『ホテルローヤル』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文
2014/11/29 | 『ホテルローヤル』(桜木紫乃), 作家別(さ行), 書評(は行), 桜木紫乃
『ホテルローヤル』桜木 紫乃 集英社 2013年1月10日第一刷 「本日開店」は貧乏寺の住職の妻・幹子が、自分の躰を提供することで檀家からお布施を受け取るという話。仏に仕える身でありながら何とも淫
2014/11/29 | 『ホテルローヤル』(桜木紫乃), 作家別(さ行), 書評(は行), 桜木紫乃
『ホテルローヤル』桜木 紫乃 集英社 2013年1月10日第一刷 「本日開店」は貧乏寺の住職の妻・幹子が、自分の躰を提供することで檀家からお布施を受け取るという話。仏に仕える身でありながら何とも淫
2014/11/28 | 『夜明けの音が聞こえる』(大泉芽衣子), 作家別(あ行), 大泉芽衣子, 書評(や行)
『夜明けの音が聞こえる』大泉 芽衣子 集英社 2002年1月10日第一刷 何気なく書棚を眺めていて目に付いたので抜き出してみると、帯は綺麗に残っていてアンケートはがきや新刊案内のチラシも挟まっ
2014/11/28 | 『ぼくは悪党になりたい』(笹生陽子), 書評(は行)
『ぼくは悪党になりたい』笹生 陽子 角川書店 2004年6月30日初版 この小説は、多感な17歳の高校生・兎丸エイジ君の青春記です。 タイトルから想像するに、若者の病んだ精神がズタズタに切り刻ま
2014/11/26 | 『最悪』(奥田英朗), 作家別(あ行), 奥田英朗, 書評(さ行)
『最悪』奥田 英朗 講談社 1999年2月18日第一刷 「最悪」の状況にハマってしまう3名の人物を紹介しましょう。 川谷信次郎は、従業員二人の町工場の経営者。バブルがはじけた後、利益の薄い仕事を
2014/11/26 | 『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(江國香織), 書評(あ行)
『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』江國 香織 集英社 2002年3月10日第一刷 It's not safe or suitable for swim. 著者がアメリカの田舎町を旅行して
2014/11/25 | 『田舎でロックンロール』(奥田英朗), 作家別(あ行), 奥田英朗, 書評(あ行)
『田舎でロックンロール』奥田 英朗 角川書店 2014年10月30日初版 これは小説ではありません。ロックに目覚め、ロックと共に過ごした青春時代が、小説家・奥田英朗の原点であることを証明した洋楽体
2014/11/22 | 『世界から猫が消えたなら』(川村元気), 作家別(か行), 川村元気, 書評(さ行)
『世界から猫が消えたなら』川村 元気 小学館文庫 2014年9月23日初版 帯に「映画化決定!」とあります。えらく評判がよいようで、本屋へ行くと、目立った場所に平積みにしてあります。「小説だがむし
2014/11/22 | 『誰にも書ける一冊の本』(荻原浩), 作家別(あ行), 書評(た行), 荻原浩
『誰にも書ける一冊の本』荻原 浩 光文社 2011年6月25日初版 この小説は複数の作家による競作の中の一つで、「死様(しにざま)」が共通のテーマになっています。他には、佐藤正午、白石一文、
2014/11/20 | 『ようこそ、わが家へ』(池井戸潤), 作家別(あ行), 書評(や行), 池井戸潤
『ようこそ、わが家へ』池井戸 潤 小学館文庫 2013年7月10日初版 この本は半沢ブームの渦中に出版された、半沢直樹とは真逆の小心なサラリーマンが身近に起こる恐怖や事件に果敢に挑む奮闘記です
2014/11/20 | 『よみがえる百舌』(逢坂剛), 作家別(あ行), 書評(や行), 逢坂剛
『よみがえる百舌』逢坂 剛 集英社 1996年11月30日初版 『百舌の叫ぶ夜』から続くシリーズで、第四話となります。 ※過去の百舌シリーズ書評はこちら↓ 『幻の翼』(逢坂剛)_書評という名の読
2014/11/17 | 『子供の領分』(吉行淳之介), 作家別(や行), 吉行淳之介, 書評(か行)
『子供の領分』吉行 淳之介 番町書房 1975年12月1日初版 吉行淳之介が亡くなって、既に20年が経ちました。 1954年、彼は『驟雨』という作品で芥川賞を受賞します。当時、吉行淳之介をはじめ
2014/11/16 | 『ハリガネムシ』(吉村萬壱), 作家別(や行), 吉村萬壱, 書評(は行)
『ハリガネムシ』吉村 萬壱 文芸春秋 2003年8月31日第一刷 ボップ調の明るい装丁から受けるイメージとはまるで中身が違っています。皆さんは、吉村萬壱という作家をご存じでしょうか? 彼はこの小説
2014/11/13 | 『元職員』(吉田修一), 作家別(や行), 吉田修一, 書評(ま行)
『元職員』吉田 修一 講談社 2008年11月1日初版 吉田修一の本の中では、どちらかと言えばこの小説は目立たない方かも知れません。扱っている題材が「公金横領」と「逃避行」ですからベタと言えば
2014/11/13 | 『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』(辻村深月), 作家別(た行), 書評(さ行), 辻村深月
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』辻村 深月 講談社 2009年9月14日第一刷 辻村深月がこの小説で伝えようとしたことは、娘と母親の間に潜在する絆と確執、それともうひとつ女同士の嫉妬や妬みを孕んだ捩れ
2014/11/11 | 『孤独の歌声』(天童荒太), 書評(か行)
『孤独の歌声』天童 荒太 新潮文庫 1997年3月1日発行 天童荒太が気になります。つい先日までテレビ放映されていた 「家族狩り」 の原作者ですと紹介するのが、一番通りがよいかも知れません。
『ケモノの城』誉田 哲也 双葉文庫 2021年4月20日 第15刷発
『嗤う淑女 二人 』中山 七里 実業之日本社文庫 2024年7月20
『闇祓 Yami-Hara』辻村 深月 角川文庫 2024年6月25
『地雷グリコ』青崎 有吾 角川書店 2024年6月20日 8版発行
『アルジャーノンに花束を/新版』ダニエル・キイス 小尾芙佐訳 ハヤカ