『泡沫日記』(酒井順子)_書評という名の読書感想文
2016/07/29 | 『泡沫日記』(酒井順子), 作家別(さ行), 書評(は行), 酒井順子
『泡沫日記』酒井 順子 集英社文庫 2016年6月30日第一刷 初体験。それは若者だけのものではなく、中年期は〈初体験ラッシュの第2ステージ〉なのだ。自分の心身の衰えのみならず、親の死、祖母の介
2016/07/29 | 『泡沫日記』(酒井順子), 作家別(さ行), 書評(は行), 酒井順子
『泡沫日記』酒井 順子 集英社文庫 2016年6月30日第一刷 初体験。それは若者だけのものではなく、中年期は〈初体験ラッシュの第2ステージ〉なのだ。自分の心身の衰えのみならず、親の死、祖母の介
2016/07/27 | 『自分を好きになる方法』(本谷有希子), 作家別(ま行), 書評(さ行), 本谷有希子
『自分を好きになる方法』本谷 有希子 講談社文庫 2016年6月15日第一刷 16歳のランチ、28歳のプロポーズ前夜、34歳の結婚記念日、47歳のクリスマス、3歳のお昼寝タイム、63歳の何もない
2016/07/25 | 『ぼくは落ち着きがない』(長嶋有), 作家別(な行), 書評(は行), 長嶋有
『ぼくは落ち着きがない』長嶋 有 光文社文庫 2011年5月20日初版 両開きのドアを押して入るとカウンターがある。そこは西部劇の酒場・・・・ではなく図書室だった。桜ヶ丘高校の図書部員・望美は今
2016/07/22 | 『田舎の紳士服店のモデルの妻』(宮下奈都), 作家別(ま行), 宮下奈都, 書評(あ行)
『田舎の紳士服店のモデルの妻』宮下 奈都 文春文庫 2013年6月10日第一刷 東京から夫の故郷に移り住むことになった梨々子。田舎行きに途惑い、夫とすれ違い、恋に胸を騒がせ、変ってゆく子供たちの成長
2016/07/21 | 『グラジオラスの耳』(井上荒野), 井上荒野, 作家別(あ行), 書評(か行)
『グラジオラスの耳』井上 荒野 光文社文庫 2003年1月20日初版 グラジオラスの耳 単行本の刊行は1991年5月、井上荒野の第1創作集です。表題作「グラジオラスの耳
2016/07/18 | 『こちらあみ子』(今村夏子), 今村夏子, 作家別(あ行), 書評(か行)
『こちらあみ子』今村 夏子 ちくま文庫 2014年6月10日第一刷 あみ子は、少し風変りな女の子。優しい父、一緒に登下校をしてくれる兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母、憧れの同級生のり君。
2016/07/15 | 『家系図カッター』(増田セバスチャン), 作家別(ま行), 増田セバスチャン, 書評(か行)
『家系図カッター』増田 セバスチャン 角川文庫 2016年4月25日初版 料理もせず子育てに無関心の母。秘密裏に離婚届を出し愛人と出来ちゃった再婚した父。常に情緒不安定な妹。凄絶な家庭に育ち荒れ
2016/07/13 | 『八月六日上々天氣』(長野まゆみ), 作家別(な行), 書評(は行), 長野まゆみ
『八月六日上々天氣』長野 まゆみ 河出文庫 2011年7月10日初版 昭和20年8月6日、広島は雲ひとつない快晴だった - 東京の女学校に通う15歳の珠紀。戦争の影が濃くなるなか、友人たちは次々軍人
2016/07/11 | 『キッドナップ・ツアー』(角田光代), 作家別(か行), 書評(か行), 角田光代
『キッドナップ・ツアー』角田 光代 新潮文庫 2003年7月1日発行 五年生の夏休みの第一日目、私はユウカイ(=キッドナップ)された。犯人は二か月前から家にいなくなっていたおとうさん。だらしなくて、
2016/07/08 | 『ほろびぬ姫』(井上荒野), 井上荒野, 作家別(あ行), 書評(は行)
『ほろびぬ姫』井上 荒野 新潮文庫 2016年6月1日発行 両親を事故で失くしたみさきは19歳で美術教師の夫と結婚した。それから4年。あなたはあなたが連れてきた - 嵐の晩、彼女の前にふたりの「あな
2016/07/06 | 『買い物とわたし/お伊勢丹より愛をこめて』(山内マリコ), 作家別(や行), 山内マリコ, 書評(か行)
『買い物とわたし/お伊勢丹より愛をこめて』山内 マリコ 文春文庫 2016年3月10日第一刷 あれはたしか、25歳をちょっと過ぎたころ。久しぶりに会った高校の同級生の財布がルイ・ヴィトンの長財布
2016/07/04 | 『ブータン、これでいいのだ』(御手洗瑞子), 作家別(ま行), 御手洗瑞子, 書評(は行)
『ブータン、これでいいのだ』御手洗 瑞子 新潮文庫 2016年6月1日発行 クリーニングに出したセーターの袖は千切れているし、給湯器は壊れてお湯が噴出するし、仕事はまったく思い通りに運ばない。「
2016/06/30 | 『推定脅威』(未須本有生), 作家別(ま行), 書評(さ行), 未須本有生
『推定脅威』未須本 有生 文春文庫 2016年6月10日第一刷 - ごく簡単に紹介すると、こんなストーリーになります。 自衛隊戦闘機「TF-1」がスクランブル飛行中に墜落するという異常事態を受け
2016/06/27 | 『八月の青い蝶』(周防柳), 作家別(さ行), 周防柳, 書評(は行)
『八月の青い蝶』周防 柳 集英社文庫 2016年5月25日第一刷 急性骨髄性白血病で自宅療養することになった亮輔は、中学生のときに被爆していた。大日本帝国陸軍・一〇〇式司令部偵察機搭乗員のひとり息子
2016/06/24 | 『ピンザの島』(ドリアン助川), ドリアン助川, 作家別(た行), 書評(は行)
『ピンザの島』ドリアン 助川 ポプラ文庫 2016年6月5日第一刷 アルバイトで南の島を訪れた涼介は、「ピンザ」と呼ばれるヤギの乳でチーズをつくる夢を追い始める。だが、その挑戦は島のタブーにふれ
『揺籠のアディポクル』市川 憂人 講談社文庫 2024年3月15日
『海神 (わだつみ)』染井 為人 光文社文庫 2024年2月20日
『百年と一日』柴崎 友香 ちくま文庫 2024年3月10日 第1刷発
『燕は戻ってこない』桐野 夏生 集英社文庫 2024年3月25日 第
『羊は安らかに草を食み』宇佐美 まこと 祥伝社文庫 2024年3月2