『ルビンの壺が割れた』(宿野かほる)_書評という名の読書感想文

『ルビンの壺が割れた』宿野 かほる 新潮社 2017年8月20日発行

この小説は、あなたの想像を超える。
結末は、絶対に誰にも言わないでください。

「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」- 送信した相手は、かつて恋人だった女性。SNSでの邂逅から始まったぎこちないやりとりは、徐々に変容を見せ始め・・・・・・・。ジェットコースターのように先の読めない展開、その先に待ち受ける驚愕のラスト。覆面作家によるデビュー作にして、話題沸騰の超問題作! (内容紹介より)

中身が凄すぎてコピーが書けない - というので、新潮社が「これは思わず読みたくなる! 」というキャッチコピーを募集した結果選ばれた優秀作品が、以下の5作品です。

その1)  読まないと割れませんよ?(30代女性)
その2)  これは、文字で描かれた騙し絵だ。(20代女性)
その3)  こんなにも心と体が震えるラブレターがあっただろうか。(20代女性)
その4)  割れ物注意。(20代男性)

そして私の一押しは、

その5)  帯もカバーも見てはいけない。あらすじやレビューも見るべきではない。そして今すぐ本を開き、読み始めた方がいい。それが今年最も凄い小説を味わう最良の方法だ。(20代男性)

これです。

色々評価はありますが、四の五の言わずに、とりあえず読んでみてください。嘘は言いません。面白くないはずがありません!! そして、

言いつけは必ず守ってください。人が読まないうちに一刻も早く読了されることをお薦めします。そうでなければ、きっと、大きな損をしたような気持ちになります。

この本を読んでみてください係数 85/100

◆宿野 かほる
年齢・性別ほか、すべて不明。完全覆面作家によるデビュー作。

関連記事

『JR品川駅高輪口』(柳美里)_書評という名の読書感想文

『JR品川駅高輪口』柳 美里 河出文庫 2021年2月20日新装版初版 誰か私に、

記事を読む

『選んだ孤独はよい孤独』(山内マリコ)_書評という名の読書感想文

『選んだ孤独はよい孤独』山内 マリコ 河出書房新社 2018年5月30日初版 地元から出ないアラサ

記事を読む

『臣女(おみおんな)』(吉村萬壱)_書評という名の読書感想文

『臣女(おみおんな)』吉村 萬壱 徳間文庫 2016年9月15日初版 夫の浮気を知った妻は身体が巨

記事を読む

『ロスジェネの逆襲』(池井戸潤)_書評という名の読書感想文

『ロスジェネの逆襲』 池井戸 潤  ダイヤモンド社 2012年6月28日第一刷 あの、半沢直樹シ

記事を読む

『学問』(山田詠美)_書評という名の読書感想文

『学問』山田 詠美 新潮文庫 2014年3月1日発行 私はこの作家が書く未成年たちを無条件に信頼

記事を読む

『あくてえ』(山下紘加)_書評という名の読書感想文

『あくてえ』山下 紘加 河出書房新社 2022年7月30日 初版発行 怒濤である。出口のない

記事を読む

『アズミ・ハルコは行方不明』(山内マリコ)_書評という名の読書感想文

『アズミ・ハルコは行方不明』山内 マリコ 幻冬舎文庫 2015年10月20日初版 グラフィテ

記事を読む

『60%』(柴田祐紀)_書評という名の読書感想文

『60%』柴田 祐紀 光文社文庫 2025年3月20日 初版1刷発行 第26回 日本ミステリ

記事を読む

『虜囚の犬/元家裁調査官・白石洛』(櫛木理宇)_書評という名の読書感想文

『虜囚の犬/元家裁調査官・白石洛』櫛木 理宇 角川ホラー文庫 2023年3月25日初版発行

記事を読む

『妻は忘れない』(矢樹純)_書評という名の読書感想文

『妻は忘れない』矢樹 純 新潮文庫 2020年11月1日発行 葬儀の晩に訪れた、前

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)_書評という名の読書感想文

『同志少女よ、敵を撃て』逢坂 冬馬 ハヤカワ文庫 2025年8月15

『介護者D』 (河﨑秋子)_書評という名の読書感想文

『介護者D』 河﨑 秋子 朝日文庫 2025年11月30日 第1刷発

『曾根崎心中/新装版』(角田光代 原作 近松門左衛門)_書評という名の読書感想文

『曾根崎心中/新装版』角田 光代 原作 近松門左衛門 リトルモア 2

『枯木灘』(中上健次)_書評という名の読書感想文

『枯木灘』中上 健次 河出文庫 2019年10月30日 新装新版3刷

『僕の女を探しているんだ』(井上荒野)_書評という名の読書感想文

『僕の女を探しているんだ』井上 荒野 新潮文庫 2026年1月1日

→もっと見る

  • 3 にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
PAGE TOP ↑