「 作家別(な行) 」 一覧
『彼女がその名を知らない鳥たち』(沼田まほかる)_書評という名の読書感想文
2016/04/06 | 『彼女がその名を知らない鳥たち』(沼田まほかる), 作家別(な行), 書評(か行), 沼田まほかる
『彼女がその名を知らない鳥たち』沼田 まほかる 幻冬舎文庫 2009年10月10日初版 8年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから15歳年上の男・陣治と暮らし始める。下品で、貧相で、地
『さよならドビュッシー』(中山七里)_書評という名の読書感想文
2016/03/26 | 『さよならドビュッシー』(中山七里), 中山七里, 作家別(さ行), 作家別(な行)
『さよならドビュッシー』中山 七里 宝島社 2011年1月26日第一刷 ピアニストからも絶賛! ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遥、16歳。祖父と従姉妹とともに
『佐渡の三人』(長嶋有)_書評という名の読書感想文
2016/02/27 | 『佐渡の三人』(長嶋有), 作家別(な行), 書評(さ行), 長嶋有
『佐渡の三人』長嶋 有 講談社文庫 2015年12月15日第一刷 物書きの「私」は、ひきこもりの弟、古道具屋の父とともに佐渡への旅に出る。目的は、祖父母の隣家に住む「おばちゃん」の骨を、郷里の墓
『形影相弔・歪んだ忌日』(西村賢太)_書評という名の読書感想文
2016/02/04 | 『形影相弔・歪んだ忌日』(西村賢太), 作家別(な行), 書評(か行), 西村賢太
『形影相弔・歪んだ忌日』西村 賢太 新潮文庫 2016年1月1日発行 僅かに虚名が上がり、アブク銭は得たものの内実が伴わぬ北町貫多は虚無の中にいた。折から、藤澤淸造の自筆原稿が古書の大市で出品さ
『映画にまつわるXについて』(西川美和)_書評という名の読書感想文
2015/12/07 | 『映画にまつわるXについて』(西川美和), 作家別(な行), 書評(あ行), 西川美和
『映画にまつわるXについて』西川 美和 実業之日本社文庫 2015年8月15日初版 西川美和が書いた初めてのエッセイ集です。一番最初に出てくる話と、一番最後の話を書こうと思います。 まずは
『ふる』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2015/12/03 | 『ふる』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(は行), 西加奈子
『ふる』西 加奈子 河出文庫 2015年11月20日初版 繰り返し花しすの前に現れる、何人もの「新田人生」を名乗る男たち。寝たきりのまま亡くなった祖母と、祖母の介護をする母。モニター越しに性器
『悪と仮面のルール』(中村文則)_書評という名の読書感想文
2015/11/25 | 『悪と仮面のルール』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(あ行)
『悪と仮面のルール』中村 文則 講談社文庫 2013年10月16日第一刷 父から「悪の欠片」として育てられることになった僕は、「邪」の家系を絶つため父の殺害を決意する。それは、すべて屋敷に引き取
『ゆれる』(西川美和)_書評という名の読書感想文
2015/11/18 | 『ゆれる』(西川美和), 作家別(な行), 書評(や行), 西川美和
『ゆれる』西川 美和 文春文庫 2012年8月10日第一刷 故郷の田舎町を嫌い都会へと飛び出した勝ち気な弟・猛と、実家にとどまり家業を継いだ温厚な兄・稔。対照的な二人の関わりは、猛の幼なじみであ
『その日東京駅五時二十五分発』(西川美和)_書評という名の読書感想文
2015/10/28 | 『その日東京駅五時二十五分発』(西川美和), 作家別(な行), 書評(さ行), 西川美和
『その日東京駅五時二十五分発』西川 美和 新潮文庫 2015年1月1日発行 ぼくは何も考えてない。ぼくは、何も何もできない。頑張って、モールス信号を覚えたって、まだ、空は燃えている - 。終戦の
『ふくわらい』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2015/10/21 | 『ふくわらい』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(は行), 西加奈子
『ふくわらい』西 加奈子 朝日文庫 2015年9月30日第一刷 マルキ・ド・サドをもじって名づけられた、書籍編集者の鳴木戸定。彼女は幼い頃、紀行作家の父に連れられて行った旅先で、誰もが目を覆うよ
『永い言い訳』(西川美和)_書評という名の読書感想文
2015/10/19 | 『永い言い訳』(西川美和), 作家別(な行), 書評(な行), 西川美和
『永い言い訳』西川 美和 文芸春秋 2015年2月25日第一刷 長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。悲しさを〈演じる〉ことしかできなかった津村は、同じ事故で母親を失
『地下の鳩』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2015/09/25 | 『地下の鳩』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(た行), 西加奈子
『地下の鳩』西 加奈子 文春文庫 2014年6月10日第一刷 大阪最大の繁華街、ミナミのキャバレーで働く「吉田」は、素人臭さの残るスナックのチーママ「みさを」に出会い、惹かれていく(「地下の鳩」
『うつくしい人』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2015/09/15 | 『うつくしい人』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(あ行), 西加奈子
『うつくしい人』西 加奈子 幻冬舎文庫 2011年8月5日初版 他人の目を気にして、びくびくと生きている百合は、単純なミスがきっかけで会社をやめてしまう。発作的に旅立った離島のホテルで出会ったの
『白いしるし』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2015/09/01 | 『白いしるし』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(さ行), 西加奈子
『白いしるし』西 加奈子 新潮文庫 2013年7月1日発行 【夏目香織】 夏目は32歳の独身で、恋人もいません。アルバイトをしながら、金にならない絵を描いています。はやく結婚しろという親からの
『切り裂きジャックの告白』(中山七里)_書評という名の読書感想文
2015/08/24 | 『切り裂きジャックの告白』(中山七里), 中山七里, 作家別(な行), 書評(か行)
『切り裂きジャックの告白』中山 七里 角川文庫 2014年12月25日初版 東京・深川警察署の目の前で、臓器をすべてくり抜かれた若い女性の無残な死体が発見された。戸惑う捜査本部を嘲笑うかのように