『教場2』(長岡弘樹)_書評という名の読書感想文
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最終更新日:2024/01/11
『教場2』(長岡弘樹), 作家別(な行), 書評(か行), 長岡弘樹
『教場2』長岡 弘樹 小学館文庫 2017年12月11日初版
必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。白髪隻眼の鬼教官・風間公親のもとに、初任科第百期短期課程の生徒達が入校してきた。半年間、地獄の試練を次々と乗り越えていかなければ、卒業は覚束ない。ミスを犯せば、タイムリミット一週間の〈退校宣告〉が下される。総代を狙う元医師の桐沢、頑強な刑事志望の仁志川など、生徒達も曲者揃いだ。その中でも「警察に恨みがある」という美浦は、異色の存在だった。成績優秀ながら武道が苦手な美浦の抱えている過去とは? 数々の栄冠に輝いた前代未聞の警察学校小説、待望の続編! (「BOOK」データベースより)
●第一話 創傷(そうしょう)
初任科第百期短期課程の桐沢篤は、風間教場に編入された不運を呪っていた。医師から警察官に転職した桐沢は、ゴールデンウィーク明けに最初の洗礼を受ける。
●第二話 心眼
風間教場では、備品の盗難が相次いでいた。盗まれたのは、PCのマウス、ファーストミット、マレット(木琴を叩く枹)。単独では使い道のないものばかりだ。
●第三話 罰則
津木田卓は、プールでの救助訓練が嫌でたまらなかった。教官の貞方は屈強な体格のスパルタ教師で、特に潜水の練習はきつい。本気で殺されると思ってしまうほどだ。
●第四話 敬慕
菱沼羽津希は、自分のことを初任科第百期短期課程の中でも特別な存在だと思っている。広告塔として白羽の矢が立つのは、容姿に秀でている自分なのだ。
●第五話 机上
仁志川鴻は、将来の配属先として刑事課凶行犯係を強く希望している。元刑事だという教官の風間には、殺人捜査の模擬実習を提案しているところだ。
●第六話 奉職
警察学校時代の成績は、昇進や昇給、人事異動等ことあるごとに参照される。三浦亮真は、同期で親友の桐沢篤が総代候補と目されるなか、大きな試練に直面していた。
以上6編。
シリーズ50万部突破!
週刊文春『2013年ミステリーベスト10』国内部門第1位『教場』続編!
警察小説に新機軸を打ち出したベストセラー!
白髪隻眼の鬼教官・風間公親は、今作でも健在!
- ということで、
正月休みにはもってこいの一冊。暇に飽かせて、ゆっくり、丁寧に読んでみてください。スッとして、何よりの骨休めになります。
この本を読んでみてください係数 80/100
◆長岡 弘樹
1969年山形県山形市生まれ。
筑波大学第一学群社会学類卒業。
作品 「陽だまりの偽り」「傍聞き」「教場」「線の波紋」「波形の声」「群青のタンデム」など
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