『初恋』(大倉崇裕)_世界29の映画祭が熱狂! 渾身の小説化

公開日: : 最終更新日:2024/01/08 『初恋』(大倉崇裕), 作家別(あ行), 大倉崇裕, 書評(は行)

『初恋』大倉 崇裕 徳間文庫 2020年2月15日初刷

あの三池崇史監督が さらば、バイオレンス!! とコメントする “初恋” の世界とは?

三池崇史監督最新作のタイトルが 「初恋」 ?
国内屈指のバイオレンス作品を世に贈り出してきた三池監督作品の意外すぎるタイトル。先行して発表した、カンヌ国際映画祭、トロント国際映画祭、オースティンファンタスティック映画祭、サン・セバスティアン国際映画祭、シッチェスファンタスティック映画祭、そして異例の全米先行公開と、世界中のファンを沸かせた、完全オリジナルストーリーの意欲作 『初恋』 の劇場公開に先駆け、中村雅の脚本を原案に、劇場版 『名探偵コナンから紅の恋歌 (ラブレター)』、『名探偵コナン 紺青の拳 (フォレスト)』 の脚本や、TVドラマ 『警視庁いきもの係』 の原作をはじめ、数多くの推理小説を発表してきた人気作家 大倉崇裕がノベライズを担当

窪田正孝演じる余命わずかのボクサー・葛城レオヤクザに追われ、すべての発端となるヒロインのモニカを3,000人のオーディションから勝ち抜いた新星・小西桜子、ヤクザとの闇取引で私腹を肥やす悪徳刑事・大伴を大森南朋、大友と裏で手を組み、資金源の横流しを企て自らの命を危険にさらす若手ヤクザ加瀬を染谷将太、愛する恋人の命を奪われ復讐に燃えるヤクザの女・ジュリをベッキー、その他にも、村上淳、塩見三省、三浦貴大、滝藤賢一、ベンガル、そして内野聖陽といった、圧巻のキャストたちが、”世界のミイケ” が監督人生で初めて手掛けるラブストーリーに華を添える。そんな三池監督の新境地となる作品の世界観を忠実に再現しつつも、小説ならではの繊細な情景表現や登場人物の心理描写で、三池ワールドを表現しています。(2020年2月2日 PR TIMESより)

一切容赦がありません。欲望のためにだけする暴力。また暴力。血が流れ、何人もの人が死にます。

ハードアクションに次ぐハードアクション。首が飛び、腕が飛び、家が焼けます。焼けた跡から、死んだはずの人間が生き返ってきます。読んだ感想は、バイオレンス以外の何ものでもありません。(映画がどうかはわかりません。あくまでも小説は、ということです)

映画 「初恋」 は 2020年2月28日(金) 全国ロードショー です。こちらもお見逃しなく!! - あの噂のベッキーの鬼気迫る演技が見ものです!

この本を読んでみてください係数 80/100

◆大倉 崇裕
1968年京都府生まれ。
学習院大学法学部卒業。

作品 1997年 「三人目の幽霊」 で第4回創元推理短編賞佳作を受賞。1998年 「ツール&ストール」 で第20回小説推理新人賞を受賞。「福家警部補の挨拶」 は2009年、2014年にテレビドラマ化された。著者多数。

関連記事

『業苦 忌まわ昔 (弐)』(岩井志麻子)_書評という名の読書感想文

『業苦 忌まわ昔 (弐)』岩井 志麻子 角川ホラー文庫 2020年6月25日初版

記事を読む

『報われない人間は永遠に報われない』(李龍徳)_書評という名の読書感想文

『報われない人間は永遠に報われない』李 龍徳 河出書房新社 2016年6月30日初版 この凶暴な世

記事を読む

『シュガータイム』(小川洋子)_書評という名の読書感想文

『シュガータイム』小川 洋子 中公文庫 2022年7月30日21刷発行 三週間ほど

記事を読む

『ブルース』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文

『ブルース』桜木 紫乃 文芸春秋 2014年12月5日第一刷 昨年12月に出た桜木紫乃の新刊 『

記事を読む

『彼女は存在しない』(浦賀和宏)_書評という名の読書感想文

『彼女は存在しない』浦賀 和宏 幻冬舎文庫 2003年10月10日初版 平凡だが幸せな生活を謳歌し

記事を読む

『我が家の問題』(奥田英朗)_書評という名の読書感想文

『我が家の問題』奥田 英朗 集英社文庫 2014年6月30日第一刷 まず、この本に収められて

記事を読む

『幸せになる百通りの方法』(荻原浩)_書評という名の読書感想文

『幸せになる百通りの方法』荻原 浩 文春文庫 2014年8月10日第一刷 荻原浩の十八番、現代社

記事を読む

『バラカ』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文

『バラカ』桐野 夏生 集英社 2016年2月29日第一刷 アラブ首長国連邦最大の都市・ドバイ

記事を読む

『パレートの誤算』(柚月裕子)_書評という名の読書感想文

『パレートの誤算』柚月 裕子 祥伝社文庫 2019年4月20日初版 ベテランケース

記事を読む

『ボニン浄土』(宇佐美まこと)_書評という名の読書感想文

『ボニン浄土』宇佐美 まこと 小学館 2020年6月21日初版 刺客は、思わぬとこ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

『踊る男/木部美智子シリーズ』(望月諒子)_書評という名の読書感想文

『踊る男/木部美智子シリーズ』望月 諒子 新潮社 2026年1月30

『私のことだま漂流記』(山田詠美)_書評という名の読書感想文

『私のことだま漂流記』山田 詠美 講談社文庫 2025年9月12日

『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)_書評という名の読書感想文

『同志少女よ、敵を撃て』逢坂 冬馬 ハヤカワ文庫 2025年8月15

『介護者D』 (河﨑秋子)_書評という名の読書感想文

『介護者D』 河﨑 秋子 朝日文庫 2025年11月30日 第1刷発

『曾根崎心中/新装版』(角田光代 原作 近松門左衛門)_書評という名の読書感想文

『曾根崎心中/新装版』角田 光代 原作 近松門左衛門 リトルモア 2

→もっと見る

  • 3 にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
PAGE TOP ↑