『歩いても 歩いても』(是枝裕和)_書評という名の読書感想文
2016/10/17 | 『歩いても 歩いても』(是枝裕和), 作家別(か行), 是枝裕和, 書評(あ行)
『歩いても 歩いても』是枝 裕和 幻冬舎文庫 2016年4月30日初版 今日は15年前に亡くなった横山家の長男の命日。いい歳をして、現在失業中の次男・良多は、久々の帰郷に気が重い。家長としての威厳に
2016/10/17 | 『歩いても 歩いても』(是枝裕和), 作家別(か行), 是枝裕和, 書評(あ行)
『歩いても 歩いても』是枝 裕和 幻冬舎文庫 2016年4月30日初版 今日は15年前に亡くなった横山家の長男の命日。いい歳をして、現在失業中の次男・良多は、久々の帰郷に気が重い。家長としての威厳に
2016/10/14 | 『花や咲く咲く』(あさのあつこ), あさのあつこ, 作家別(あ行), 書評(は行)
『花や咲く咲く』あさの あつこ 実業之日本社文庫 2016年10月15日初版 昭和18年、初夏。小さな温泉旅館の娘・三芙美は、女学校の友だちと、思いがけず手に入った美しい布でブラウスを縫い始める。お
2016/10/13 | 『沈黙』(遠藤周作), 作家別(あ行), 書評(た行), 遠藤周作
『沈黙』遠藤 周作 新潮文庫 1981年10月15日発行 島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制のあくまで厳しい日本に潜入したポルトガル司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問
2016/10/11 | 『貴婦人Aの蘇生』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(か行)
『貴婦人Aの蘇生』小川 洋子 朝日文庫 2005年12月30日第一刷 北極グマの剥製に顔をつっこんで絶命した伯父。死んだ動物たちに刺繍をほどこす伯母。この謎の貴婦人はロマノフ王朝の最後の生き残りなの
2016/10/09 | 『名短篇、ここにあり』(北村薫/宮部みゆき編), 作家別(か行), 北村薫, 書評(ま行)
『名短篇、ここにあり』北村薫/宮部みゆき編 ちくま文庫 2008年1月10日第一刷 「少女架刑」吉村 昭 迎えの自動車が来たのだ。六畳一間きりの空間を私の仰臥した体が占めているので、母が内職に彩
2016/10/07 | 『職業としての小説家』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(さ行), 村上春樹
『職業としての小説家』村上 春樹 新潮文庫 2016年10月1日発行 第二回(章)「小説家になった頃」より 1978年4月のよく晴れた日の午後に、僕(30歳を目前にした村上春樹氏)は神宮球場に野
2016/10/04 | 『少女』(湊かなえ), 作家別(ま行), 書評(さ行), 湊かなえ
『少女』湊 かなえ 双葉文庫 2012年2月19日第一刷 親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った
2016/10/02 | 『猿の見る夢』(桐野夏生), 作家別(か行), 書評(さ行), 桐野夏生
『猿の見る夢』桐野 夏生 講談社 2016年8月8日第一刷 薄井正明、59歳。元大手銀行勤務で、出向先ではプチ・エリート生活を謳歌している。近く都内に二世帯住宅を建築予定で、十年来の愛人・美優樹との
2016/09/27 | 『臣女(おみおんな)』(吉村萬壱), 作家別(や行), 吉村萬壱, 書評(あ行)
『臣女(おみおんな)』吉村 萬壱 徳間文庫 2016年9月15日初版 夫の浮気を知った妻は身体が巨大化していった。絶望感と罪悪感に苛まれながら、夫は異形のものと化して行く妻を世間の目から隠して懸命に
2016/09/26 | 『ヒポクラテスの誓い』(中山七里), 中山七里, 作家別(な行), 書評(は行)
『ヒポクラテスの誓い』中山 七里 祥伝社文庫 2016年6月20日初版第一刷 浦和医大・法医学教室に「試用期間」として入った研修医の栂野真琴。彼女を出迎えたのは偏屈者の法医学の権威、光崎藤次郎教授と
2016/09/23 | 『だれかの木琴』(井上荒野), 井上荒野, 作家別(あ行), 書評(た行)
『だれかの木琴』井上 荒野 幻冬舎文庫 2014年2月10日初版 主婦・小夜子が美容師・海斗から受け取った、一本のメール。それを開いた瞬間から、小夜子は自分でも理解できない感情に突き動かされ、海斗へ
2016/09/21 | 『嗤う名医』(久坂部羊), 久坂部羊, 作家別(か行), 書評(わ行)
『嗤う名医』久坂部 羊 集英社文庫 2016年8月25日第一刷 脊柱管狭窄症で尿道に管を入れられ自宅で寝たきりの状態を強いられている男性は、嫁に浣腸を頼むのが憂鬱だ。あげくに嫁は看護婦や医師にわたし
2016/09/19 | 『告白』(湊かなえ), 作家別(ま行), 書評(か行), 湊かなえ
『告白』湊 かなえ 双葉文庫 2010年4月11日第一刷 「愛美は死にました。しかし、事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」 我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルーム
2016/09/16 | 『箱庭図書館』(乙一), 乙一, 作家別(あ行), 書評(は行)
『箱庭図書館』乙一 集英社文庫 2013年11月25日第一刷 僕が小説を書くようになったのには、心に秘めた理由があった(「小説家の作り方」)。ふたりぼっちの文芸部で、先輩と過ごしたイタい毎日(「青春
2016/09/14 | 『この年齢(とし)だった! 』(酒井順子), 作家別(さ行), 書評(か行), 酒井順子
『この年齢(とし)だった! 』酒井 順子 集英社文庫 2015年8月25日第一刷 中の一編、夭折の詩人・金子みすゞについての話を紹介したいと思います。山口県の日本海側にある仙崎という漁港。かつては
『オーブランの少女』深緑 野分 創元推理文庫 2019年6月21日
『揺籠のアディポクル』市川 憂人 講談社文庫 2024年3月15日
『海神 (わだつみ)』染井 為人 光文社文庫 2024年2月20日
『百年と一日』柴崎 友香 ちくま文庫 2024年3月10日 第1刷発
『燕は戻ってこない』桐野 夏生 集英社文庫 2024年3月25日 第