『アイ・アム まきもと』(黒野伸一 著 倉本裕 脚本)_書評という名の読書感想文

『アイ・アム まきもと』黒野伸一 著 倉本裕 脚本 徳間文庫 2022年9月15日初刷

9.30 [Fri.] 全国公開  主演 阿部サダヲ × 監督 水田伸生
ちょっと迷惑な男が “まき” 起こす奇跡のストーリー

空気が 読めない
人の話を 聞かない
なかなか心を 開かない

小さな市役所の市民福祉局員、牧本壮、48歳。空気が読めない、人の話を聞かない、心を開かない。そんな牧本の仕事は、身寄りがなく亡くなった人の葬儀を出し、無縁墓地に埋葬する 「おみおくり係」。ある日牧本は、亡くなった老人・蕪木の部屋を訪れる。葬儀の参列者を探すため、遺品の携帯と娘らしき少女の写真を頼りに彼の足跡を辿るが、係の廃止が決定に。果たして牧本は最後の 「おみおくり」 を無事行うことができるのか? ちょっと迷惑な男が “まき” 起こす奇跡の物語。(徳間文庫)

テレビのコマーシャルかなんかで、この映画のことを知りました。この手の話が大好きで、映画館で観たいなあなどと思っていたら、先日書店でこの本を見つけました。

小説は読みました。映画は、これから。

阿部サダヲ、だから観たいと思います。小説もいいですが、たぶん、映画の方がもっといいと思います。

この本を読んでみてください係数 85/100

◆黒野 伸一
1959年神奈川県生まれ。
作品 「ア・ハッピーファミリー」「限界集落株式会社」「かもめ幼稚園」「国会議員基礎テスト」等

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