『村上龍映画小説集』(村上龍)_書評という名の読書感想文
2015/05/08 | 『村上龍映画小説集』(村上龍), 作家別(ま行), 書評(ま行), 村上龍
『村上龍映画小説集』村上 龍 講談社 1995年6月30日第一刷 この小説は『69 sixty nine』に続き、村上龍の若かりし頃を描いた自伝的な小説集です。大変評判の良い小説で、多くの読者
2015/05/08 | 『村上龍映画小説集』(村上龍), 作家別(ま行), 書評(ま行), 村上龍
『村上龍映画小説集』村上 龍 講談社 1995年6月30日第一刷 この小説は『69 sixty nine』に続き、村上龍の若かりし頃を描いた自伝的な小説集です。大変評判の良い小説で、多くの読者
2015/05/07 | 『あおい』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(あ行), 西加奈子
『あおい』西 加奈子 小学館文庫 2007年6月11日初版 西加奈子のデビュー作です。「あおい」「サムのこと」「空心町深夜2時」の3編が収められています。 知名度から言えば圧倒的に「あおい」
2015/05/03 | 『ざらざら』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(さ行)
『ざらざら』川上 弘美 新潮文庫 2011年3月1日発行 風の吹くまま旅をしよう、と和史が言ったのだ。なんなのよそれ、あんたは昔のフォーク歌手か、とあたしは言いそうになったが、我慢した。(「ラ
2015/05/02 | 『放課後の音符(キイノート)』(山田詠美), 作家別(や行), 山田詠美, 書評(は行)
『放課後の音符(キイノート)』山田 詠美 新潮文庫 1995年3月1日第一刷 【大人でも子供でもない、どっちつかずのもどかしい時間。まだ、恋の匂いにも揺れる17歳の日々-。背伸びした恋。心の中で
2015/04/30 | 『夜蜘蛛』(田中慎弥), 作家別(た行), 書評(や行), 田中慎弥
『夜蜘蛛』田中 慎弥 文春文庫 2015年4月15日第一刷 芥川賞を受賞した『共喰い』に続く作品。相変わらず文章は綺麗で、読みやすい。テーマは重くて、決して〈今風〉ではないのですが、それもこの人ら
2015/04/28 | 『優しくって少しばか』(原田宗典), 作家別(は行), 原田宗典, 書評(や行)
『優しくって少しばか』原田 宗典 1986年9月10日第一刷 つい最近のことです。「文章が上手い」 といって人から褒められた、と息子が言いました。息子のブログを読んだ人が 「原田宗典か、リリー・フ
2015/04/28 | 『空港にて』(村上龍), 作家別(ま行), 書評(か行), 村上龍
『空港にて』村上 龍 文春文庫 2005年5月10日初版 ここには8つの短編が収められていますが、その中のひとつ、表題作の「空港にて」は、村上龍自身が30年に及ぶ作家生活で「最高の短編を書いた
2015/04/25 | 『迷宮』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(ま行)
『迷宮』中村 文則 新潮文庫 2015年4月1日発行 すべての始まりは、日置事件でした。 「折鶴事件」とマスコミが名付けたこの迷宮事件は、1988年に東京都練馬区の民家で発生します。日置剛史
2015/04/23 | 『左手首』(黒川博行), 作家別(か行), 書評(は行), 黒川博行
『左手首』黒川 博行 新潮社 2002年3月15日発行 表題作の「左手首」を始め、「内会」「徒花」「淡雪」「帳尻」「解体」「冬桜」の全7編からなる短編集です。 この人が書く小説に、聖人君子の
2015/04/21 | 『蹴りたい背中』(綿矢りさ), 作家別(わ行), 書評(か行), 綿矢りさ
『蹴りたい背中』綿矢 りさ 河出文庫 2007年4月20日初版 これまでに幾度も書いているのですが、私が一番感心するのは、やはりこの人の「文章を書く才能」です。語彙が圧倒的に豊富であることはも
2015/04/20 | 『殺人鬼フジコの衝動』(真梨幸子), 作家別(ま行), 書評(さ行), 真梨幸子
『殺人鬼フジコの衝動』真梨 幸子 徳間文庫 2011年5月15日初版 小学5年生、11歳の少女は自分をブスだと思っています。十人いれば、下から数えて二番目か三番目、もしかしたらビリッケツ。頭も
2015/04/18 | 『回転木馬のデッド・ヒート』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(か行), 村上春樹
『回転木馬のデッド・ヒート』村上 春樹 講談社 1985年10月15日第一刷 村上春樹が30歳の半ば、まだデビューして間もない頃の短編集です。この本には7つの短編が収められているのですが、私が
2015/04/15 | 『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』(山田詠美), 作家別(や行), 山田詠美, 書評(あ行)
『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』山田 詠美 幻冬社 2013年2月25日第一刷 あたり前過ぎて書くのも憚られるのですが、時は思う以上に早く過ぎていくものです。あっと言う間に歳をと
2015/04/15 | 『漁港の肉子ちゃん』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(か行), 西加奈子
『漁港の肉子ちゃん』西 加奈子 幻冬舎文庫 2014年4月10日初版 男にだまされた母・肉子ちゃんと一緒に、流れ着いた北の町。肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働いている。太っていて不細工で、明るい - キ
2015/04/13 | 『我が家の問題』(奥田英朗), 作家別(あ行), 奥田英朗, 書評(わ行)
『我が家の問題』奥田 英朗 集英社文庫 2014年6月30日第一刷 まず、この本に収められている6つの短編の冒頭の文章を読んでみてください。 第一話「甘い生活?」 【新婚なのに、家に帰りたく
『百年と一日』柴崎 友香 ちくま文庫 2024年3月10日 第1刷発
『燕は戻ってこない』桐野 夏生 集英社文庫 2024年3月25日 第
『羊は安らかに草を食み』宇佐美 まこと 祥伝社文庫 2024年3月2
『逆転美人』藤崎 翔 双葉文庫 2024年2月13日第15刷 発行
『氷の致死量』櫛木 理宇 ハヤカワ文庫 2024年2月25日 発行