「 作家別(ま行) 」 一覧
『空港にて』(村上龍)_書評という名の読書感想文
2015/04/28 | 『空港にて』(村上龍), 作家別(ま行), 書評(か行), 村上龍
『空港にて』村上 龍 文春文庫 2005年5月10日初版 ここには8つの短編が収められていますが、その中のひとつ、表題作の「空港にて」は、村上龍自身が30年に及ぶ作家生活で「最高の短編を書いた
『殺人鬼フジコの衝動』(真梨幸子)_書評という名の読書感想文
2015/04/20 | 『殺人鬼フジコの衝動』(真梨幸子), 作家別(ま行), 書評(さ行), 真梨幸子
『殺人鬼フジコの衝動』真梨 幸子 徳間文庫 2011年5月15日初版 小学5年生、11歳の少女は自分をブスだと思っています。十人いれば、下から数えて二番目か三番目、もしかしたらビリッケツ。頭も
『回転木馬のデッド・ヒート』(村上春樹)_書評という名の読書感想文
2015/04/18 | 『回転木馬のデッド・ヒート』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(か行), 村上春樹
『回転木馬のデッド・ヒート』村上 春樹 講談社 1985年10月15日第一刷 村上春樹が30歳の半ば、まだデビューして間もない頃の短編集です。この本には7つの短編が収められているのですが、私が
『レキシントンの幽霊』(村上春樹)_書評という名の読書感想文
2015/03/23 | 『レキシントンの幽霊』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(ら行), 村上春樹
『レキシントンの幽霊』(沈黙)村上 春樹 文春文庫 1999年10月10日第1刷 『レキシントンの幽霊』には7つの短編が収められています。中で「沈黙」という作品は村上春樹には珍しくとても〈わかりや
『誰かが足りない』(宮下奈都)_書評という名の読書感想文
2015/02/19 | 『誰かが足りない』(宮下奈都), 作家別(ま行), 宮下奈都, 書評(た行)
『誰かが足りない』宮下 奈都 双葉文庫 2014年10月19日第一刷 優しい - 「優しくて、しかも前向き」 な小説を読みました。本屋大賞にノミネートされたのがわかる気がします。ときにはこんな話を
『奇貨』(松浦理英子)_書評という名の読書感想文
2015/02/17 | 『奇貨』(松浦理英子), 作家別(ま行), 書評(か行), 松浦理英子
『奇貨』松浦 理英子 新潮文庫 2015年2月1日発行 知ってる人は、知っている。・・・たぶん、松浦理英子という作家さんはそんなにメジャーな人ではありません。寡作ですし、おそらく書く小説が広く一般
『69 sixty nine』(村上龍)_書評という名の読書感想文
2015/01/22 | 『69 sixty nine』(村上龍), 作家別(ま行), 書評(さ行), 村上龍
『69 sixty nine』村上 龍 集英社 1987年8月10日第一刷 1969年、村上龍は17歳の高校生でした。『69 sixty nine』は、当時の彼の周辺で起こった出来事が描かれた
『カンガルー日和』(村上春樹)_書評という名の読書感想文
2015/01/15 | 『カンガルー日和』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(か行), 村上春樹
『カンガルー日和』村上 春樹 平凡社 1983年9月9日初版 村上春樹が好きである。 私が持っている『カンガルー日和』は、ほぼ真四角で函入りの単行本。本の表紙は半透明のパラフィン紙に包まれていま
『走れ! タカハシ』(村上龍)_書評という名の読書感想文
2014/12/13 | 『走れ! タカハシ』(村上龍), 作家別(ま行), 書評(は行), 村上龍
『走れ! タカハシ』村上龍 講談社 1986年5月20日第一刷 あとがきに本人も書いているのですが、村上龍には珍しく「普通の人々」が登場する短編小説です。 全てにプロ野球・広島カープの(往年
『すべての男は消耗品である』(村上龍)_書評という名の読書感想文
2014/12/07 | 『すべての男は消耗品である』(村上龍), 作家別(ま行), 書評(さ行), 村上龍
『すべての男は消耗品である』村上 龍 KKベストセラーズ 1987年8月1日初版 1987年といえば、村上龍が作家デビューして約10年、35歳の頃です。 私にとって村上龍はちょっと歳の離れた兄
『1973年のピンボール』(村上春樹)_書評という名の読書感想文
2014/12/03 | 『1973年のピンボール』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(さ行), 村上春樹
『1973年のピンボール』村上 春樹 講談社 1980年6月20日初版 デビュー作『風の歌を聴け』に続く、村上春樹の第二作。『風の歌を聴け』 が散文詩調で、ひとつの物語を順序立てて語ろうとすること
『中国行きのスロウ・ボート』(村上春樹)_書評という名の読書感想文
2014/11/09 | 『中国行きのスロウ・ボート』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(た行), 村上春樹
『中国行きのスロウ・ボート』村上 春樹 文芸春秋 1983年5月20日初版 村上春樹の初めての短編集を読みました。若かった彼の、若々しい物語が7編収められています。 初めてこの本を手にした頃、私
『風の歌を聴け』(村上春樹)_書評という名の読書感想文(書評その2)
2014/10/30 | 『風の歌を聴け』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(か行), 村上春樹
『風の歌を聴け』(書評その2)村上 春樹 講談社 1979年7月25日第一刷 書評その1はコチラ 私にとって最も印象深いフレーズがこれです。 「高校の終り頃、僕は心に思うことの半分しか口に出す
『風の歌を聴け』(村上春樹)_書評という名の読書感想文(書評その1)
2014/10/30 | 『風の歌を聴け』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(か行), 村上春樹
『風の歌を聴け』(書評その1)村上 春樹 講談社 1979年7月25日第一刷 もう何度読み返したことでしょう。この本を買ったのは、地元の町の駅前にある 「栄文堂」 という小さな本屋でした。35年も
『格闘する者に◯(まる)』三浦しをん_書評という名の読書感想文
2014/10/10 | 『格闘する者に○(まる)』(三浦しをん), 三浦しをん, 作家別(ま行), 書評(か行)
『格闘する者に◯(まる)』 三浦 しをん 新潮文庫 2005年3月1日発行 この人の本が店頭に並んでいると、素通りできずについ手に取ってしまいます。私はこの人の本から漂う 「雰囲気」 に間違いなく