「 書評(さ行) 」 一覧
『死体でも愛してる』(大石圭)_書評という名の読書感想文
2020/10/02 | 『死体でも愛してる』(大石圭), 作家別(あ行), 大石圭, 書評(さ行)
『死体でも愛してる』大石 圭 角川ホラー文庫 2020年8月25日初版 台所に立っていると落ち着く。料理をすると心が凪いでいく。だからわたしは、最愛の夫が死んだ今日も包丁を握る。「彼
『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ)_書評という名の読書感想文
2020/09/28 | 『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ), 作家別(さ行), 書評(さ行), 瀬尾まいこ
『そして、バトンは渡された』瀬尾 まいこ 文春文庫 2020年9月10日第1刷 幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。その後も大人の都合に振り回され、高校
『セイレーンの懺悔』(中山七里)_書評という名の読書感想文
2020/09/07 | 『セイレーンの懺悔』(中山七里), 中山七里, 作家別(な行), 書評(さ行)
『セイレーンの懺悔』中山 七里 小学館文庫 2020年8月10日初版 不祥事で番組存続の危機に陥った帝都テレビ 「アフタヌーンJAPAN」。配属二年目の朝倉多香美は、里谷太一と起死回
『すべて忘れてしまうから』(燃え殻)_書評という名の読書感想文
2020/08/31 | 『すべて忘れてしまうから』(燃え殻), 作家別(ま行), 書評(さ行), 燃え殻
『すべて忘れてしまうから』燃え殻 扶桑社 2020年8月10日第3刷 ベストセラー 『ボクたちはみんな大人になれなかった』 著者による3年ぶりの新刊 ボクたちの人生は、なぜか忘
『すみなれたからだで』(窪美澄)_書評という名の読書感想文
2020/08/21 | 『すみなれたからだで』(窪美澄), 作家別(か行), 書評(さ行), 窪美澄
『すみなれたからだで』窪 美澄 河出文庫 2020年7月20日初版 無様に。だけど、私はまだ生きているのだ。 三年前のよく晴れた冬の日、五日市線の終着駅から父が入居予定の施設に
『知らない女が僕の部屋で死んでいた』(草凪優)_書評という名の読書感想文
2020/08/10 | 『知らない女が僕の部屋で死んでいた』(草凪優), 作家別(か行), 書評(さ行), 草凪優
『知らない女が僕の部屋で死んでいた』草凪 優 実業之日本社文庫 2020年6月15日初版 最下層の僕と高嶺の花だった彼女 目が覚めると、知らない女が自宅のベッドで、全裸で死ん
『少年と犬』(馳星周)_書評という名の読書感想文
2020/08/03 | 『少年と犬』(馳星周), 作家別(は行), 書評(さ行), 馳星周
『少年と犬』馳 星周 文藝春秋 2020年7月25日第4刷 傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった - 。 2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認
『砂上』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文
2020/07/29 | 『砂上』(桜木紫乃), 作家別(さ行), 書評(さ行), 桜木紫乃
『砂上』桜木 紫乃 角川文庫 2020年7月25日初版 「あなた、なぜ小説を書くんですか」 北海道・江別で平坦な生活を送る柊令央は、応募原稿を読んだという編集者に問われ、渾身の一作を
『サキの忘れ物』(津村記久子)_書評という名の読書感想文
2020/07/15 | 『サキの忘れ物』(津村記久子), 作家別(た行), 書評(さ行), 津村記久子
『サキの忘れ物』津村 記久子 新潮社 2020年6月25日発行 見守っている。あなたがわたしの存在を信じている限り。 ある日、千春はアルバイト先の喫茶店で客が忘れていった一冊の
『サムのこと 猿に会う』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2020/06/19 | 『サムのこと 猿に会う』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(さ行), 西加奈子
『サムのこと 猿に会う』西 加奈子 小学館文庫 2020年3月11日初版 そぼ降る雨のなか、様々なことが定まらない二十代男女5人が、突然の死を迎えた仲間の通夜に向かうところから始まる
『十九歳の地図』(中上健次)_書評という名の読書感想文
2020/06/17 | 『十九歳の地図』(中上健次), 中上健次, 作家別(な行), 書評(さ行)
『十九歳の地図』中上 健次 河出文庫 2020年1月30日新装新版2刷 「俺は何者でもない、何者かになろうとしているのだ」- 予備校生のノートに記された地図と、そこに書き込まれていく
『サロメ』(原田マハ)_書評という名の読書感想文
2020/06/02 | 『サロメ』(原田マハ), 作家別(は行), 原田マハ, 書評(さ行)
『サロメ』原田 マハ 文春文庫 2020年5月10日第1刷 頽廃に彩られた十九世紀末のロンドン。病弱な青年だったビアズリーはイギリスの代表的作家で男色家のワイルドに見いだされ、『サロ
『幸せのプチ』(朱川湊人)_この人の本をたまに読みたくなるのはなぜなんだろう。
2020/05/18 | 『幸せのプチ』(朱川湊人), 作家別(さ行), 書評(さ行), 朱川湊人
『幸せのプチ』朱川 湊人 文春文庫 2020年4月10日第1刷 夜中になると町を歩き回るという、銀色の仮面をつけた男。不気味な男の正体を探る少年に、中年の警官は言った。「あの人は悪い
『死んでもいい』(櫛木理宇)_彼ら彼女らの、胸の奥の奥
2020/05/13 | 『死んでもいい』(櫛木理宇), 作家別(か行), 書評(さ行), 櫛木理宇
『死んでもいい』櫛木 理宇 早川書房 2020年4月25日発行 「ぼくが殺しておけばよかった」 中学三年の不良少年・樋田真俊が何者かに刺殺された事件。彼にいじめを受けていた同級生・河
『素敵な日本人』(東野圭吾)_ステイホームにはちょうどいい
2020/04/27 | 『素敵な日本人』(東野圭吾), 作家別(は行), 書評(さ行), 東野圭吾
『素敵な日本人』東野 圭吾 光文社文庫 2020年4月20日初版 一人娘の結婚を案じる父に、娘は雛人形を指差して大丈夫という。そこには亡き妻の秘密が・・・・・・・。(「今夜は一人で雛