「 書評(ま行) 」 一覧
『真夜中のマーチ』(奥田英朗)_書評という名の読書感想文
2019/08/09 | 『真夜中のマーチ』(奥田英朗), 作家別(あ行), 奥田英朗, 書評(ま行)
『真夜中のマーチ』奥田 英朗 集英社文庫 2019年6月8日第12刷 自称青年実業家のヨコケンこと横山健司は、仕込んだパーティーで三田総一郎と出会う。財閥の御曹司かと思いきや、単なる
『満潮』(朝倉かすみ)_書評という名の読書感想文
2019/07/31 | 『満潮』(朝倉かすみ), 作家別(あ行), 書評(ま行), 朝倉かすみ
『満潮』朝倉 かすみ 光文社文庫 2019年7月20日初版 わたし、ひとがわたしになにをしてもらいたがっているのか、分かるの。 人に迎合し、喜ばせることが生きがいの眉子。彼女の
『むらさきのスカートの女』(今村夏子)_書評という名の読書感想文
2019/06/28 | 『むらさきのスカートの女』(今村夏子), 今村夏子, 作家別(あ行), 書評(ま行)
『むらさきのスカートの女』今村 夏子 朝日新聞出版 2019年6月20日第1刷 近所に住む 「むらさきのスカートの女」 と呼ばれる女性のことが、気になって仕方のない 〈わたし〉 は、
『むかしむかしあるところに、死体がありました。』(青柳碧人)_書評という名の読書感想文
2019/06/24 | 『むかしむかしあるところに、死体がありました。』(青柳碧人), 作家別(あ行), 書評(ま行), 青柳碧人
『むかしむかしあるところに、死体がありました。』青柳 碧人 双葉社 2019年6月3日第5刷 昔ばなし×ミステリ 読めば必ず誰かに話したくなる、驚き連続の作品集! 昔ばな
『藻屑蟹』(赤松利市)_書評という名の読書感想文
2019/03/29 | 『藻屑蟹』(赤松利市), 作家別(あ行), 書評(ま行), 赤松利市
『藻屑蟹』赤松 利市 徳間文庫 2019年3月15日初刷 一号機が爆発した。原発事故の模様をテレビで見ていた木島雄介は、これから何かが変わると確信する。だが待っていたのは何も変わらな
『ママがやった』(井上荒野)_書評という名の読書感想文
2019/01/21 | 『ママがやった』(井上荒野), 井上荒野, 作家別(あ行), 書評(ま行)
『ママがやった』井上 荒野 文春文庫 2019年1月10日第一刷 「まさか本当に死ぬとは思わなかったの。びっくりしたわ」 79歳の母が72歳の父を殺した、との連絡に姉弟3人が駆け
『万引き家族』(是枝裕和)_書評という名の読書感想文
2019/01/14 | 『万引き家族』(是枝裕和), 作家別(か行), 是枝裕和, 書評(ま行)
『万引き家族』是枝 裕和 宝島社 2018年6月11日第一刷 「犯罪」 でしか つながれなかった - 。万引き・年金不正受給・虐待・・・・・・・。 是枝監督が自ら描く、映画では語り尽せ
『水やりはいつも深夜だけど』(窪美澄)_書評という名の読書感想文
2018/12/19 | 『水やりはいつも深夜だけど』(窪美澄), 作家別(か行), 書評(ま行), 窪美澄
『水やりはいつも深夜だけど』窪 美澄 角川文庫 2017年5月25日初版 セレブママとしてブログを更新しながら周囲の評価に怯える主婦。仕事で子育てになかなか参加できず、妻や義理の両親
『また、同じ夢を見ていた』(住野よる)_書評という名の読書感想文
2018/08/07 | 『また、同じ夢を見ていた』(住野よる), 住野よる, 作家別(さ行), 書評(ま行)
『また、同じ夢を見ていた』住野 よる 双葉文庫 2018年7月15日第一刷 きっと誰にでも 「やり直したい」 ことがある。学校に友達がいない "私" が出会ったのは手首に傷がある "南さん"
『もう「はい」としか言えない』(松尾スズキ)_書評という名の読書感想文
2018/07/11 | 『もう「はい」としか言えない』(松尾スズキ), 作家別(ま行), 書評(ま行), 松尾スズキ
『もう「はい」としか言えない』松尾 スズキ 文藝春秋 2018年6月30日第一刷 主人公は初老のシナリオライター/俳優で、二度目の妻に浮気がバレて二十四時間監視状態の日々を送る羽目になる。彼はもう離
『負け逃げ』(こざわたまこ)_書評という名の読書感想文
2018/04/25 | 『負け逃げ』(こざわたまこ), こざわたまこ, 作家別(か行), 書評(ま行)
『負け逃げ』こざわ たまこ 新潮文庫 2018年4月1日発行 第11回 『女による女のためのR-18文学賞』 読者賞受賞作 「僕の災い」 を含む連作短編集。冒頭に受賞作、あとに 「美しく、輝く」「
『また次の春へ』(重松清)_書評という名の読書感想文
2018/04/20 | 『また次の春へ』(重松清), 作家別(さ行), 書評(ま行), 重松清
『また次の春へ』重松 清 文春文庫 2016年3月10日第一刷 終わりから、始まる。厄災で断ち切られたもの、それでもまた巡り来るもの。喪失の悲しみと、再生への祈りを描く、7つの小さな物語。冬を越え
『物語のおわり』(湊かなえ)_書評という名の読書感想文
2018/02/03 | 『物語のおわり』(湊かなえ), 作家別(ま行), 書評(ま行), 湊かなえ
『物語のおわり』湊 かなえ 朝日文庫 2018年1月30日第一刷 妊娠三ヶ月で癌が発覚した女性、父親の死を契機にプロカメラマンになる夢をあきらめようとする男性・・・・・・・ 様々な人生の岐路に立たされ
『夢魔去りぬ』(西村賢太)_書評という名の読書感想文
2018/01/28 | 『夢魔去りぬ』(西村賢太), 作家別(な行), 書評(ま行), 西村賢太
『夢魔去りぬ』西村 賢太 講談社文庫 2018年1月16日第一刷 三十余年ぶりに生育の町を訪れた "私" が、その地で見たものは、一瞬の夢、幻だったのか - 。昏い過去との再会と訣別を、格調高い筆致
『惑いの森』(中村文則)_書評という名の読書感想文
2018/01/23 | 『惑いの森』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(ま行)
『惑いの森』中村 文則 文春文庫 2018年1月10日第一刷 毎夜、午前一時にバーに現われる男。投函されなかった手紙をたったひとり受け留め続ける郵便局員。植物になって生き直したいと願う青年 - 狂お