「 作家別(た行) 」 一覧
『レディ・ジョーカー』(高村薫)_書評という名の読書感想文
2015/02/04 | 『レディ・ジョーカー』(高村薫), 作家別(た行), 書評(ら行), 高村薫
『レディ・ジョーカー』(上・下)高村 薫 毎日新聞社 1997年12月5日発行 言わずと知れた、高村薫の大傑作。高村薫が書く小説には高い文学性があり、ミステリーやサスペンスの枠組みを凌駕して、読む
『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』(谷川俊太郎)_書評という名の読書感想文
2014/12/27 | 『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』(谷川俊太郎), 作家別(た行), 書評(や行), 谷川俊太郎
『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』谷川 俊太郎 青土社 1975年9月20日初版発行 とてもシンプルで美しい表紙です。 そして、なんて魅力的なタイトルなんでしょう。 ・・・・・・・・
『地を這う虫』(高村薫)_書評という名の読書感想文
2014/12/10 | 『地を這う虫』(高村薫), 作家別(た行), 書評(た行), 高村薫
『地を這う虫』高村 薫 文春文庫 1999年5月10日第一刷 高村薫と言えば硬質で緻密な文章で知られる長編作家ですが、『マークスの山』 で直木賞と日本冒険小説協会大賞をダブル受賞した同時期に、いく
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』(辻村深月)_書評という名の読書感想文
2014/11/13 | 『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』(辻村深月), 作家別(た行), 書評(さ行), 辻村深月
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』辻村 深月 講談社 2009年9月14日第一刷 辻村深月がこの小説で伝えようとしたことは、娘と母親の間に潜在する絆と確執、それともうひとつ女同士の嫉妬や妬みを孕んだ捩れ
『僕はただ青空の下で人生の話をしたいだけ』(辻内智貴)_書評という名の読書感想文
2014/10/20 | 『僕はただ青空の下で人生の話をしたいだけ』(辻内智貴), 作家別(た行), 書評(は行), 辻内智貴
『僕はただ青空の下で人生の話をしたいだけ』 辻内智貴 祥伝社 2012年10月20日初版 6年ぶりに書いたという本はタイトル通りで、辻内智貴が人生について思いのままを綴っています。 冒頭では東日
『まともな家の子供はいない』津村記久子_書評という名の読書感想文
2014/10/02 | 『まともな家の子供はいない』津村記久子, 作家別(た行), 書評(ま行), 津村記久子
『まともな家の子供はいない』 津村 記久子 筑摩書房 2011年8月10日初版 小柄で、身に着けているものはどちらかというと派手さを好まない。ファッションを無視しているわけではないが、必要以上の興
『図書準備室』(田中慎弥)_書評という名の読書感想文
2014/10/01 | 『図書準備室』(田中慎弥), 作家別(た行), 書評(た行), 田中慎弥
『図書準備室』 田中 慎弥 新潮社 2007年1月30日発行 田中慎弥は変な人ではありません。芥川賞の受賞会見で世間を "お騒がせ" したのは有名すぎる話です。マスコミで再三その場面が映し出される
『マークスの山』(高村薫)_書評という名の読書感想文
2014/09/19 | 『マークスの山』(高村薫), 作家別(た行), 書評(ま行), 高村薫
『マークスの山』高村 薫 早川書房 1993年3月31日初版 @1,800 高村薫が好きである。 この作品で高村女史は直木賞を受賞しています。 当時の言い方
『セイジ』(辻内智貴)_書評という名の読書感想文
2014/09/19 | 『セイジ』(辻内智貴), 作家別(た行), 書評(さ行), 辻内智貴
『セイジ』 辻内 智貴 筑摩書房 2002年2月20日初版 『セイジ』 が刊行されたとき、辻内智貴は43歳。デザイン学校を出た後はミュージシャンとして活動し、小説も書く芸術家肌の人物です。『セイジ