冬舎文庫 2001年10月25日初版 飼育係になりたいがために嘘をついてしまったマサオは、大好きだった羽田先生から嫌われてしまう。先生は、他の誰かが宿題を忘れてきたり授業
2017/02/07 | 『哀原』(古井由吉), 作家別(は行), 古井由吉, 書評(あ行)
『哀原』古井 由吉 文芸春秋 1977年11月25日第一刷 原っぱにいたよ、風に吹かれていた、年甲斐もない、と友人はおかしそうに言う。 夢だったのだろうね、と私は毎度なかば相槌のような口調で答える。
2017/02/06 | 『ロゴスの市』(乙川優三郎), 乙川優三郎, 作家別(あ行), 書評(ら行)
『ロゴスの市』乙川 優三郎 徳間書店 2015年11月30日初版 至福の読書時間を約束します。乙川文学の新しい姿がここに! 昭和55年、弘之と悠子は、大学のキャンパスで出会う。翻訳家と同時通訳と
2017/02/03 | 『舞台』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(は行), 西加奈子
『舞台』西 加奈子 講談社文庫 2017年1月13日第一刷 太宰治『人間失格』を愛する29歳の葉太。初めての海外、ガイドブックを丸暗記してニューヨーク旅行に臨むが、初日の盗難で無一文になる。間抜けと
2017/02/01 | 『雨の夜、夜行列車に』(赤川次郎), 作家別(あ行), 書評(あ行), 赤川次郎
『雨の夜、夜行列車に』赤川 次郎 角川文庫 2017年1月25日初版 「今夜、九時の列車よ - 」組織の金を盗んで命を狙われている逃走中の宮部は、自宅で彼を待ち続けている妻の亜紀子と、夜行列車で落ち
『海神 (わだつみ)』染井 為人 光文社文庫 2024年2月20日
『百年と一日』柴崎 友香 ちくま文庫 2024年3月10日 第1刷発
『燕は戻ってこない』桐野 夏生 集英社文庫 2024年3月25日 第
『羊は安らかに草を食み』宇佐美 まこと 祥伝社文庫 2024年3月2
『逆転美人』藤崎 翔 双葉文庫 2024年2月13日第15刷 発行