「 書評(ま行) 」 一覧
『ミスター・グッド・ドクターをさがして』(東山彰良)_書評という名の読書感想文
2016/01/07 | 『ミスター・グッド・ドクターをさがして』(東山彰良), 作家別(は行), 書評(ま行), 東山彰良
『ミスター・グッド・ドクターをさがして』東山 彰良 幻冬舎文庫 2014年10月10日初版 医師の転職を斡旋する会社に勤めるいずみは32歳。クライアントは落ちこぼればかり。上司はやる気ゼロ。男に
『メタモルフォシス』(羽田圭介)_書評という名の読書感想文
2015/11/13 | 『メタモルフォシス』(羽田圭介), 作家別(は行), 書評(ま行), 羽田圭介
『メタモルフォシス』羽田 圭介 新潮文庫 2015年11月1日発行 その男には2つの顔があった。昼は高齢者に金融商品を売りつける高給取りの証券マン。一転して夜はSMクラブの女王様に跪き、快楽を貪
『ミート・ザ・ビート』(羽田圭介)_書評という名の読書感想文
2015/11/02 | 『ミート・ザ・ビート』(羽田圭介), 作家別(は行), 書評(ま行), 羽田圭介
『ミート・ザ・ビート』羽田 圭介 文春文庫 2015年9月10日第一刷 東京から電車で約1時間の地方都市。勉強とバイトに明け暮れる予備校生「彼」の日常は、中古車ホンダ「ビート」を手に入れてから変
『まぐだら屋のマリア』(原田マハ)_書評という名の読書感想文
2015/10/13 | 『まぐだら屋のマリア』(原田マハ), 作家別(は行), 原田マハ, 書評(ま行)
『まぐだら屋のマリア』原田 マハ 幻冬舎文庫 2014年2月10日初版 〈尽果〉バス停近くの定食屋「まぐだら屋」。様々な傷を負った人間が、集まってくる。左手の薬指がすっぱり切り落とされている謎め
『真鶴』(川上弘美)_書評という名の読書感想文
2015/07/24 | 『真鶴』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(ま行)
『真鶴』川上 弘美 文春文庫 2009年10月10日第一刷 12年前に夫の礼は失踪した、「真鶴」 という言葉を日記に残して。京 (けい) は、母親、一人娘の百 (もも) と三人で暮らしを営む。不在の
『ミュージック・ブレス・ユー!! 』(津村記久子)_書評という名の読書感想文
2015/07/21 | 『ミュージック・ブレス・ユー!! 』(津村記久子), 作家別(た行), 書評(ま行), 津村記久子
『ミュージック・ブレス・ユー!! 』津村 記久子 角川書店 2008年6月30日初版 オケタニアザミは「音楽について考えることは、将来について考えることよりずっと大事」な高校3年生。髪は赤く染め
『窓の魚』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2015/07/01 | 『窓の魚』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(ま行), 西加奈子
『窓の魚』西 加奈子 新潮文庫 2011年1月1日発行 温泉宿で一夜をすごす、2組の恋人たち。静かなナツ、優しいアキオ、可愛いハルナ、無関心なトウヤマ。裸の体で、秘密の心を抱える彼らはそれぞれに
『村上龍映画小説集』(村上龍)_書評という名の読書感想文
2015/05/08 | 『村上龍映画小説集』(村上龍), 作家別(ま行), 書評(ま行), 村上龍
『村上龍映画小説集』村上 龍 講談社 1995年6月30日第一刷 この小説は『69 sixty nine』に続き、村上龍の若かりし頃を描いた自伝的な小説集です。大変評判の良い小説で、多くの読者
『迷宮』(中村文則)_書評という名の読書感想文
2015/04/25 | 『迷宮』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(ま行)
『迷宮』中村 文則 新潮文庫 2015年4月1日発行 すべての始まりは、日置事件でした。 「折鶴事件」とマスコミが名付けたこの迷宮事件は、1988年に東京都練馬区の民家で発生します。日置剛史
『マザコン』(角田光代)_書評という名の読書感想文
2015/04/12 | 『マザコン』(角田光代), 作家別(か行), 書評(ま行), 角田光代
『マザコン』角田 光代 集英社文庫 2010年11月25日第一刷 この小説は、大人になった息子や娘たちの、母親への様々な想いを描いた8編からなる短編集です。女性であって女性でない、もはや〈母〉とし
『モルヒネ』(安達千夏)_書評という名の読書感想文
2015/04/02 | 『モルヒネ』(安達千夏), 作家別(あ行), 安達千夏, 書評(ま行)
『モルヒネ』安達 千夏 祥伝社文庫 2006年7月30日第一刷 在宅医療の医師・藤原真紀の前に、元恋人の倉橋克秀が7年ぶりに現れた。ピアニストとして海外留学するため姿を消した彼がなぜ? 真紀には婚
『無理』(奥田英朗)_書評という名の読書感想文
2015/04/01 | 『無理』(奥田英朗), 作家別(あ行), 奥田英朗, 書評(ま行)
『無理』奥田 英朗 文芸春秋 2009年9月30日第一刷 〈ゆめの市〉は、「湯田」「目方」「野方」という3つの町を合併して誕生した人口12万人の地方都市で、ただ広いだけでこれと言った特徴のない
『民宿雪国』(樋口毅宏)_書評という名の読書感想文
2015/02/09 | 『民宿雪国』(樋口毅宏), 作家別(は行), 書評(ま行), 樋口毅宏
『民宿雪国』樋口 毅宏 祥伝社文庫 2013年10月20日初版 『さらば雑司ヶ谷』なら随分前に読んでいたのですが、同じ作家だと気付かずにこの本を買いました。「小説界が驚倒した空前絶後、衝撃の大
『満願』(米澤穂信)_書評という名の読書感想文
2014/12/25 | 『満願』(米澤穂信), 作家別(や行), 書評(ま行), 米澤穂信
『満願』米澤 穂信 新潮社 2014年3月20日発行 米澤穂信の『満願』をようやく読みました。なんせ評判がすごいものですから気にはなっていたのですが、ミステリーランキングの国内編3冠獲得ですか。こ
『元職員』(吉田修一)_書評という名の読書感想文
2014/11/13 | 『元職員』(吉田修一), 作家別(や行), 吉田修一, 書評(ま行)
『元職員』吉田 修一 講談社 2008年11月1日初版 吉田修一の本の中では、どちらかと言えばこの小説は目立たない方かも知れません。扱っている題材が「公金横領」と「逃避行」ですからベタと言えば