『滅びの前のシャングリラ』 (凪良ゆう)_書評という名の読書感想文
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『滅びの前のシャングリラ』 (凪良ゆう), 作家別(な行), 凪良ゆう, 書評(は行)
『滅びの前のシャングリラ』 凪良 ゆう 講談社文庫 2026年5月15日 第1刷発行
終末と再会、そして救い。先の見えない明日を照らす、光あふれる終末譚。

明日死ねたら楽なのにと夢見ていた。なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている
「一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する」
突然宣言された 「人類滅亡」。
学校でいじめを受ける友樹 (ゆうき)、人を殺したヤクザの信士 (しんじ)、
恋人から逃げ出した静香 (しずか)、そして -- 荒廃していく世界の中で、「人生をうまく生きられなかった」 四人は、最期の時までをどう過ごすのか。滅びゆく運命の中で、凪良ゆうが 「幸せ」 を問う。
『流浪の月』 『汝、星のごとく』 で二度の本屋大賞を受賞した著者による心震わす感動作、待望の文庫化 (中央公論新社 「特設ページ」 より)
およそ現実的ではない設定に、どうか読む気を削がれないでください。約束しますが、読むうち段々とその状況が当たり前になり、抵抗がなくなると同時に、きっとあなたは話の成り行きにまるごと巻き込まれてしまうに違いありません。
中で信士と静香のキャラクターは格別で、二人のおかげで、かなり辛い話であるにもかかわらず、思った以上に軽い気持ちで読めました。(こんな感想でどうなんだと言われそうですが、そうだったのだから仕方ない! )
※まだ読んではいませんが、著者の最新作 『多類婚姻譚』 が第175回 (上半期) 直木賞にノミネートされました。凪良さん、おめでとうございます!!
この本を読んでみてください係数 85/100

◆凪良 ゆう 滋賀県大津市生まれ。京都市在住。
作品 「花嫁はマリッジブルー」でデビュー。他に 「美しい波」「流浪の月」「汝、星のごとく」「未完成」「真夜中クロニクル」「365+1」など多数
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