「 作家別(さ行) 」 一覧
『私の息子はサルだった』(佐野洋子)_書評という名の読書感想文
2018/05/20 | 『私の息子はサルだった』(佐野洋子), 佐野洋子, 作家別(さ行), 書評(わ行)
『私の息子はサルだった』佐野 洋子 新潮文庫 2018年5月1日発行 何でもやってくれ。子供時代を充分子供として過ごしてくれたらそれでいい - 本を読んで、お話をして、とせがんだ幼い息子。好きな女の
『また次の春へ』(重松清)_書評という名の読書感想文
2018/04/20 | 『また次の春へ』(重松清), 作家別(さ行), 書評(ま行), 重松清
『また次の春へ』重松 清 文春文庫 2016年3月10日第一刷 終わりから、始まる。厄災で断ち切られたもの、それでもまた巡り来るもの。喪失の悲しみと、再生への祈りを描く、7つの小さな物語。冬を越え
『青くて痛くて脆い』(住野よる)_書評という名の読書感想文
2018/04/06 | 『青くて痛くて脆い』(住野よる), 住野よる, 作家別(さ行), 書評(あ行)
『青くて痛くて脆い』住野 よる 角川書店 2018年3月2日初版 『君の膵臓をたべたい』 著者が放つ、最旬青春小説! 人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学1年生の春、僕は秋好寿乃に出
『さよなら、田中さん』(鈴木るりか)_書評という名の読書感想文
2018/03/30 | 『さよなら、田中さん』(鈴木るりか), 作家別(さ行), 書評(さ行), 鈴木るりか
『さよなら、田中さん』鈴木 るりか 小学館 2017年10月17日初版 花実はじつにあっけらかんとしています。自分の家が貧乏であること。母が(建築現場や解体現場で)力仕事をしていること。死んだと母
『ぼぎわんが、来る』(澤村伊智)_書評という名の読書感想文
2018/03/09 | 『ぼぎわんが、来る』(澤村伊智), 作家別(さ行), 書評(は行), 澤村伊智
『ぼぎわんが、来る』澤村 伊智 角川ホラー文庫 2018年2月25日初版 幸せな新婚生活をおくっていた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘
『月の満ち欠け』(佐藤正午)_書評という名の読書感想文
2018/01/17 | 『月の満ち欠け』(佐藤正午), 佐藤正午, 作家別(さ行), 書評(た行)
『月の満ち欠け』佐藤 正午 岩波書店 2017年4月5日第一刷 生きているうちに読むことができて本当によかった。そう思える一冊です。そして、できれば、あなたにとってもそうでありますように。 第1
『身の上話』(佐藤正午)_書評という名の読書感想文
2017/12/28 | 『身の上話』(佐藤正午), 佐藤正午, 作家別(さ行), 書評(ま行)
『身の上話』佐藤 正午 光文社文庫 2011年11月10日初版 あなたに知っておいてほしいのは、人間にとって秘密を守るのはむずかしいということです。たとえひとりでも、あなたがだれかに当せんしたことを
『崖の館』(佐々木丸美)_書評という名の読書感想文
2017/12/12 | 『崖の館』(佐々木丸美), 佐々木丸美, 作家別(さ行), 書評(か行)
『崖の館』佐々木 丸美 創元推理文庫 2006年12月22日初版 哀しい伝説を秘めた百人浜の断崖に聳える白い洋館。そこに住まう資産家のおばのもとに、高校生の涼子は五人のいとこたちとともに、いつものよ
『罪の声』(塩田武士)_書評という名の読書感想文
2017/11/24 | 『罪の声』(塩田武士), 作家別(さ行), 塩田武士, 書評(た行)
『罪の声』塩田 武士 講談社 2016年8月1日第一刷 多くの謎を残したまま未解決となった「グリコ・森永事件」の第一幕は社長の誘拐から始まった。会社施設への放火、菓子に毒物を混入し企業を脅迫。身代金
『渡良瀬』(佐伯一麦)_書評という名の読書感想文
2017/11/17 | 『渡良瀬』(佐伯一麦), 佐伯一麦, 作家別(さ行), 書評(わ行)
『渡良瀬』佐伯 一麦 新潮文庫 2017年7月1日発行 南條拓は一家で古河に移ってきた。緘黙症の長女、川崎病の長男の療養を考えてのことだった。技術に誇りを持っていた電気工の職を捨て、配電盤の製造工場で
『それを愛とは呼ばず』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文
2017/10/20 | 『それを愛とは呼ばず』(桜木紫乃), 作家別(さ行), 書評(さ行), 桜木紫乃
『それを愛とは呼ばず』桜木 紫乃 幻冬舎文庫 2017年10月10日初版 妻を失った上に会社を追われ、故郷を離れた五十四歳の亮介。十年所属した芸能事務所をクビになった二十九歳の紗希。行き場を失った二
『老老戦記』(清水義範)_書評という名の読書感想文
2017/10/09 | 『老老戦記』(清水義範), 作家別(さ行), 書評(ら行), 清水義範
『老老戦記』清水 義範 新潮文庫 2017年9月1日発行 グループホームの老人たちがクイズ大会に参加した。珍解答を期待する主催者を手玉に取る面々。覚醒した彼らは海外旅行に出かけ、合コンに妖しく浮き立
『個人教授』(佐藤正午)_書評という名の読書感想文
2017/10/05 | 『個人教授』(佐藤正午), 佐藤正午, 作家別(さ行), 書評(か行)
『個人教授』佐藤 正午 角川文庫 2014年3月25日初版 桜の花が咲くころ、休職中の新聞記者であるぼくは一つ年上の女と酒場で再会し、一夜をともにする。そして数ヶ月後、酒場を再び訪れたぼくが聞いたの
『アンダーリポート/ブルー』(佐藤正午)_書評という名の読書感想文
2017/09/30 | 『アンダーリポート/ブルー』(佐藤正午), 佐藤正午, 作家別(さ行), 書評(あ行)
『アンダーリポート/ブルー』佐藤 正午 小学館文庫 2015年9月13日初版 15年前、ある地方都市のマンションで男が撲殺される事件が起こった。凶器は金属バット。死体の第一発見者は被害者の隣人で、