『二千七百の夏と冬』(上下)(荻原浩)_書評という名の読書感想文
2017/06/23 | 『二千七百の夏と冬』(上下)(荻原浩), 作家別(あ行), 書評(な行), 荻原浩
『二千七百の夏と冬』(上下)荻原 浩 双葉文庫 2017年6月18日第一刷 [物語の発端。現代の話] ダム工事の現場で、縄文人男性と弥生人女性の人骨が発見された。二体はしっかりと手を重ね、互いに向き
『砂漠ダンス』(山下澄人)_書評という名の読書感想文
2017/06/21 | 『砂漠ダンス』(山下澄人), 作家別(や行), 山下澄人, 書評(さ行)
『砂漠ダンス』山下 澄人 河出文庫 2017年3月30日初版 「砂漠へ行きたいと考えたのはテレビで砂漠の様子を見たからだ」- 北国に住むわたしが飛行機に乗って到着した街は、アメリカの古くからのカジノ
『あの日のあなた』(遠田潤子)_書評という名の読書感想文
2017/06/19 | 『あの日のあなた』(遠田潤子), 作家別(た行), 書評(あ行), 遠田潤子
『あの日のあなた』遠田 潤子 角川事務所 2017年5月18日第一刷 交通事故で唯一の肉親である父を亡くした、大学生の片瀬在。尊敬する父の「弔いごと一切不要」という遺言に戸惑いつつも、その通りにすま
『ひざまずいて足をお舐め』(山田詠美)_書評という名の読書感想文
2017/06/17 | 『ひざまずいて足をお舐め』(山田詠美), 作家別(や行), 山田詠美, 書評(は行)
『ひざまずいて足をお舐め』山田 詠美 新潮文庫 1991年11月25日発行 SMクラブの女王様が、新人賞受賞の注目作家になった! 親友、忍お姉さんが語る主人公・ちかの世界は、ストリップ劇場、黒人に群
『ifの悲劇』(浦賀和宏)_書評という名の読書感想文
2017/06/15 | 『ifの悲劇』(浦賀和宏), 作家別(あ行), 書評(あ行), 浦賀和宏
『ifの悲劇』浦賀 和宏 角川文庫 2017年4月25日初版 小説家の加納は、愛する妹の自殺に疑惑を感じていた。やがて妹の婚約者だった奥津の浮気が原因だと突き止め、奥津を呼び出して殺害。しかし偽装工
『がん消滅の罠/完全寛解の謎』(岩木一麻)_書評という名の読書感想文
2017/06/14 | 『がん消滅の罠/完全寛解の謎』(岩木一麻), 作家別(あ行), 岩木一麻, 書評(か行)
『がん消滅の罠/完全寛解の謎』岩木 一麻 宝島社 2017年1月26日第一刷 日本がんセンターに勤める医師・夏目は、生命保険会社に勤務する友人から、保険金の不正受給の可能性がある案件について質問を受
『R.S.ヴィラセリョール』(乙川優三郎)_書評という名の読書感想文
2017/06/12 | 『R.S.ヴィラセリョール』(乙川優三郎), 乙川優三郎, 作家別(あ行), 書評(あ行)
『R.S.ヴィラセリョール』乙川 優三郎 新潮社 2017年3月30日発行 レイ・市東・ヴィラセリョールは房総半島に染色工房を構え、成果をあげかけていた。その矢先、父は病身をおして独りフィリピンへの
『ひと呼んでミツコ』(姫野カオルコ)_書評という名の読書感想文
2017/06/10 | 『ひと呼んでミツコ』(姫野カオルコ), 作家別(は行), 姫野カオルコ, 書評(は行)
『ひと呼んでミツコ』姫野 カオルコ 集英社文庫 2001年8月25日第一刷 彼女はミツコ。私立薔薇十字女子大英文科在籍中。名高い香水と同じ名前を持つ女 - 。その盲腸の手術痕がうずく時、不埒なやつら
『 Y 』(佐藤正午)_書評という名の読書感想文
2017/06/07 | 『 Y 』(佐藤正午), 佐藤正午, 作家別(さ行), 書評(わ行)
『 Y 』佐藤 正午 角川春樹事務所 2001年5月18日第一刷 [プロローグ] 1980年、9月6日、土曜日。その夜、青年は渋谷駅のプラットホームで、ある女を見かけます。時刻は7時10分過ぎ。や
『エヴリシング・フロウズ』(津村記久子)_書評という名の読書感想文
2017/06/05 | 『エヴリシング・フロウズ』(津村記久子), 作家別(た行), 書評(あ行), 津村記久子
『エヴリシング・フロウズ』津村 記久子 文春文庫 2017年5月10日第一刷 クラス替えは、新しい人間関係の始まり。絵の好きなヒロシは、背が高くいつもひとりでいる矢澤、ソフトボール部の野末と大土居の
『泳いで帰れ』(奥田英朗)_書評という名の読書感想文
2017/06/03 | 『泳いで帰れ』(奥田英朗), 作家別(あ行), 奥田英朗, 書評(あ行)
『泳いで帰れ』奥田 英朗 光文社文庫 2008年7月20日第一刷 8月16日、月曜日。朝の品川駅はいつもどおりの通勤ラッシュであった。サラリーマンやOLたちが忙しそうに先を急いでいる。普段とちがう
『鳥の会議』(山下澄人)_書評という名の読書感想文
2017/06/01 | 『鳥の会議』(山下澄人), 作家別(や行), 山下澄人, 書評(た行)
『鳥の会議』山下 澄人 河出文庫 2017年3月30日初版 ぼくと神永、三上、長田はいつも一緒だ。ぼくがまさしにどつかれて左目を腫らしたと知ると、神永たちは仕返しにゲーセンに向かい、教師や先輩からの
『パリ行ったことないの』(山内マリコ)_書評という名の読書感想文
2017/05/31 | 『パリ行ったことないの』(山内マリコ), 作家別(や行), 山内マリコ, 書評(は行)
『パリ行ったことないの』山内 マリコ 集英社文庫 2017年4月25日第一刷 女性たちの憧れの街〈パリ〉。ずっとパリに行くことを夢見ていながら、臆病すぎて一度も海外に行ったことのなかったあゆこ。35
『妻が椎茸だったころ』(中島京子)_書評という名の読書感想文
2017/05/28 | 『妻が椎茸だったころ』(中島京子), 中島京子, 作家別(な行), 書評(た行)
『妻が椎茸だったころ』中島 京子 講談社文庫 2016年12月15日第一刷 オレゴンの片田舎で出会った老婦人が、禁断の愛を語る「リズ・イェセンスカのゆるされざる新鮮な出会い」。暮らしている部屋まで知