「 作家別(な行) 」 一覧
『炎上する君』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2015/08/12 | 『炎上する君』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(あ行), 西加奈子
『炎上する君』西 加奈子 角川文庫 2012年11月25日初版 「君は戦闘にいる。恋という戦闘のさなかにいる。誰がそれを、笑うことが出来ようか。君は炎上している」(「炎上する君」より) これだけでは
『きのうの神さま』(西川美和)_書評という名の読書感想文
2015/08/10 | 『きのうの神さま』(西川美和), 作家別(な行), 書評(か行), 西川美和
『きのうの神さま』西川 美和 ポプラ文庫 2012年8月5日初版 ポプラ社の解説を借りると、『ゆれる』 の映画監督が 〈真実と嘘の境界〉 をテーマに人間の本性を炙り出した短編小説集で、映画『ディア
『何もかも憂鬱な夜に』(中村文則)_書評という名の読書感想文
2015/07/31 | 『何もかも憂鬱な夜に』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(な行)
『何もかも憂鬱な夜に』中村 文則 集英社文庫 2012年2月25日第一刷 施設で育った刑務官の「僕」は、夫婦を刺殺した二十歳の未決囚・山井を担当している。一週間後に迫る控訴期限が切れれば死刑が確
『通天閣』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2015/07/20 | 『通天閣』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(た行), 西加奈子
『通天閣』西 加奈子 ちくま文庫 2009年12月10日第一刷 織田作之助賞受賞作だと聞くと、なるほどそれにはピッタリの小説で、作者が西加奈子とくれば、今では大概の人がああなるほどと納得もする
『王国』(中村文則)_書評という名の読書感想文
2015/07/10 | 『王国』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(あ行)
『王国』中村 文則 河出文庫 2015年4月20日初版 児童養護施設育ちのユリカ。フルネームは、鹿島ユリカ。彼女は、ハニートラップを仕掛けて人の弱みを人工的に作ることを生業にしています。ターゲ
『七色の毒』(中山七里)_書評という名の読書感想文
2015/07/07 | 『七色の毒』(中山七里), 中山七里, 作家別(な行), 書評(な行)
『七色の毒』中山 七里 角川文庫 2015年1月25日初版 岐阜県出身の作家で、ペンネームが「中山七里」とは中々にふざけた名前で面白い。知らなかったのは私だけのようで、世間ではえらく人気がある
『窓の魚』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2015/07/01 | 『窓の魚』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(ま行), 西加奈子
『窓の魚』西 加奈子 新潮文庫 2011年1月1日発行 温泉宿で一夜をすごす、2組の恋人たち。静かなナツ、優しいアキオ、可愛いハルナ、無関心なトウヤマ。裸の体で、秘密の心を抱える彼らはそれぞれに
『十九歳のジェイコブ』(中上健次)_書評という名の読書感想文
2015/06/11 | 『十九歳のジェイコブ』(中上健次), 中上健次, 作家別(な行), 書評(さ行)
『十九歳のジェイコブ』中上 健次 角川文庫 2006年2月25日改版初版発行 中上健次という作家をご存じでしょうか? 読書好きの人なら知らない方がおかしいくらい有名な作家で、ある程度年輩の方なら元
『遮光』(中村文則)_書評という名の読書感想文
2015/06/05 | 『遮光』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(さ行)
『遮光』中村 文則 新潮文庫 2011年1月1日発行 私は瓶に意識を向けた。近頃指がまた少し変色したような気がし、不安だった。美しく褐色に染まっていた指は、近頃、より色を濃くし、その色相の進行は
『きりこについて』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2015/05/26 | 『きりこについて』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(か行), 西加奈子
『きりこについて』西 加奈子 角川書店 2011年10月25日初版 きりこという、それはそれは「ぶす」な女の子がいます。どれほどのぶすなのかという点に関しては、引用が長くなりますので、ここでは
『悪意の手記』(中村文則)_書評という名の読書感想文
2015/05/12 | 『悪意の手記』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(あ行)
『悪意の手記』中村 文則 新潮文庫 2013年2月1日発行 死に至る病に冒されたものの、奇跡的に一命を取り留めた男。生きる意味を見出せず全ての生を憎悪し、その悪意に飲み込まれ、ついに親友を殺害し
『あおい』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2015/05/07 | 『あおい』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(あ行), 西加奈子
『あおい』西 加奈子 小学館文庫 2007年6月11日初版 西加奈子のデビュー作です。「あおい」「サムのこと」「空心町深夜2時」の3編が収められています。 知名度から言えば圧倒的に「あおい」
『迷宮』(中村文則)_書評という名の読書感想文
2015/04/25 | 『迷宮』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(ま行)
『迷宮』中村 文則 新潮文庫 2015年4月1日発行 すべての始まりは、日置事件でした。 「折鶴事件」とマスコミが名付けたこの迷宮事件は、1988年に東京都練馬区の民家で発生します。日置剛史
『漁港の肉子ちゃん』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2015/04/15 | 『漁港の肉子ちゃん』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(か行), 西加奈子
『漁港の肉子ちゃん』西 加奈子 幻冬舎文庫 2014年4月10日初版 男にだまされた母・肉子ちゃんと一緒に、流れ着いた北の町。肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働いている。太っていて不細工で、明るい - キ
『最後の命』(中村文則)_書評という名の読書感想文
2015/03/18 | 『最後の命』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(さ行)
『最後の命』中村 文則 講談社文庫 2010年7月15日第一刷 中村文則の小説はミステリーとしても読めるといった解説がありますが、私にはそれが随分無理をした解釈に思えてなりません。ミステリー仕立て