『家族の言い訳』(森浩美)_書評という名の読書感想文

公開日: : 最終更新日:2019/02/15 『家族の言い訳』(森浩美), 作家別(ま行), 書評(か行), 森浩美

『家族の言い訳』森 浩美 双葉文庫 2018年12月17日36刷

家族の言い訳 (双葉文庫)

帯に大きく - 上を向いて読んでください 涙がこぼれてしまいます。- とあります。

家族に悩まされ、家族に助けられている。誰の人生だってたくさんの痛み、苦しみ、そして喜びに溢れている - 。作詞家・森浩美がその筆才を小説に振るい、リアルな設定の上に 「大人の純粋さ」 を浮かび上がらせた。『ホタルの熱』 『おかあちゃんの口紅』 はラジオドラマや入試問題にもなった出色の感動作。あなたの中の 「いい人」 にきっと出会える、まっすぐな人生小説をお届けします。(双葉文庫)

荻野目洋子のシングル 『Dance Beat は夜明けまで』 が初登場で4位を記録。その後、森川由加里の 『SHOW ME』 や田原俊彦の 『抱きしめてTONIGHT』 などのヒットが続き、SMAPに至ってはデビュー曲の 『C’ant Stop!! – LOVIG – 』 をはじめとして『青いイナズマ』 『SHAKE』 『ダイナマイト』 など、数多くの歌詞を手掛けた人物 - といえばどうでしょう? 

作詞家で脚本家の森浩美(男性) は、近年 「家族」 をテーマとする多くの小説を上梓しています。本作 『家族の言い訳』 はそのとっかかり、いっとう最初の作品集です。(初出は2006年、双葉社より)

文庫で36刷、販売部数は20万部を突破。売れているのは確かなようで、だから読んでみようと。

ただ、「上を向いて読んでください 涙がこぼれてしまいます。」 とは如何にも大袈裟で、本当だろうか? というのはちょっとありました。ことによると読者を甘く見ているような、そんな予感があるにはありました。

(私が) 泣いたかどうか? それは書かないでおきます。

みなさんなら、どうなのでしょう。試しに 『ホタルの熱』 『おかあちゃんの口紅』 の二つだけでも読んでみてください。

収録作品
1.ホタルの熱
2.乾いた声でも
3.星空への寄り道
4.カレーの匂い
5.柿の代わり
6.おかあちゃんの口紅
7.イブのクレヨン
8.粉雪のキャッチボール

この本を読んでみてください係数  70/100

家族の言い訳 (双葉文庫)

◆森 浩美
放送作家を経て、1983年より作詞家として活躍。

作品 「家族小説」シリーズ、「夏を拾いに」「ひとごと」「家族連写」「終の日までの」他多数

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