「 書評(あ行) 」 一覧
『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』(大島真寿美)_書評という名の読書感想文
2021/08/13 | 『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』(大島真寿美), 作家別(あ行), 大島真寿美, 書評(あ行)
『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』大島 真寿美 文春文庫 2021年8月10日第1刷 江戸時代の大坂・道頓堀。穂積成章は父から近松門左衛門の硯をもらい、浄瑠璃作家・近松半二として歩みだす
『葦の浮船 新装版』(松本清張)_書評という名の読書感想文
2021/07/15 | 『葦の浮船 新装版』(松本清張), 作家別(ま行), 書評(あ行), 松本清張
『葦の浮船 新装版』松本 清張 角川文庫 2021年6月25日改版初版発行 期待していた "社会派推理小説" とはやや趣きが異なる作品ではありますが、これはこれとして、案外楽しく読めま
『エレジーは流れない』(三浦しをん)_書評という名の読書感想文
2021/07/01 | 『エレジーは流れない』(三浦しをん), 三浦しをん, 作家別(ま行), 書評(あ行)
『エレジーは流れない』三浦 しをん 双葉社 2021年4月25日第1刷 海と山に囲まれた餅湯温泉。団体旅行客で賑わっていたかつての面影はとうにない。のどかでさびれた町に暮らす高校2年
『大阪』(岸政彦 柴崎友香)_書評という名の読書感想文
『大阪』岸政彦 柴崎友香 河出書房新社 2021年1月30日初版発行 大阪に来た人、大阪を出た人。かつていた場所と、今いる場所が 「私」 を通して交差する -『街の人生』 『百年と一
『1リットルの涙/難病と闘い続ける少女亜也の日記』(木藤亜也)_書評という名の読書感想文
2021/06/04 | 『1リットルの涙/難病と闘い続ける少女亜也の日記』(木藤亜也), 作家別(か行), 書評(あ行), 木藤亜也
『1リットルの涙/難病と闘い続ける少女亜也の日記』木藤 亜也 幻冬舎文庫 2021年3月25日58版 「神様、病気はどうして私を選んだの? 」 恐ろしい病魔が15歳の少女亜也の青春を
『ウィステリアと三人の女たち』(川上未映子)_書評という名の読書感想文
2021/05/17 | 『ウィステリアと三人の女たち』(川上未映子), 作家別(か行), 川上未映子, 書評(あ行)
『ウィステリアと三人の女たち』川上 未映子 新潮文庫 2021年5月1日発行 大きな藤の木のある、壊されつつある家。真夜中に忍び込んだわたしは、そこに暮らした老女、ウィステリアの生を
『おもかげ』(浅田次郎)_書評という名の読書感想文
2021/05/06 | 『おもかげ』(浅田次郎), 作家別(あ行), 書評(あ行), 浅田次郎
『おもかげ』浅田 次郎 講談社文庫 2021年2月17日第4刷発行 孤独の中で育ち、温かな家庭を築き、定年の日の帰りに地下鉄で倒れた男。切なすぎる愛と奇跡の物語。 エリート会社
『生きるとか死ぬとか父親とか』(ジェーン・スー)_書評という名の読書感想文
2021/04/05 | 『生きるとか死ぬとか父親とか』(ジェーン・スー), ジェーン・スー, 作家別(さ行), 書評(あ行)
『生きるとか死ぬとか父親とか』ジェーン・スー 新潮文庫 2021年3月1日発行 母を亡くして約二十年。私にとって七十代の父はただ一人の肉親だ。だが私は父のことを何も知らない。そう気づ
『藍の夜明け』(あさのあつこ)_書評という名の読書感想文
2021/02/08 | 『藍の夜明け』(あさのあつこ), あさのあつこ, 作家別(あ行), 書評(あ行)
『藍の夜明け』あさの あつこ 角川文庫 2021年1月25日初版 ※本書は、2012年9月に講談社より刊行された単行本 『白兎3 蜃楼の主』 を加筆修正し、改題のうえ文庫化したものです
『嫌な女』(桂望実)_書評という名の読書感想文
2021/01/26 | 『嫌な女』(桂望実), 作家別(か行), 書評(あ行), 桂望実
『嫌な女』桂 望実 光文社文庫 2013年8月5日6刷 初対面の相手でも、たちまちするりとその懐に入ってしまう。小谷夏子は男をその気にさせる天才だ。彼女との未来を夢見た男は、いつの間
『諦めない女』(桂望実)_書評という名の読書感想文
2021/01/04 | 『諦めない女』(桂望実), 作家別(か行), 書評(あ行), 桂望実
『諦めない女』桂 望実 光文社文庫 2020年10月20日初版 失踪した六歳の少女。娘を捜し続ける母。二人を待ち受ける壮絶な運命とは!?章が変わるごとに訪れるサプライズ! きっとあな
『裏アカ』(大石圭)_書評という名の読書感想文
2020/11/20 | 『裏アカ』(大石圭), 作家別(あ行), 大石圭, 書評(あ行)
『裏アカ』大石 圭 徳間文庫 2020年5月15日初刷 青山のアパレルショップ店長、真知子。どこか満たされない日々のある夜、部下の何気ない言葉がきっかけで下着姿の写真を自撮りし、Tw
『鵜頭川村事件』(櫛木理宇)_書評という名の読書感想文
2020/11/18 | 『鵜頭川村事件』(櫛木理宇), 作家別(か行), 書評(あ行), 櫛木理宇
『鵜頭川村事件』櫛木 理宇 文春文庫 2020年11月10日第1刷 墓参りのため、亡き妻の故郷・鵜頭川村を三年ぶりに訪れた岩森明とその娘。突然、豪雨にみまわれ、山間の小さな村は土砂崩
『入らずの森』(宇佐美まこと)_書評という名の読書感想文
2020/10/23 | 『入らずの森』(宇佐美まこと), 作家別(あ行), 宇佐美まこと, 書評(あ行)
『入らずの森』宇佐美 まこと 祥伝社文庫 2016年12月31日第6刷 陰惨な歴史が残る四国山中の集落・尾峨に赴任した中学教師・金沢には、競技中の事故で陸上を諦めた疵があった。彼の教