『マチネの終わりに』(平野啓一郎)_書評という名の読書感想文
2016/12/26 | 『マチネの終わりに』(平野啓一郎), 作家別(は行), 平野啓一郎, 書評(ま行)
『マチネの終わりに』平野 啓一郎 朝日新聞出版 2016年4月15日第一刷 物語は、中年にさしかかった天才的クラシック・ギタリスト、蒔野聡史(38)とフランスのRFP通信社で働く国際的ジャーナリス
2016/12/26 | 『マチネの終わりに』(平野啓一郎), 作家別(は行), 平野啓一郎, 書評(ま行)
『マチネの終わりに』平野 啓一郎 朝日新聞出版 2016年4月15日第一刷 物語は、中年にさしかかった天才的クラシック・ギタリスト、蒔野聡史(38)とフランスのRFP通信社で働く国際的ジャーナリス
2016/12/23 | 『静かな炎天』(若竹七海), 作家別(わ行), 書評(さ行), 若竹七海
『静かな炎天』若竹 七海 文春文庫 2016年8月10日第一刷 ひき逃げで息子に重傷を負わせた男の素行調査。疎遠になっている従妹の消息。依頼が順調に解決する真夏の日。晶はある疑問を抱く(「静かな炎天
2016/12/21 | 『イヤミス短篇集』(真梨幸子), 作家別(ま行), 書評(あ行), 真梨幸子
『イヤミス短篇集』真梨 幸子 講談社文庫 2016年11月15日第一刷 小学生の頃のクラスメイトからかかってきた一本の電話。「覚えている? 会おうって約束したこと」。その声から蘇る、憧れだった美少女
2016/12/18 | 『四とそれ以上の国』(いしいしんじ), いしいしんじ, 作家別(あ行), 書評(や行)
『四とそれ以上の国』いしい しんじ 文春文庫 2012年4月10日第一刷 高松の親戚にひきとられたきょうだいの一人が人形浄瑠璃に魅せられる。塩祭りの夜にきょうだいたちに何かが起こる。(「塩」)列車の
2016/12/16 | 『あひる』(今村夏子), 今村夏子, 作家別(あ行), 書評(あ行)
『あひる』今村 夏子 書肆侃侃房 2016年11月21日第一刷 あひるを飼うことになった家族と学校帰りに集まってくる子供たち。一瞬幸せな日常の危うさが描かれた「あひる」。おばあちゃんと孫たち、近所の
2016/12/14 | 『問いのない答え』(長嶋有), 作家別(な行), 書評(た行), 長嶋有
『問いのない答え』長嶋 有 文春文庫 2016年7月10日第一刷 何をしていましたか? ツイッターに投げられた質問に思い思いの答えを返す人たち。問いの全文が知らされるのは答えが出揃ってから - 小説
2016/12/12 | 『幻年時代』(坂口恭平), 作家別(さ行), 坂口恭平, 書評(か行)
『幻年時代』坂口 恭平 幻冬舎文庫 2016年12月10日初版 4才の春。電電公社の巨大団地を出て初めて幼稚園に向かった。なんの変哲もないこの400mの道行きは、自由を獲得するための冒険のはじまりだ
2016/12/09 | 『薄闇シルエット』(角田光代), 作家別(か行), 書評(あ行), 角田光代
『薄闇シルエット』角田 光代 角川文庫 2009年6月25日初版 「結婚してやる。ちゃんとしてやんなきゃな」と恋人に得意げに言われ、ハナは「なんかつまんねえ」と反発する。共同経営する下北沢の古着屋で
2016/12/07 | 『寝ても覚めても』(柴崎友香), 作家別(さ行), 書評(な行), 柴崎友香
『寝ても覚めても』柴崎 友香 河出文庫 2014年5月20日初版 謎の男・麦(ばく)に出会いたちまち恋に落ちた朝子。だが彼はほどなく姿を消す。三年後、東京に引っ越しした朝子は、麦に生き写しの男と出会
2016/12/05 | 『櫛挽道守(くしひきちもり)』(木内昇), 作家別(か行), 書評(か行), 木内昇
『櫛挽道守(くしひきちもり)』木内 昇 集英社文庫 2016年11月25日第一刷 幕末の木曽山中。神業と呼ばれるほどの腕を持つ父に憧れ、櫛挽職人を目指す登瀬。しかし女は嫁して子をなし、家を守ることが
2016/12/02 | 『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』(尾形真理子), 作家別(あ行), 尾形真理子, 書評(さ行)
『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』尾形 真理子 幻冬舎文庫 2014年2月10日初版 年下に片思いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる化粧品会社勤務のOL・・
2016/11/30 | 『赤頭巾ちゃん気をつけて』(庄司薫), 作家別(さ行), 庄司薫, 書評(あ行)
『赤頭巾ちゃん気をつけて』庄司 薫 中公文庫 1995年11月18日初版 女の子にもマケズ、ゲバルトにもマケズ、男の子いかに生くべきか。東大入試を中止に追込んだ既成秩序の崩壊と大衆社会化の中で、さま
2016/11/28 | 『浮遊霊ブラジル』(津村記久子), 作家別(た行), 書評(は行), 津村記久子
『浮遊霊ブラジル』津村 記久子 文芸春秋 2016年10月20日第一刷 「給水塔と亀」(2013年川端康成文学賞受賞作) おそらくはこの本の中で一番地味な話。大した起伏もなく、何事もないような感
2016/11/25 | 『阿蘭陀西鶴』(朝井まかて), 作家別(あ行), 書評(あ行), 朝井まかて
『阿蘭陀西鶴』朝井 まかて 講談社文庫 2016年11月15日第一刷 江戸時代を代表する作家・井原西鶴。彼の娘おあいは、盲目の身ながら、亡き母に代わり料理も裁縫もこなす。一方、西鶴は、手前勝手でええ
2016/11/23 | 『十一月に死んだ悪魔』(愛川晶), 作家別(あ行), 愛川晶, 書評(さ行)
『十一月に死んだ悪魔』愛川 晶 文春文庫 2016年11月10日第一刷 売れない小説家「碧井聖」こと柏原育弥は、妻子に見限られて家を追われた上、やっかいな発作に悩まされていた。突然意識が遠のき、視界
『オーブランの少女』深緑 野分 創元推理文庫 2019年6月21日
『揺籠のアディポクル』市川 憂人 講談社文庫 2024年3月15日
『海神 (わだつみ)』染井 為人 光文社文庫 2024年2月20日
『百年と一日』柴崎 友香 ちくま文庫 2024年3月10日 第1刷発
『燕は戻ってこない』桐野 夏生 集英社文庫 2024年3月25日 第