「 作家別(や行) 」 一覧
『かわいい結婚』(山内マリコ)_書評という名の読書感想文
2017/06/30 | 『かわいい結婚』(山内マリコ), 作家別(や行), 山内マリコ, 書評(か行)
『かわいい結婚』山内 マリコ 講談社文庫 2017年6月15日第一刷 結婚して専業主婦となった29歳のひかりだが、家事能力はゼロ。こんなに嫌いな家事が一生続くなんて・・・・ これがゴールなら、わたし
『砂漠ダンス』(山下澄人)_書評という名の読書感想文
2017/06/21 | 『砂漠ダンス』(山下澄人), 作家別(や行), 山下澄人, 書評(さ行)
『砂漠ダンス』山下 澄人 河出文庫 2017年3月30日初版 「砂漠へ行きたいと考えたのはテレビで砂漠の様子を見たからだ」- 北国に住むわたしが飛行機に乗って到着した街は、アメリカの古くからのカジノ
『ひざまずいて足をお舐め』(山田詠美)_書評という名の読書感想文
2017/06/17 | 『ひざまずいて足をお舐め』(山田詠美), 作家別(や行), 山田詠美, 書評(は行)
『ひざまずいて足をお舐め』山田 詠美 新潮文庫 1991年11月25日発行 SMクラブの女王様が、新人賞受賞の注目作家になった! 親友、忍お姉さんが語る主人公・ちかの世界は、ストリップ劇場、黒人に群
『鳥の会議』(山下澄人)_書評という名の読書感想文
2017/06/01 | 『鳥の会議』(山下澄人), 作家別(や行), 山下澄人, 書評(た行)
『鳥の会議』山下 澄人 河出文庫 2017年3月30日初版 ぼくと神永、三上、長田はいつも一緒だ。ぼくがまさしにどつかれて左目を腫らしたと知ると、神永たちは仕返しにゲーセンに向かい、教師や先輩からの
『パリ行ったことないの』(山内マリコ)_書評という名の読書感想文
2017/05/31 | 『パリ行ったことないの』(山内マリコ), 作家別(や行), 山内マリコ, 書評(は行)
『パリ行ったことないの』山内 マリコ 集英社文庫 2017年4月25日第一刷 女性たちの憧れの街〈パリ〉。ずっとパリに行くことを夢見ていながら、臆病すぎて一度も海外に行ったことのなかったあゆこ。35
『ギッちょん』(山下澄人)_書評という名の読書感想文
2017/04/28 | 『ギッちょん』(山下澄人), 作家別(や行), 山下澄人, 書評(か行)
『ギッちょん』山下 澄人 文春文庫 2017年4月10日第一刷 四十歳を過ぎた「わたし」の目の前を去来する、幼なじみの「ギッちょん」の姿 - 子供みたいにさみしく、無垢な文章。そこには別の時間が流れ
『JR上野駅公園口』(柳美里)_書評という名の読書感想文
『JR上野駅公園口』柳 美里 河出文庫 2017年2月20日初版 1933年、私は「天皇」と同じ日に生まれた - 東京オリンピックの前年、男は出稼ぎのために上野駅に降り立った。そして男は彷徨い続ける
『ボラード病』(吉村萬壱)_書評という名の読書感想文
2017/03/11 | 『ボラード病』(吉村萬壱), 作家別(や行), 吉村萬壱, 書評(は行)
『ボラード病』吉村 萬壱 文春文庫 2017年2月10日第一刷 B県海塚市は、過去の災厄から蘇りつつある復興の町。皆が心を一つに強く結び合って「海塚讃歌」を歌い、新鮮な地元の魚や野菜を食べ、港の清掃
『デッドエンドの思い出』(よしもとばなな)_書評という名の読書感想文
2017/03/08 | 『デッドエンドの思い出』(よしもとばなな), 作家別(や行), 吉本ばなな, 書評(た行)
『デッドエンドの思い出』よしもと ばなな 文春文庫 2006年7月10日第一刷 以下は、アマゾンの商品説明にある専門家(文芸評論家)の文章です。いつになく丁寧で、かつ的確な解説に思えますので、まず
『影踏み』(横山秀夫)_書評という名の読書感想文
2016/10/25 | 『影踏み』(横山秀夫), 作家別(や行), 書評(か行), 横山秀夫
『影踏み』横山 秀夫 祥伝社 2003年11月20日初版 三月二十五日早朝 - 。三寒四温でいうなら、真壁修一の出所は寒の日にあたった。高塀の外に出迎えの人影はなく、だが、内耳の奥には耳骨をつんつ
『臣女(おみおんな)』(吉村萬壱)_書評という名の読書感想文
2016/09/27 | 『臣女(おみおんな)』(吉村萬壱), 作家別(や行), 吉村萬壱, 書評(あ行)
『臣女(おみおんな)』吉村 萬壱 徳間文庫 2016年9月15日初版 夫の浮気を知った妻は身体が巨大化していった。絶望感と罪悪感に苛まれながら、夫は異形のものと化して行く妻を世間の目から隠して懸命に
『つむじ風食堂の夜』(吉田篤弘)_書評という名の読書感想文
2016/09/09 | 『つむじ風食堂の夜』(吉田篤弘), 作家別(や行), 吉田篤弘, 書評(た行)
『つむじ風食堂の夜』吉田 篤弘 ちくま文庫 2005年11月10日第一刷 懐かしい町「月舟町」の十字路の角にある、ちょっと風変わりなつむじ風食堂。無口な店主、月舟アパートメントに住んでいる「雨降り先
『ルパンの消息』(横山秀夫)_書評という名の読書感想文
2016/08/30 | 『ルパンの消息』(横山秀夫), 作家別(や行), 書評(ら行), 横山秀夫
『ルパンの消息』横山 秀夫 光文社文庫 2009年4月20日初版 15年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人 - 。警視庁に入った1本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を
『買い物とわたし/お伊勢丹より愛をこめて』(山内マリコ)_書評という名の読書感想文
2016/07/06 | 『買い物とわたし/お伊勢丹より愛をこめて』(山内マリコ), 作家別(や行), 山内マリコ, 書評(か行)
『買い物とわたし/お伊勢丹より愛をこめて』山内 マリコ 文春文庫 2016年3月10日第一刷 あれはたしか、25歳をちょっと過ぎたころ。久しぶりに会った高校の同級生の財布がルイ・ヴィトンの長財布