「 書評(あ行) 」 一覧
『赤頭巾ちゃん気をつけて』(庄司薫)_書評という名の読書感想文
2016/11/30 | 『赤頭巾ちゃん気をつけて』(庄司薫), 作家別(さ行), 庄司薫, 書評(あ行)
『赤頭巾ちゃん気をつけて』庄司 薫 中公文庫 1995年11月18日初版 女の子にもマケズ、ゲバルトにもマケズ、男の子いかに生くべきか。東大入試を中止に追込んだ既成秩序の崩壊と大衆社会化の中で、さま
『阿蘭陀西鶴』(朝井まかて)_書評という名の読書感想文
2016/11/25 | 『阿蘭陀西鶴』(朝井まかて), 作家別(あ行), 書評(あ行), 朝井まかて
『阿蘭陀西鶴』朝井 まかて 講談社文庫 2016年11月15日第一刷 江戸時代を代表する作家・井原西鶴。彼の娘おあいは、盲目の身ながら、亡き母に代わり料理も裁縫もこなす。一方、西鶴は、手前勝手でええ
『甘いお菓子は食べません』(田中兆子)_書評という名の読書感想文
2016/11/04 | 『甘いお菓子は食べません』(田中兆子), 作家別(た行), 書評(あ行), 田中兆子
『甘いお菓子は食べません』田中 兆子 新潮文庫 2016年10月1日発行 頼む・・・・僕はもうセックスしたくないんだ。仲の良い夫から突然告げられた妻の動揺。〈土下座婚活〉が功を奏して知り合った男性に
『永遠の1/2 』(佐藤正午)_書評という名の読書感想文
2016/10/19 | 『永遠の1/2 』(佐藤正午), 佐藤正午, 作家別(さ行), 書評(あ行)
『永遠の1/2 』佐藤 正午 小学館文庫 2016年10月11日初版 失業したとたんにツキがまわってきた。婚約相手との関係を年末のたった二時間で清算できたし、趣味の競輪は負け知らずで懐の心配もない。
『歩いても 歩いても』(是枝裕和)_書評という名の読書感想文
2016/10/17 | 『歩いても 歩いても』(是枝裕和), 作家別(か行), 是枝裕和, 書評(あ行)
『歩いても 歩いても』是枝 裕和 幻冬舎文庫 2016年4月30日初版 今日は15年前に亡くなった横山家の長男の命日。いい歳をして、現在失業中の次男・良多は、久々の帰郷に気が重い。家長としての威厳に
『臣女(おみおんな)』(吉村萬壱)_書評という名の読書感想文
2016/09/27 | 『臣女(おみおんな)』(吉村萬壱), 作家別(や行), 吉村萬壱, 書評(あ行)
『臣女(おみおんな)』吉村 萬壱 徳間文庫 2016年9月15日初版 夫の浮気を知った妻は身体が巨大化していった。絶望感と罪悪感に苛まれながら、夫は異形のものと化して行く妻を世間の目から隠して懸命に
『阿弥陀堂だより』(南木佳士)_書評という名の読書感想文
2016/09/02 | 『阿弥陀堂だより』(南木佳士), 作家別(な行), 南木佳士, 書評(あ行)
『阿弥陀堂だより』南木 佳士 文春文庫 2002年8月10日第一刷 作家としての行き詰まりを感じていた孝夫は、医者である妻・美智子が心の病を得たのを機に、故郷の信州へ戻ることにした。山里の美しい村で
『田舎の紳士服店のモデルの妻』(宮下奈都)_書評という名の読書感想文
2016/07/22 | 『田舎の紳士服店のモデルの妻』(宮下奈都), 作家別(ま行), 宮下奈都, 書評(あ行)
『田舎の紳士服店のモデルの妻』宮下 奈都 文春文庫 2013年6月10日第一刷 東京から夫の故郷に移り住むことになった梨々子。田舎行きに途惑い、夫とすれ違い、恋に胸を騒がせ、変ってゆく子供たちの成長
『愛の夢とか』(川上未映子)_書評という名の読書感想文
2016/06/12 | 『愛の夢とか』川上 未映子, 作家別(か行), 川上未映子, 書評(あ行)
『愛の夢とか』川上 未映子 講談社文庫 2016年4月15日第一刷 あのとき、ふたりが世界のすべてになった - 。ピアノの音に誘われて始まった女どうしの交流を描く表題作「愛の夢とか」。別れた恋人
『ある一日』(いしいしんじ)_書評という名の読書感想文
2016/06/06 | 『ある一日』(いしいしんじ), いしいしんじ, 作家別(あ行), 書評(あ行)
『ある一日』いしい しんじ 新潮文庫 2014年8月1日発行 「予定日まで来たというのは、お祝い事や」。にぎやかな錦市場のアーケードを、慎二と園子は、お祝いの夕食にと、はもを探して歩いた。五年前
『海よりもまだ深く』(是枝裕和/佐野晶)_書評という名の読書感想文
『海よりもまだ深く』是枝裕和/佐野晶 幻冬舎文庫 2016年4月30日初版 15年前に文学賞を取ったきりの自称作家の良多。今では「小説の取材」と言い訳をしながら、探偵事務所で働いている。現実を見
『嵐のピクニック』(本谷有希子)_書評という名の読書感想文
2016/05/11 | 『嵐のピクニック』(本谷有希子), 作家別(ま行), 書評(あ行), 本谷有希子
『嵐のピクニック』本谷 有希子 講談社文庫 2015年5月15日第一刷 第7回(2013年)大江健三郎賞受賞作 「アウトサイド」-[優しいピアノ教師が見せた一瞬の狂気] ある日、「私」がい
『あとかた』(千早茜)_書評という名の読書感想文
2016/04/28 | 『あとかた』(千早茜), 作家別(た行), 千早茜, 書評(あ行)
『あとかた』千早 茜 新潮文庫 2016年2月1日発行 実体がないような男との、演技めいた快楽。結婚を控え〈変化〉を恐れる私に、男が遺したもの(「ほむら」)。傷だらけの女友達が僕の家に住みついた
『魚神(いおがみ)』(千早茜)_書評という名の読書感想文
2016/04/04 | 『魚神(いおがみ)』(千早茜), 作家別(た行), 千早茜, 書評(あ行)
『魚神(いおがみ)』千早 茜 集英社文庫 2012年1月25日第一刷 かつて一大遊郭が栄えた、閉ざされた島。独自の文化が息づく島で、美貌の姉弟・白亜とスケキヨは互いのみを拠りどころに生きてきた。
『アズミ・ハルコは行方不明』(山内マリコ)_書評という名の読書感想文
2016/03/28 | 『アズミ・ハルコは行方不明』(山内マリコ), 作家別(や行), 山内マリコ, 書評(あ行)
『アズミ・ハルコは行方不明』山内 マリコ 幻冬舎文庫 2015年10月20日初版 グラフィティ:スプレーやフェルトペンなどを使い、壁などに描かれた落書きのこと。 ステンシル:印刷などで用いる一