『あのひと/傑作随想41編』(新潮文庫編集部)_書評という名の読書感想文

『あのひと/傑作随想41編』新潮文庫編集部 新潮文庫 2015年1月1日発行 懐かしい名前がずらりと並んでいます。現役の作家あり、既に歴史上の人物となっている作家の名前ありで、幅の広い「名文集

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『部長と池袋』(姫野カオルコ)_書評という名の読書感想文

『部長と池袋』姫野 カオルコ 光文社文庫 2015年1月20日初版 最近出た、文庫オリジナルの短編集です。 ページをパラパラと捲ってみて、あぁこれなら読めそうだと思って買いました。実はこの人

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『勝手にふるえてろ』(綿矢りさ)_書評という名の読書感想文

『勝手にふるえてろ』綿矢 りさ 文春文庫 2012年8月10日第一刷 最近彼女、結婚しましたね。旦那様は、国家公務員とのこと。イメージだけで失礼なことですが、ロックシンガーや俳優の卵(これまた

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『ブルース』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文

『ブルース』桜木 紫乃 文芸春秋 2014年12月5日第一刷 昨年12月に出た桜木紫乃の新刊 『ブルース』 を読みました。桜木紫乃には珍しく男性が主人公の連作短編。両手足の指が6本ある寡黙な男、影

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『夜の床屋』(沢村浩輔)_書評という名の読書感想文

『夜の床屋』沢村 浩輔 創元推理文庫 2014年6月28日初版 久しぶりに新人作家の、しかもデビュー作を読みました。略歴にも書きましたが、沢村浩輔はこの作品で「第4回ミステリーシリーズ! 」の

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『カンガルー日和』(村上春樹)_書評という名の読書感想文

『カンガルー日和』村上 春樹 平凡社 1983年9月9日初版 村上春樹が好きである。 私が持っている『カンガルー日和』は、ほぼ真四角で函入りの単行本。本の表紙は半透明のパラフィン紙に包まれていま

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『おまえじゃなきゃだめなんだ』(角田光代)_書評という名の読書感想文

『おまえじゃなきゃだめなんだ』角田 光代 文春文庫 2015年1月10日第一刷 新刊の文庫オリジナル、角田光代の恋愛短編集を読みました。 ティファニー、プラチナ・ギルド・インターナショナル、JT、

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『ジオラマ』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文

『ジオラマ』桐野 夏生 新潮エンタテインメント倶楽部 1998年11月20日発行 初めての短編集『錆びる心』の翌年に刊行された、著者二冊目の短編集。冒頭の一編「デッドガール」の主人公・カズミは

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『錆びる心』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文

『錆びる心』桐野 夏生 文芸春秋 1997年11月20日初版 著者初の短編集。常はえらく長い小説を書く人というイメージがあるのですが、実はこの後も続けて『ジオラマ』という短編集を出しています。好

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『氷菓 The niece of time』(米澤穂信)_書評という名の読書感想文

『氷菓 The niece of time』米澤穂信 角川文庫 2001年11月1日初版 米澤穂信の 『満願』 『折れた竜骨』 に続き、『氷菓 The niece of time』 を読みました。

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『折れた竜骨(下)』(米澤穂信)_書評という名の読書感想文

『折れた竜骨(下)』米澤 穂信 東京創元社 2013年7月12日初版 後半の大きな山場は、二つあります。一つは言うまでもなく<走狗>の正体が暴かれる場面です。確かな証拠を積み重ね、緻密

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『折れた竜骨(上)』(米澤穂信)_書評という名の読書感想文

『折れた竜骨(上)』米澤 穂信 東京創元社 2013年7月12日初版 一人の老兵の死から、この長大な物語は始まります。 時は12世紀末、ヨーロッパ・ブリテン島の東、ロンドンから出帆し北海を3日も

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『絵が殺した』(黒川博行)_書評という名の読書感想文

『絵が殺した』黒川 博行 創元推理文庫 2004年9月30日初版 富田林市佐備の竹林。竹の子採りに来た地元農家の主婦が発見したのは、白骨化した死体でした。被害者は、京都伏見の日本画家・黒田理弘であ

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『夜よ鼠たちのために』(連城三紀彦)_書評という名の読書感想文

『夜よ鼠たちのために』(復刻名作1位)連城 三紀彦 宝島社 2014年9月18日第一刷 年末年始に読む本を仕入れに行ったら、どどっと並んでいたので思わず買ってしまいました。「このミステリーがす

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『ロック母』:「ゆうべの神様」と「ロック母」(角田光代)_書評という名の読書感想文

『ロック母』:「ゆうべの神様」と「ロック母」角田 光代 講談社文庫 2010年6月15日第一刷 川端康成賞を受賞した 「ロック母」 もさることながら、私は「ゆうべの神様」が読みたくてこの本を買いま

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『あいにくあんたのためじゃない』(柚木麻子)_書評という名の読書感想文

『あいにくあんたのためじゃない』柚木 麻子 新潮社 2024年3月2

『執着者』(櫛木理宇)_書評という名の読書感想文

『執着者』櫛木 理宇 創元推理文庫 2024年1月12日 初版 

『オーブランの少女』(深緑野分)_書評という名の読書感想文

『オーブランの少女』深緑 野分 創元推理文庫 2019年6月21日

『揺籠のアディポクル』(市川憂人)_書評という名の読書感想文

『揺籠のアディポクル』市川 憂人 講談社文庫 2024年3月15日

『海神 (わだつみ)』(染井為人)_書評という名の読書感想文

『海神 (わだつみ)』染井 為人 光文社文庫 2024年2月20日

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