「 作家別(ま行) 」 一覧
『火花』(又吉直樹)_書評という名の読書感想文
2015/11/16 | 『火花』(又吉直樹)_書評という名の読書感想文, 作家別(ま行), 又吉直樹, 書評(は行)
『火花』又吉 直樹 文芸春秋 2015年3月15日第一刷 又吉直樹は、今年でちょうど35歳になります。聞くところによると、2,000冊以上の本を持っているといいます。仮に20歳の頃から読み始め
『鬼の跫音』(道尾秀介)_書評という名の読書感想文
2015/10/07 | 『鬼の跫音』(道尾秀介), 作家別(ま行), 書評(あ行), 道尾秀介
『鬼の跫音』道尾 秀介 角川 書店 2009年1月31日初版 刑務所で作られた椅子に奇妙な文章が彫られていた。家族を惨殺した猟奇殺人犯が残した不可解な単語は哀しい事件の真相を示しており・・・(「
『月と蟹』(道尾秀介)_書評という名の読書感想文
2015/09/29 | 『月と蟹』(道尾秀介), 作家別(ま行), 書評(た行), 道尾秀介
『月と蟹』道尾 秀介 文春文庫 2013年7月10日第一刷 海辺の町、小学生の慎一と春也はヤドカリを神様に見立てた願い事遊びを考え出す。無邪気な儀式ごっこはいつしか切実な祈りに変わり、母のない少
『デフ・ヴォイス/法廷の手話通訳士』(丸山正樹)_書評という名の読書感想文
2015/09/07 | 『デフ・ヴォイス/法廷の手話通訳士』(丸山正樹), 丸山正樹, 作家別(ま行), 書評(た行)
『デフ・ヴォイス/法廷の手話通訳士』丸山 正樹 文春文庫 2015年8月10日第一刷 仕事と結婚に失敗した中年男・荒井尚人。今の恋人にも半ば心を閉ざしているが、やがて唯一の技能を活かして手話通訳
『命売ります』(三島由紀夫)_書評という名の読書感想文
2015/08/28 | 『命売ります』(三島由紀夫), 三島由紀夫, 作家別(ま行), 書評(あ行)
『命売ります』三島 由紀夫 ちくま文庫 1998年2月24日第一刷 先日書店へ行って何気に文庫のコーナーを見ていたらこの本がありました。今どきの一般小説に混ざって三島由紀夫の本が陳列されている
『えんじ色心中』(真梨幸子)_書評という名の読書感想文
2015/08/21 | 『えんじ色心中』(真梨幸子), 作家別(ま行), 書評(あ行), 真梨幸子
『えんじ色心中』真梨 幸子 講談社文庫 2014年9月12日第一刷 ライターの収入だけでは満足な生活を送れない久保は派遣会社から紹介された職場で働き、糊口を凌いでいた。マニュアル作成の仕事を受け
『ふたり狂い』(真梨幸子)_書評という名の読書感想文
2015/07/23 | 『ふたり狂い』(真梨幸子), 作家別(ま行), 書評(は行), 真梨幸子
『ふたり狂い』真梨 幸子 早川書房 2011年11月15日発行 『殺人鬼フジコの衝動』を手始めに、『女ともだち』『あの女』『孤虫症』と続けて4冊読みました。噂に違わぬエログロと後味の悪さに加え
『いちご同盟』(三田誠広)_書評という名の読書感想文
2015/07/17 | 『いちご同盟』(三田誠広), 三田誠広, 作家別(ま行), 書評(あ行)
『いちご同盟』三田 誠広 集英社文庫 1991年10月25日第一刷 もう三田誠広という名前を知らない人も、たくさんいるんだろうなと思います。最近めっきり書店で見かけなくなりましたし、正直忘れて
『東京奇譚集』(村上春樹)_書評という名の読書感想文
2015/07/06 | 『東京奇譚集』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(た行), 村上春樹
『東京奇譚集』村上 春樹 新潮社 2005年9月18日発行 「日々移動する腎臓のかたちをした石」 淳平が16歳のとき、父親がこんなことを言います。「男が一生に出会う中で、本当に意味を持つ女は
『孤虫症』(真梨幸子)_書評という名の読書感想文
2015/07/03 | 『孤虫症』(真梨幸子), 作家別(ま行), 書評(か行), 真梨幸子
『孤虫症』真梨 幸子 講談社文庫 2008年10月15日第一刷 真梨幸子のデビュー作。このデビュー作にして、すでにその才気は溢れんばかりに弾けています。気色悪いことこの上ない。おぞましさに反吐が出
『あの女』(真梨幸子)_書評という名の読書感想文
2015/06/16 | 『あの女』(真梨幸子), 作家別(ま行), 書評(あ行), 真梨幸子
『あの女』真梨 幸子 幻冬舎文庫 2015年4月25日初版 ただ幸せになりたいだけなのに。それだけなのに、つい自分の幸せと誰かの幸せを比較してしまう。ヤキモキして、勝手にもがき苦しんで、戦いを
『チヨ子』(宮部みゆき)_書評という名の読書感想文
2015/06/04 | 『チヨ子』(宮部みゆき), 作家別(ま行), 宮部みゆき, 書評(た行)
『チヨ子』宮部 みゆき 光文社文庫 2011年7月20日初版 五年前に使われたきりであちこち古びてしまったピンクのウサギの着ぐるみ。大学生の「わたし」がアルバイトでそれをかぶって中から外を覗くと、周
『星々の悲しみ』(宮本輝)_書評という名の読書感想文
2015/06/03 | 『星々の悲しみ』(宮本輝), 作家別(ま行), 宮本輝, 書評(は行)
『星々の悲しみ』宮本 輝 文春文庫 2008年8月10日新装版第一刷 喫茶店に掛けてあった絵を盗み出す予備校生たち、アルバイトで西瓜を売る高校生、蝶の標本をコレクションする散髪屋-。若さ故の熱気と闇
『女ともだち』(真梨幸子)_書評という名の読書感想文
2015/05/18 | 『女ともだち』(真梨幸子), 作家別(ま行), 書評(あ行), 真梨幸子
『女ともだち』真梨 幸子 講談社文庫 2012年1月17日第一刷 「その事件は、実に不可解で不愉快で、不道徳なものだった。」(3章/冒頭の一節) 舞台は埼玉県と東京都の境にある、人口10万の
『村上龍映画小説集』(村上龍)_書評という名の読書感想文
2015/05/08 | 『村上龍映画小説集』(村上龍), 作家別(ま行), 書評(ま行), 村上龍
『村上龍映画小説集』村上 龍 講談社 1995年6月30日第一刷 この小説は『69 sixty nine』に続き、村上龍の若かりし頃を描いた自伝的な小説集です。大変評判の良い小説で、多くの読者