「 書評(わ行) 」 一覧

『我らが少女A』(高村薫)_書評という名の読書感想文

『我らが少女A』高村 薫 毎日新聞出版 2019年7月30日発行 一人の少女がいた -  動き出す時間が世界の姿を変えていく 人びとの記憶の片々が織りなす物語の結晶 シリーズ7年ぶり

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『私の消滅』(中村文則)_書評という名の読書感想文

『私の消滅』中村 文則 文春文庫 2019年7月10日第1刷 「このページをめくれば、あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない」 一行目にそう書かれた手記を、古びたコテー

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『嗤う淑女』(中山七里)_書評という名の読書感想文

『嗤う淑女』中山 七里 実業之日本社文庫 2018年4月25日第6刷 その名前は蒲生美智留 - 女神なのか、悪魔なのか? 中学時代、いじめと病に絶望した野々宮恭子は従姉妹の蒲

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『私の恋人』(上田岳弘)_書評という名の読書感想文

『私の恋人』上田 岳弘 新潮文庫 2018年2月1日発行 一人目は恐るべき正確さで世界の未来図を洞窟の壁に刻んだクロマニョン人。二人目は大戦中、収容所で絶命したユダヤ人。いずれも理想

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『私は存在が空気』(中田永一)_書評という名の読書感想文

『私は存在が空気』中田 永一 祥伝社文庫 2018年12月20日初版 ある理由から存在感を消せるようになった高校生、鈴木伊織。彼女を認識できるのは、友人の春日部さやかだけ。けれど、さ

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『悪い恋人』(井上荒野)_書評という名の読書感想文

『悪い恋人』井上 荒野 朝日文庫 2018年7月30日第一刷 恋人に 「わたしをさがさないで」 とわざわざ書き置きを残して失踪するとき、そのひとの心には 「あなたの言いなりにはもうならない」 とい

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『私のクラスの生徒が、一晩で24人死にました。』(日向奈くらら)_書評という名の読書感想文

『私のクラスの生徒が、一晩で24人死にました。』日向奈 くらら 角川ホラー文庫 2017年11月25日初版 教室で起こる猟奇殺人。五感を恐怖で震わせる衝撃のホラーサスペンス登場! 二年C組の問題の

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『私の家では何も起こらない』(恩田陸)_書評という名の読書感想文

『私の家では何も起こらない』恩田 陸 角川文庫 2016年11月25日初版 私の家では何も起こらない・・・・・・・、わけがない! 本当に何も起こらないなら、(そこで暮らす住人は) わざわざ 「何

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『私の息子はサルだった』(佐野洋子)_書評という名の読書感想文

『私の息子はサルだった』佐野 洋子 新潮文庫 2018年5月1日発行 何でもやってくれ。子供時代を充分子供として過ごしてくれたらそれでいい - 本を読んで、お話をして、とせがんだ幼い息子。好きな女の

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『悪いものが、来ませんように』(芦沢央)_書評という名の読書感想文

『悪いものが、来ませんように』芦沢 央 角川文庫 2016年8月25日発行 大志の平らな胸に、紗英がゆっくりと体重を預けていく。ころりと寄り添うように転がり、余韻を味わうように天井を仰いで並んだ。

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『渡良瀬』(佐伯一麦)_書評という名の読書感想文

『渡良瀬』佐伯 一麦 新潮文庫 2017年7月1日発行 南條拓は一家で古河に移ってきた。緘黙症の長女、川崎病の長男の療養を考えてのことだった。技術に誇りを持っていた電気工の職を捨て、配電盤の製造工場で

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『私の命はあなたの命より軽い』(近藤史恵)_書評という名の読書感想文

『私の命はあなたの命より軽い』近藤 史恵 講談社文庫 2017年6月15日第一刷 東京で初めての出産を間近に控えた遼子。だが突如、夫が海外に赴任することになったため、実家のある大阪で里帰り出産をする

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『 Y 』(佐藤正午)_書評という名の読書感想文

『 Y 』佐藤 正午 角川春樹事務所 2001年5月18日第一刷 [プロローグ] 1980年、9月6日、土曜日。その夜、青年は渋谷駅のプラットホームで、ある女を見かけます。時刻は7時10分過ぎ。や

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『私のなかの彼女』(角田光代)_書評という名の読書感想文

『私のなかの彼女』角田 光代 新潮文庫 2016年5月1日発行 「男と張り合おうとするな」醜女と呼ばれながら、物書きを志した祖母の言葉の意味は何だったのだろう。心に芽生えた書きたいという衝動を和歌が

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『嗤う名医』(久坂部羊)_書評という名の読書感想文

『嗤う名医』久坂部 羊 集英社文庫 2016年8月25日第一刷 脊柱管狭窄症で尿道に管を入れられ自宅で寝たきりの状態を強いられている男性は、嫁に浣腸を頼むのが憂鬱だ。あげくに嫁は看護婦や医師にわたし

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『海神 (わだつみ)』(染井為人)_書評という名の読書感想文

『海神 (わだつみ)』染井 為人 光文社文庫 2024年2月20日

『百年と一日』(柴崎友香)_書評という名の読書感想文

『百年と一日』柴崎 友香 ちくま文庫 2024年3月10日 第1刷発

『燕は戻ってこない』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文

『燕は戻ってこない』桐野 夏生 集英社文庫 2024年3月25日 第

『羊は安らかに草を食み』(宇佐美まこと)_書評という名の読書感想文

『羊は安らかに草を食み』宇佐美 まこと 祥伝社文庫 2024年3月2

『逆転美人』(藤崎翔)_書評という名の読書感想文

『逆転美人』藤崎 翔 双葉文庫 2024年2月13日第15刷 発行

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