「 村上春樹 」 一覧
『猫を棄てる』(村上春樹)_父親について語るとき
2020/05/20 | 『猫を棄てる 父親について語るとき』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(な行), 村上春樹
『猫を棄てる 父親について語るとき』村上 春樹 文藝春秋 2020年4月25日第1刷 時が忘れさせるものがあり、そして時が呼び起こすものがある ある夏の日、僕は父親と一緒に猫を
『神の子どもたちはみな踊る』(村上春樹)_ぼくたちの内なる “廃墟” とは?
2020/01/17 | 『神の子どもたちはみな踊る』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(か行), 村上春樹
『神の子どもたちはみな踊る』村上 春樹 新潮文庫 2019年11月15日33刷 1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小
『職業としての小説家』(村上春樹)_書評という名の読書感想文
2016/10/07 | 『職業としての小説家』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(さ行), 村上春樹
『職業としての小説家』村上 春樹 新潮文庫 2016年10月1日発行 第二回(章)「小説家になった頃」より 1978年4月のよく晴れた日の午後に、僕(30歳を目前にした村上春樹氏)は神宮球場に野
『東京奇譚集』(村上春樹)_書評という名の読書感想文
2015/07/06 | 『東京奇譚集』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(た行), 村上春樹
『東京奇譚集』村上 春樹 新潮社 2005年9月18日発行 「日々移動する腎臓のかたちをした石」 淳平が16歳のとき、父親がこんなことを言います。「男が一生に出会う中で、本当に意味を持つ女は
『回転木馬のデッド・ヒート』(村上春樹)_書評という名の読書感想文
2015/04/18 | 『回転木馬のデッド・ヒート』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(か行), 村上春樹
『回転木馬のデッド・ヒート』村上 春樹 講談社 1985年10月15日第一刷 村上春樹が30歳の半ば、まだデビューして間もない頃の短編集です。この本には7つの短編が収められているのですが、私が
『レキシントンの幽霊』(村上春樹)_書評という名の読書感想文
2015/03/23 | 『レキシントンの幽霊』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(ら行), 村上春樹
『レキシントンの幽霊』(沈黙)村上 春樹 文春文庫 1999年10月10日第1刷 『レキシントンの幽霊』には7つの短編が収められています。中で「沈黙」という作品は村上春樹には珍しくとても〈わかりや
『カンガルー日和』(村上春樹)_書評という名の読書感想文
2015/01/15 | 『カンガルー日和』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(か行), 村上春樹
『カンガルー日和』村上 春樹 平凡社 1983年9月9日初版 村上春樹が好きである。 私が持っている『カンガルー日和』は、ほぼ真四角で函入りの単行本。本の表紙は半透明のパラフィン紙に包まれていま
『1973年のピンボール』(村上春樹)_書評という名の読書感想文
2014/12/03 | 『1973年のピンボール』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(さ行), 村上春樹
『1973年のピンボール』村上 春樹 講談社 1980年6月20日初版 デビュー作『風の歌を聴け』に続く、村上春樹の第二作。『風の歌を聴け』 が散文詩調で、ひとつの物語を順序立てて語ろうとすること
『中国行きのスロウ・ボート』(村上春樹)_書評という名の読書感想文
2014/11/09 | 『中国行きのスロウ・ボート』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(た行), 村上春樹
『中国行きのスロウ・ボート』村上 春樹 文芸春秋 1983年5月20日初版 村上春樹の初めての短編集を読みました。若かった彼の、若々しい物語が7編収められています。 初めてこの本を手にした頃、私
『風の歌を聴け』(村上春樹)_書評という名の読書感想文(書評その2)
2014/10/30 | 『風の歌を聴け』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(か行), 村上春樹
『風の歌を聴け』(書評その2)村上 春樹 講談社 1979年7月25日第一刷 書評その1はコチラ 私にとって最も印象深いフレーズがこれです。 「高校の終り頃、僕は心に思うことの半分しか口に出す
『風の歌を聴け』(村上春樹)_書評という名の読書感想文(書評その1)
2014/10/30 | 『風の歌を聴け』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(か行), 村上春樹
『風の歌を聴け』(書評その1)村上 春樹 講談社 1979年7月25日第一刷 もう何度読み返したことでしょう。この本を買ったのは、地元の町の駅前にある 「栄文堂」 という小さな本屋でした。35年も