『生きる』(乙川優三郎)_書評という名の読書感想文
2017/03/22 | 『生きる』(乙川優三郎), 乙川優三郎, 作家別(あ行), 書評(あ行)
『生きる』乙川 優三郎 文春文庫 2005年1月10日第一刷 亡き藩主への忠誠を示す「追腹」を禁じられ、生き続けざるを得ない初老の武士。周囲の冷たい視線、嫁いだ娘からの義絶、そして息子の決意の行動
2017/03/22 | 『生きる』(乙川優三郎), 乙川優三郎, 作家別(あ行), 書評(あ行)
『生きる』乙川 優三郎 文春文庫 2005年1月10日第一刷 亡き藩主への忠誠を示す「追腹」を禁じられ、生き続けざるを得ない初老の武士。周囲の冷たい視線、嫁いだ娘からの義絶、そして息子の決意の行動
2017/03/20 | 『徘徊タクシー』(坂口恭平), 作家別(さ行), 坂口恭平, 書評(は行)
『徘徊タクシー』坂口 恭平 新潮文庫 2017年3月1日発行 徘徊癖をもつ90歳の曾祖母が、故郷熊本で足下を指しヤマグチとつぶやく。ボケてるんだろうか。いや、彼女は目指す場所を知っているはずだ! 認
2017/03/18 | 『イノセント・デイズ』(早見和真), 作家別(は行), 早見和真, 書評(あ行)
『イノセント・デイズ』早見 和真 新潮文庫 2017年3月1日発行 田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉
『JR上野駅公園口』柳 美里 河出文庫 2017年2月20日初版 1933年、私は「天皇」と同じ日に生まれた - 東京オリンピックの前年、男は出稼ぎのために上野駅に降り立った。そして男は彷徨い続ける
2017/03/11 | 『ボラード病』(吉村萬壱), 作家別(や行), 吉村萬壱, 書評(は行)
『ボラード病』吉村 萬壱 文春文庫 2017年2月10日第一刷 B県海塚市は、過去の災厄から蘇りつつある復興の町。皆が心を一つに強く結び合って「海塚讃歌」を歌い、新鮮な地元の魚や野菜を食べ、港の清掃
2017/03/10 | 『つやのよる』(井上荒野), 井上荒野, 作家別(あ行), 書評(た行)
『つやのよる』井上 荒野 新潮文庫 2012年12月1日発行 男ぐるいの女がひとり、死の床についている。その名は艶。夫・松生は、かつて妻子を捨て艶と出奔したのだった。艶の危篤を、彼女が関係した男たち
2017/03/08 | 『デッドエンドの思い出』(よしもとばなな), 作家別(や行), 吉本ばなな, 書評(た行)
『デッドエンドの思い出』よしもと ばなな 文春文庫 2006年7月10日第一刷 以下は、アマゾンの商品説明にある専門家(文芸評論家)の文章です。いつになく丁寧で、かつ的確な解説に思えますので、まず
2017/03/05 | 『太陽は気を失う』(乙川優三郎), 乙川優三郎, 作家別(あ行), 書評(た行)
『太陽は気を失う』乙川 優三郎 文芸春秋 2015年7月5日第一刷 人は(多かれ少なかれ)こんな思いに駆られ、老いさらばえてやがて骸となる。自分がそうなる前に読めてよかった。そう思える本です。 生
2017/03/03 | 『おとぎのかけら/新釈西洋童話集』(千早茜), 作家別(た行), 千早茜, 書評(あ行)
『おとぎのかけら/新釈西洋童話集』千早 茜 集英社文庫 2013年8月25日第一刷 母親から育児放棄されかけている幼い兄と妹は、花火大会の夜にデパートでわざと迷子になる。公園で出会った女に連れて行か
2017/03/01 | 『ぴんぞろ』(戌井昭人), 作家別(あ行), 戌井昭人, 書評(は行)
『ぴんぞろ』戌井 昭人 講談社文庫 2017年2月15日初版 浅草・酉の市でイカサマ賭博に巻き込まれた脚本家の「おれ」は、まるでサイコロの目に導かれるように、地方のさびれた温泉街に辿り着く。そこであ
2017/02/27 | 『ファイナルガール』(藤野可織), 作家別(は行), 書評(は行), 藤野可織
『ファイナルガール』藤野 可織 角川文庫 2017年1月25日初版 どこで見初められたのか、私にはストーカーがついている。もう何年も。そして私の結婚が決まったあとも、携帯に電話をかけてくる(「去勢」
2017/02/24 | 『孤独論/逃げよ、生きよ』(田中慎弥), 作家別(た行), 書評(か行), 田中慎弥
『孤独論/逃げよ、生きよ』田中 慎弥 徳間書店 2017年2月28日初版 作家デビューまで貫き通した孤独な15年間。追い込まれた者だけが知る最終兵器としての思考 - 。孤高の芥川賞作家、窮地からの人
2017/02/22 | 『これからお祈りにいきます』(津村記久子), 作家別(た行), 書評(か行), 津村記久子
『これからお祈りにいきます』津村 記久子 角川文庫 2017年1月25日初版 高校生シゲルの町には、自分の体の「取られたくない」部分を工作して、神様に捧げる奇妙な祭りがある。父親は不倫中、弟は不登校
2017/02/20 | 『笹の舟で海をわたる』(角田光代), 作家別(か行), 書評(さ行), 角田光代
『笹の舟で海をわたる』角田 光代 毎日新聞社 2014年9月15日第一刷 終戦から10年、主人公・左織(さおり)は22歳の時、銀座で女に声をかけられる。風美子(ふみこ)と名乗る女は、左織と疎開先が一
『悪逆』黒川 博行 朝日新聞出版 2023年10月30日 第1刷発行
『エンド・オブ・ライフ』佐々 涼子 集英社文庫 2024年4月25日
『アトムの心臓 「ディア・ファミリー」 23年間の記録』清武 英利
『メイド・イン京都』藤岡 陽子 朝日文庫 2024年4月30日 第1
『あいにくあんたのためじゃない』柚木 麻子 新潮社 2024年3月2