「 小川洋子 」 一覧
『完璧な病室』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2023/04/03 | 『完璧な病室』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(か行)
『完璧な病室』小川 洋子 中公文庫 2023年2月25日改版発行 こうして小川洋子は出現した みずみずしい輝きを放つ最初期の四作品に著者あとがきを新たに収録 病に冒された弟と姉
『シュガータイム』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2022/09/26 | 『シュガータイム』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(さ行)
『シュガータイム』小川 洋子 中公文庫 2022年7月30日21刷発行 三週間ほど前から、わたしは奇妙な日記をつけ始めた - 。春の訪れとともにはじまり、秋の淡い陽射しのなかで終わっ
『薬指の標本』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2022/01/24 | 『薬指の標本』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(か行)
『薬指の標本』小川 洋子 新潮文庫 2021年11月10日31刷 楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡・・・・・・・。人々が思い出の品々を持ち込む 〔標本室〕 で働いているわたしは
『密やかな結晶 新装版』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2020/12/30 | 『密やかな結晶 新装版』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(は行)
『密やかな結晶 新装版』小川 洋子 講談社文庫 2020年12月15日第1刷 記憶狩りによって消滅が進む島。人々は大切な物を、そして自分自身を、失っていった。 その島では、記憶
『ミーナの行進』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2020/09/11 | 『ミーナの行進』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(ま行)
『ミーナの行進』小川 洋子 中公文庫 2018年11月30日6刷発行 美しくて、かよわくて、本を愛したミーナ。あなたとの思い出は、損なわれることがない - ミュンヘンオリンピックの年
『ブラフマンの埋葬』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2020/09/02 | 『ブラフマンの埋葬』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(は行)
『ブラフマンの埋葬』小川 洋子 講談社文庫 2017年10月16日第8刷 読めば読むほどいとおしくなる。 胴の一・二倍に達する尻尾の動きは自由自在、僕が言葉を発する時には目をそ
『口笛の上手な白雪姫』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2020/08/28 | 『口笛の上手な白雪姫』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(か行)
『口笛の上手な白雪姫』小川 洋子 幻冬舎文庫 2020年8月10日初版 「大事にしてやらなくちゃ、赤ん坊は。いくら用心したって、しすぎることはない」。公衆浴場の脱衣場ではたらく小母さ
『不時着する流星たち』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2019/11/15 | 『不時着する流星たち』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(は行)
『不時着する流星たち』小川 洋子 角川文庫 2019年6月25日初版 私はなぜこの人の小説を読みたいと思うのだろう? 読むと大抵は後悔する。理解が及ばないからです。それでも又読
『琥珀のまたたき』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2019/01/10 | 『琥珀のまたたき』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(か行)
『琥珀のまたたき』小川 洋子 講談社文庫 2018年12月14日第一刷 もう二度と取り戻せないあの儚くも幸福な一瞬 古びた図鑑の片隅に蘇る、失われた時の輝き - 閉ざされた家で暮らす
『寡黙な死骸 みだらな弔い』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2018/01/08 | 『寡黙な死骸 みだらな弔い』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(か行)
『寡黙な死骸 みだらな弔い』小川 洋子 中公文庫 2003年3月25日初版 息子を亡くした女が洋菓子屋を訪れ、鞄職人は心臓を採寸する。内科医の白衣から秘密がこぼれ落ち、拷問博物館でベンガル虎が息絶え
『沈黙博物館』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2017/12/24 | 『沈黙博物館』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(た行)
『沈黙博物館』小川 洋子 ちくま文庫 2004年6月9日第一刷 耳縮小手術専用メス、シロイワバイソンの毛皮、切り取られた乳首・・・・・・・「私が求めたのは、その肉体が間違いなく存在しておったという証
『貴婦人Aの蘇生』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2016/10/11 | 『貴婦人Aの蘇生』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(か行)
『貴婦人Aの蘇生』小川 洋子 朝日文庫 2005年12月30日第一刷 北極グマの剥製に顔をつっこんで絶命した伯父。死んだ動物たちに刺繍をほどこす伯母。この謎の貴婦人はロマノフ王朝の最後の生き残りなの
『ことり』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2016/02/13 | 『ことり』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(か行)
『ことり』小川 洋子 朝日文庫 2016年1月30日第一刷 人間の言葉は話せないけれど、小鳥のさえずりを理解する兄と、兄の言葉を唯一わかる弟。二人は支えあってひっそりと生きていく。やがて兄は亡く
『ホテル・アイリス』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2015/03/30 | 『ホテル・アイリス』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(は行)
『ホテル・アイリス』小川 洋子 幻冬舎文庫 1998年8月25日初版 これは小川洋子が書いた、まぎれもない 「性愛小説」 です。しかも、描かれているのは、極端に歪で常軌を逸した 「愛のかたち」 で