「 書評(か行) 」 一覧
『ゴースト』(中島京子)_書評という名の読書感想文
2020/11/30 | 『ゴースト』(中島京子), 中島京子, 作家別(な行), 書評(か行)
『ゴースト』中島 京子 朝日文庫 2020年11月30日第1刷 風格のある原宿の洋館に出没する少女、激動の20世紀を生き抜いたミシン、少しぼけた曾祖父が繰り返す 「リョウユー」 の言
『かか』(宇佐見りん)_書評という名の読書感想文
2020/11/25 | 『かか』(宇佐見りん), 作家別(あ行), 宇佐見りん, 書評(か行)
『かか』宇佐見 りん 河出書房新社 2019年11月30日初版 19歳の浪人生うーちゃんは、大好きな母親=かかのことで切実に悩んでいる。かかは離婚を機に徐々に心を病み、酒を飲んでは暴
『希望病棟』(垣谷美雨)_書評という名の読書感想文
2020/11/23 | 『希望病棟』(垣谷美雨), 作家別(か行), 垣谷美雨, 書評(か行)
『希望病棟』垣谷 美雨 小学館文庫 2020年11月11日初版 神田川病院に赴任した女医の黒田摩周湖は、二人の末期癌の女性患者をみている。先輩のルミ子に促され、中庭で拾った聴診器を使
『崩れる脳を抱きしめて』(知念実希人)_書評という名の読書感想文
2020/11/09 | 『崩れる脳を抱きしめて』(知念実希人), 作家別(た行), 書評(か行), 知念実希人
『崩れる脳を抱きしめて』知念 実希人 実業之日本社文庫 2020年10月15日初版 第8回 広島本大賞第4回 沖縄書店大賞第1回 一気読み大賞 3冠、2度読み必至の 感動の恋愛×ミス
『愚者の毒』(宇佐美まこと)_書評という名の読書感想文
2020/10/05 | 『愚者の毒』(宇佐美まこと), 作家別(あ行), 宇佐美まこと, 書評(か行)
『愚者の毒』宇佐美 まこと 祥伝社文庫 2017年9月10日第4刷 1985年、上野の職安で出会った葉子と希美。互いに後ろ暗い過去を秘めながら、友情を深めてゆく。しかし、希美の紹介で
『口笛の上手な白雪姫』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2020/08/28 | 『口笛の上手な白雪姫』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(か行)
『口笛の上手な白雪姫』小川 洋子 幻冬舎文庫 2020年8月10日初版 「大事にしてやらなくちゃ、赤ん坊は。いくら用心したって、しすぎることはない」。公衆浴場の脱衣場ではたらく小母さ
『KAMINARI』(最東対地)_書評という名の読書感想文
2020/08/26 | 『KAMINARI』(最東対地), 作家別(さ行), 書評(か行), 最東対地
『KAMINARI』最東 対地 光文社文庫 2020年8月20日初版 どうして追いかけてくるんだよ! 地の果てまでも、追ってくる。粗暴で不気味、謎の男・カミナリあらわる。決して、見つ
『海馬の尻尾』(荻原浩)_書評という名の読書感想文
2020/08/24 | 『海馬の尻尾』(荻原浩), 作家別(あ行), 書評(か行), 荻原浩
『海馬の尻尾』荻原 浩 光文社文庫 2020年8月20日初版 二度目の原発事故でどん底に落ちた社会 - 。三年前に懲役を終えたばかりの及川頼也は、若頭に 「アル中を治せ」 と命じられ
『業苦 忌まわ昔 (弐)』(岩井志麻子)_書評という名の読書感想文
2020/07/20 | 『業苦 忌まわ昔 (弐)』(岩井志麻子), 作家別(あ行), 岩井志麻子, 書評(か行)
『業苦 忌まわ昔 (弐)』岩井 志麻子 角川ホラー文庫 2020年6月25日初版 志を立て腹に宿った釈迦如来。親子の情が通じない無情なあの世。色男を焦がれ死させた冷酷な美女。妻に追い
『カレーライス』(重松清)_教室で出会った重松清
2020/07/10 | 『カレーライス』(重松清), 作家別(さ行), 書評(か行), 重松清
『カレーライス』重松 清 新潮文庫 2020年7月1日発行 「おとなになっても忘れられない」 「あの場面の続きを読みたかった」教科書や問題集でおなじみの九編の名作集 教科書で読
『ここは、おしまいの地』(こだま)_書評という名の読書感想文
2020/07/03 | 『ここは、おしまいの地』(こだま), こだま, 作家別(か行), 書評(か行)
『ここは、おしまいの地』こだま 講談社文庫 2020年6月11日第1刷 私は 「かわいそう」 なんかじゃない。『夫のちんぽが入らない』 から一年。辺境で暮らす主婦が振り返る、失敗続き
『カウントダウン』(真梨幸子)_書評という名の読書感想文
2020/07/01 | 『カウントダウン』(真梨幸子), 作家別(ま行), 書評(か行), 真梨幸子
『カウントダウン』真梨 幸子 宝島社文庫 2020年6月18日第1刷 半年後までに、邪魔なものはみんな "片付ける" - 。海老名亜希子は 「お掃除コンシェルジュ」 として活躍する人
『カエルの楽園 2020』(百田尚樹)_書評という名の読書感想文
2020/06/22 | 『カエルの楽園 2020』(百田尚樹), 作家別(は行), 書評(か行), 百田尚樹
『カエルの楽園 2020』百田 尚樹 新潮文庫 2020年6月10日発行 コロナ禍の日本に問う、衝撃の3つの結末!国難に迷走する政治。無責任なメディア。楽園の行く末は!? 二匹
『合理的にあり得ない』(柚月裕子)_書評という名の読書感想文
2020/05/29 | 『合理的にあり得ない』(柚月裕子), 作家別(や行), 書評(か行), 柚月裕子
『合理的にあり得ない』柚月 裕子 講談社文庫 2020年5月15日第1刷 上水流涼子 (かみづる・りょうこ) は弁護士資格を剥奪された後、頭脳明晰な貴山を助手に探偵エージェンシーを運
『木になった亜沙』(今村夏子)_圧倒的な疎外感を知れ。
2020/05/01 | 『木になった亜沙』(今村夏子), 今村夏子, 作家別(あ行), 書評(か行)
『木になった亜沙』今村 夏子 文藝春秋 2020年4月5日第1刷 誰かに食べさせたい。願いが叶って杉の木に転生した亜沙は、わりばしになって若者と出会う (「木になった亜沙」)。どんぐ