「 書評(な行) 」 一覧
『ぬるい毒』(本谷有希子)_書評という名の読書感想文
2016/02/17 | 『ぬるい毒』(本谷有希子), 作家別(ま行), 書評(な行), 本谷有希子
『ぬるい毒』本谷 有希子 新潮文庫 2014年3月1日発行 あの夜、同級生と思しき見知らぬ男の電話を受けた時から、私の戦いは始まった。魅力の塊のような彼は、説得力漲る嘘をつき、愉しげに人の感情を
『ノボさん/小説 正岡子規と夏目漱石』(伊集院静)_書評という名の読書感想文
2016/02/01 | 『ノボさん/小説 正岡子規と夏目漱石』(伊集院静), 伊集院静, 作家別(あ行), 書評(な行)
『ノボさん/小説 正岡子規と夏目漱石』(下巻)伊集院 静 講談社文庫 2016年1月15日第一刷 「シ、キ、と読む。時鳥(ほととぎす)のことじゃ。あしはこの初夏から名前を正岡子規とした。5月の或
『ノボさん/小説 正岡子規と夏目漱石』(伊集院静)_書評という名の読書感想文
2016/01/30 | 『ノボさん/小説 正岡子規と夏目漱石』(伊集院静), 伊集院静, 作家別(あ行), 書評(な行)
『ノボさん/小説 正岡子規と夏目漱石』(上巻)伊集院 静 講談社文庫 2016年1月15日第一刷 正岡子規と夏目漱石 - まさかこの二人を知らないなどという人はいないと思います。日本人ならおお
『二度のお別れ』(黒川博行)_書評という名の読書感想文
2016/01/20 | 『二度のお別れ』(黒川博行), 作家別(か行), 書評(な行), 黒川博行
『二度のお別れ』黒川 博行 創元推理文庫 2003年9月26日初版 銀行襲撃は壮大なスケールの誘拐事件へと変貌を遂げた - 4月1日午前11時34分、三協銀行新大阪支店に強盗が侵入。400万円を
『夏目家順路』(朝倉かすみ)_書評という名の読書感想文
2015/12/25 | 『夏目家順路』(朝倉かすみ), 作家別(あ行), 書評(な行), 朝倉かすみ
『夏目家順路』朝倉 かすみ 文春文庫 2013年4月10日第一刷 いつもだいたい機嫌がよろしい元ブリキ職人の夏目清茂・74歳。ある日清茂は若い友人とスナックで一杯やっていたところ突然脳梗塞の発作
『盗まれた顔』(羽田圭介)_書評という名の読書感想文
2015/12/23 | 『盗まれた顔』(羽田圭介), 作家別(は行), 書評(な行), 羽田圭介
『盗まれた顔』羽田 圭介 幻冬舎文庫 2014年10月10日初版 警視庁捜査共助課の白戸は指名手配犯たちの顔を脳に焼き付け、新宿の一角に立っていた。一日で100万もの〈顔〉が行き交う雑踏で、記憶
『夏と花火と私の死体』(乙一)_書評という名の読書感想文
2015/11/04 | 『夏と花火と私の死体』(乙一), 乙一, 作家別(あ行), 書評(な行)
『夏と花火と私の死体』乙一 集英社文庫 2000年5月25日第一刷 九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく - 。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢
『なめらかで熱くて甘苦しくて』(川上弘美)_書評という名の読書感想文
2015/10/23 | 『なめらかで熱くて甘苦しくて』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(な行)
『なめらかで熱くて甘苦しくて』川上 弘美 新潮文庫 2015年8月1日発行 少女の想像の中の奇妙なセックス、女の自由をいまも奪う幻の手首の紐、母の乳房から情欲を吸いだす貪欲な嬰児と、はるか千年を
『永い言い訳』(西川美和)_書評という名の読書感想文
2015/10/19 | 『永い言い訳』(西川美和), 作家別(な行), 書評(な行), 西川美和
『永い言い訳』西川 美和 文芸春秋 2015年2月25日第一刷 長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。悲しさを〈演じる〉ことしかできなかった津村は、同じ事故で母親を失
『なまづま』(堀井拓馬)_書評という名の読書感想文
2015/08/04 | 『なまづま』(堀井拓馬), 作家別(は行), 堀井拓馬, 書評(な行)
『なまづま』堀井 拓馬 角川ホラー文庫 2011年10月25日初版 激臭を放つ粘液に覆われた醜悪な生物ヌメリヒトモドキ。日本中に蔓延するその生物を研究している私は、それが人間の記憶や感情を習得する
『何もかも憂鬱な夜に』(中村文則)_書評という名の読書感想文
2015/07/31 | 『何もかも憂鬱な夜に』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(な行)
『何もかも憂鬱な夜に』中村 文則 集英社文庫 2012年2月25日第一刷 施設で育った刑務官の「僕」は、夫婦を刺殺した二十歳の未決囚・山井を担当している。一週間後に迫る控訴期限が切れれば死刑が確
『203号室』(加門七海)_書評という名の読書感想文
2015/07/28 | 『203号室』(加門七海), 作家別(か行), 加門七海, 書評(な行)
『203号室』加門 七海 光文社文庫 2004年9月20日初版 「ここには、何かがいる・・・・・・・」。大学に受かり、念願の一人暮らしを始めた沖村清美が選んだアパートの一室は、どこかがおかしかった。
『七色の毒』(中山七里)_書評という名の読書感想文
2015/07/07 | 『七色の毒』(中山七里), 中山七里, 作家別(な行), 書評(な行)
『七色の毒』中山 七里 角川文庫 2015年1月25日初版 岐阜県出身の作家で、ペンネームが「中山七里」とは中々にふざけた名前で面白い。知らなかったのは私だけのようで、世間ではえらく人気がある
『残された者たち』(小野正嗣)_書評という名の読書感想文
2015/05/27 | 『残された者たち』(小野正嗣), 作家別(あ行), 小野正嗣, 書評(な行)
『残された者たち』小野 正嗣 集英社文庫 2015年5月25日第一刷 尻野浦小学校には、杏奈先生と飛鷹かおるという生徒、そして英語まじりで話をする校長先生がいるばかり。そう、ここは海沿いの限界集
『NO LIFE KING ノーライフキング』(いとうせいこう)_書評という名の読書感想文
2015/03/13 | 『NO LIFE KING ノーライフキング』(いとうせいこう), いとうせいこう, 作家別(あ行), 書評(な行)
『NO LIFE KING ノーライフキング』いとう せいこう 新潮社 1988年8月10日発行 『想像ラジオ』を読んだら、この人が書いた別の小説が読みたくなりました。1988年ですから、今か