「 作家別(か行) 」 一覧
『隣のずこずこ』(柿村将彦)_書評という名の読書感想文
2020/12/14 | 『隣のずこずこ』(柿村将彦), 作家別(か行), 書評(た行), 柿村将彦
『隣のずこずこ』柿村 将彦 新潮文庫 2020年12月1日発行 帯に 「衝撃のディストピア・ファンタジー」 とあります。ディストピアを描いた話でありながらファンタジーとは、一体どういう
『殺人依存症』(櫛木理宇)_書評という名の読書感想文
2020/12/09 | 『殺人依存症』(櫛木理宇), 作家別(か行), 書評(さ行), 櫛木理宇
『殺人依存症』櫛木 理宇 幻冬舎文庫 2020年10月10日初版 息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめり込む。そんな折、連続殺人事件が勃発
『罪の名前』(木原音瀬)_書評という名の読書感想文
2020/12/02 | 『罪の名前』(木原音瀬), 作家別(か行), 書評(た行), 木原音瀬
『罪の名前』木原 音瀬 講談社文庫 2020年9月15日第1刷 木原音瀬著 「罪の名前」高校1年で優等生の日向には虫やカエルを生きたまま食べる性癖があった。秘めた欲望を知る幼なじみの
『希望病棟』(垣谷美雨)_書評という名の読書感想文
2020/11/23 | 『希望病棟』(垣谷美雨), 作家別(か行), 垣谷美雨, 書評(か行)
『希望病棟』垣谷 美雨 小学館文庫 2020年11月11日初版 神田川病院に赴任した女医の黒田摩周湖は、二人の末期癌の女性患者をみている。先輩のルミ子に促され、中庭で拾った聴診器を使
『鵜頭川村事件』(櫛木理宇)_書評という名の読書感想文
2020/11/18 | 『鵜頭川村事件』(櫛木理宇), 作家別(か行), 書評(あ行), 櫛木理宇
『鵜頭川村事件』櫛木 理宇 文春文庫 2020年11月10日第1刷 墓参りのため、亡き妻の故郷・鵜頭川村を三年ぶりに訪れた岩森明とその娘。突然、豪雨にみまわれ、山間の小さな村は土砂崩
『私はあなたの記憶のなかに』(角田光代)_書評という名の読書感想文
2020/10/30 | 『私はあなたの記憶のなかに』(角田光代), 作家別(か行), 書評(わ行), 角田光代
『私はあなたの記憶のなかに』角田 光代 小学館文庫 2020年10月11日初版 短篇の名手・角田光代の魅力が溢れる傑作八篇を収録。父とガムと彼女 初子さんは扉のような人だった。小学生
『日没』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文
2020/10/21 | 『日没』(桐野夏生), 作家別(か行), 書評(な行), 桐野夏生
『日没』桐野 夏生 岩波書店 2020年9月29日第1刷 ポリコレ、ネット中傷、出版不況、国家の圧力。海崖に聳える収容所を舞台に 「表現の不自由」 の近未来を描く、戦慄の警世小説。
『物語が、始まる』(川上弘美)_書評という名の読書感想文
2020/09/21 | 『物語が、始まる』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(ま行)
『物語が、始まる』川上 弘美 中公文庫 2012年4月20日9刷 いつもの暮らしのそこここに、ひっそり開いた異世界への扉 - 公園の砂場で拾った 〈雛型〉 との不思議なラブ・ストーリ
『理系。』(川村元気)_書評という名の読書感想文
2020/09/16 | 『理系。』(川村元気), 作家別(か行), 川村元気, 書評(ら行)
『理系。』川村 元気 文春文庫 2020年9月10日第1刷 いかに 「理系の知恵」 を 「文系の物語」 をもって適切に使い、難局を乗り越えるか。危機の先にある、大きなチャンスをどうや
『すみなれたからだで』(窪美澄)_書評という名の読書感想文
2020/08/21 | 『すみなれたからだで』(窪美澄), 作家別(か行), 書評(さ行), 窪美澄
『すみなれたからだで』窪 美澄 河出文庫 2020年7月20日初版 無様に。だけど、私はまだ生きているのだ。 三年前のよく晴れた冬の日、五日市線の終着駅から父が入居予定の施設に
『知らない女が僕の部屋で死んでいた』(草凪優)_書評という名の読書感想文
2020/08/10 | 『知らない女が僕の部屋で死んでいた』(草凪優), 作家別(か行), 書評(さ行), 草凪優
『知らない女が僕の部屋で死んでいた』草凪 優 実業之日本社文庫 2020年6月15日初版 最下層の僕と高嶺の花だった彼女 目が覚めると、知らない女が自宅のベッドで、全裸で死ん
『肉弾』(河﨑秋子)_書評という名の読書感想文
2020/08/07 | 『肉弾』(河﨑秋子), 作家別(か行), 書評(な行), 河﨑秋子
『肉弾』河﨑 秋子 角川文庫 2020年6月25日初版 大学を休学中の貴美也は、父親に反発しながらもその庇護下から抜け出せずにいた。北海道での鹿狩りに連れ出され、山深く分け入ったその
『夜の公園』(川上弘美)_書評という名の読書感想文
2020/07/31 | 『夜の公園』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(や行)
『夜の公園』川上 弘美 中公文庫 2017年4月30日再版発行 「申し分のない」 夫と、二十五年ローンのマンションに暮らすリリ。このまま一生、こういうふうに過ぎてゆくのかもしれない・
『ここは、おしまいの地』(こだま)_書評という名の読書感想文
2020/07/03 | 『ここは、おしまいの地』(こだま), こだま, 作家別(か行), 書評(か行)
『ここは、おしまいの地』こだま 講談社文庫 2020年6月11日第1刷 私は 「かわいそう」 なんかじゃない。『夫のちんぽが入らない』 から一年。辺境で暮らす主婦が振り返る、失敗続き
『悪の血』(草凪優)_書評という名の読書感想文
2020/06/29 | 『悪の血』(草凪優), 作家別(か行), 書評(あ行), 草凪優
『悪の血』草凪 優 祥伝社文庫 2020年4月20日初版 和翔は十三歳の時に母親を捨てた。二十歳の今も家なんてない。ドラッグの売人として生きる和翔だったが、宝物がいた。悪友基生の妹の