「 書評(さ行) 」 一覧
『自由なサメと人間たちの夢』(渡辺優)_書評という名の読書感想文
2019/02/15 | 『自由なサメと人間たちの夢』(渡辺優), 作家別(わ行), 書評(さ行), 渡辺優
『自由なサメと人間たちの夢』渡辺 優 集英社文庫 2019年1月25日第一刷 痛快な毒気をはらんだ物語センスが炸裂! 自殺未遂を繰り返す女が、入院先の病院で決意する最後の日の顛末と
『前世は兎』(吉村萬壱)_書評という名の読書感想文
2019/01/30 | 『前世は兎』(吉村萬壱), 作家別(や行), 吉村萬壱, 書評(さ行)
『前世は兎』吉村 萬壱 集英社 2018年10月30日第一刷 7年余りを雌兎として生きた前世の記憶を持ち、常に交尾を欲し、数々の奇行に走る女。かつてつがいだった男と再会した女が遭遇し
『坂の途中の家』(角田光代)_書評という名の読書感想文
2018/12/26 | 『坂の途中の家』(角田光代), 作家別(か行), 書評(さ行), 角田光代
『坂の途中の家』角田 光代 朝日文庫 2018年12月30日第一刷 最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない - 。虐待事件の補充裁判員になった里沙子は、子どもを殺した母親をめぐる証言
『獅子吼』(浅田次郎)_書評という名の読書感想文
2018/12/21 | 『獅子吼』(浅田次郎), 作家別(あ行), 書評(さ行), 浅田次郎
『獅子吼』浅田 次郎 文春文庫 2018年12月10日第一刷 けっして瞋(いか)るな。瞋れば命を失う - 父の訓えを守り、檻の中で運命を受け入れて暮らす彼が、太平洋戦争下の過酷に苦し
『作家刑事毒島』(中山七里)_書評という名の読書感想文
2018/12/03 | 『作家刑事毒島』(中山七里), 中山七里, 作家別(な行), 書評(さ行)
『作家刑事毒島』中山 七里 幻冬舎文庫 2018年10月10日初版 内容についての紹介文を、二つ掲載します。(文庫の裏に書いてある) まずはスタンダードな方から。 新人賞の選考に関わる編集者の刺殺
『ジャズをかける店がどうも信用できないのだが・・・・・・。』(姫野 カオルコ)_書評という名の読書感想文
2018/11/21 | 『ジャズをかける店がどうも信用できないのだが・・・・・・。』(姫野 カオルコ), 作家別(は行), 姫野カオルコ, 書評(さ行)
『ジャズをかける店がどうも信用できないのだが・・・・・・。』姫野 カオルコ 徳間文庫 2016年3月15日初刷 ファンデーションは女性全員をブスにするのに、すっぴんに大騒ぎするのはおかしい。「おまえ
『静かに、ねぇ、静かに』(本谷有希子)_書評という名の読書感想文
2018/11/02 | 『静かに、ねぇ、静かに』(本谷有希子), 作家別(ま行), 書評(さ行), 本谷有希子
『静かに、ねぇ、静かに』本谷 有希子 講談社 2018年8月21日第一刷 芥川賞受賞から2年、本谷有希子が描くSNS狂騒曲! 海外旅行でインスタにアップする写真で "本当" を実感する僕たち、ネ
『十二人の死にたい子どもたち』(冲方丁)_書評という名の読書感想文
2018/10/24 | 『十二人の死にたい子どもたち』(冲方丁), 作家別(あ行), 冲方丁, 書評(さ行)
『十二人の死にたい子どもたち』冲方 丁 文春文庫 2018年10月10日第一刷 廃病院に集結した子どもたちの前に現れたのは--? 廃業した病院にやってくる子どもたち。目的はみんなで集団自殺すること
『その先の道に消える』(中村文則)_書評という名の読書感想文
2018/10/19 | 『その先の道に消える』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(さ行)
『その先の道に消える』中村 文則 朝日新聞出版 2018年10月30日第一刷 帯に - 絡まりあう "謎" と "嘘" その周縁をさまよう男。 愛、信仰、運命 - 。 この世界を生きる意味。-
『呪文』(星野智幸)_書評という名の読書感想文
2018/09/26 | 『呪文』(星野智幸), 作家別(は行), 星野智幸, 書評(さ行)
『呪文』星野 智幸 河出文庫 2018年9月20日初版 さびれゆく商店街の生き残りと再生を画策する男、図領。 彼が語る 「希望」 という名の毒は、静かに街を侵しはじめる。 「この本に書かれているの
『さよなら、ビー玉父さん』(阿月まひる)_書評という名の読書感想文
2018/09/19 | 『さよなら、ビー玉父さん』(阿月まひる), 作家別(あ行), 書評(さ行), 阿月まひる
『さよなら、ビー玉父さん』阿月 まひる 角川文庫 2018年8月25日初版 夏の炎天下、しがない30代男・奥田狐(通称:コン)のアパートを、小さな天使が訪ねてきた。天使の名は遊(ゆう)。離婚で別れた
『純平、考え直せ』(奥田英朗)_書評という名の読書感想文
2018/09/10 | 『純平、考え直せ』(奥田英朗), 作家別(あ行), 奥田英朗, 書評(さ行)
『純平、考え直せ』奥田 英朗 光文社文庫 2013年12月20日初版 坂本純平は気のいい下っ端やくざ。喧嘩っ早いが、女に甘くて男前。歌舞伎町ではちょっとした人気者だ。そんな彼が、対立する組の幹部の命
『しゃべれども しゃべれども』(佐藤多佳子)_書評という名の読書感想文
2018/08/24 | 『しゃべれども しゃべれども』(佐藤多佳子), 佐藤多佳子, 作家別(さ行), 書評(さ行)
『しゃべれども しゃべれども』佐藤 多佳子 新潮文庫 2012年6月10日27刷 俺は今昔亭三つ葉。三度のメシより落語が好きで、噺家になったはいいが、目下前座よりちょい上の二ツ目。自慢じゃないが、頑
『消滅世界』(村田沙耶香)_書評という名の読書感想文
2018/08/13 | 『消滅世界』(村田沙耶香), 作家別(ま行), 書評(さ行), 村田沙耶香
『消滅世界』村田 沙耶香 河出文庫 2018年7月20日初版 世界大戦をきっかけに、人工授精が飛躍的に発達した、もう一つの日本(パラレルワールド)。人は皆、人工授精で子供を産むようになり、生殖と快楽