『サンティアゴの東 渋谷の西』(瀧羽麻子)_書評という名の読書感想文
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最終更新日:2024/01/09
『サンティアゴの東 渋谷の西』(瀧羽麻子), 作家別(た行), 書評(さ行), 瀧羽麻子
『サンティアゴの東 渋谷の西』瀧羽 麻子 講談社文庫 2019年5月15日第1刷

人生に迷っている時に、サンティアゴで再会した初恋の人。家族について何も話してくれない婚約者の両親に初めて会いに、青森へ。上海に住む男性を訪ねてきたのは、何年も会っていない娘の恋人だった。世界の片隅で、日本の片隅で、今日も誰かが小さな運命の一瞬を迎えている。温かい感動が降り積もる、『うさぎパン』 の著者、初の短編集。(アマゾン内容紹介より)
小さい頃、芽衣子は嘘ばかりついていた。大人になっても仕事も恋愛も上手くいかない。チリに出張中、彼女は初恋の人と再会する - 「サンティアゴの雪」
中学生の広海は、生まれ故郷が大嫌いだ。彼は島を出て本土に行った女性と出会うが、そいつはとんでもないやつだった - 「瀬戸内海の魔女」
結婚して15年。ずっと一緒にいるものと思っていたが、妻に別の男ができた。最後に夫婦はもう一度、思い出の店を訪れようとする - 「渋谷で待つ」
他に 「津軽のリュウニー」 「上海の仏蘭西料理店」 「アントワープの迷子」 の三作を含め六編を収録。
『サンティアゴの東 渋谷の西』 というタイトルを見て、すぐに私は村上春樹の 『国境の南、太陽の西』(1992年、講談社刊)を思い出しました。
そういえばその時も、(何だか粋で) 思わせぶりなタイトルに目を惹かれ、中身をよく確かめもせず購入したのでした。(もっとも当時私は村上春樹の書いたものなら手当たり次第に買っていたのですが・・・・)
ずいぶんと前になりますが、『うさぎパン』 を読んだことがあります。如何にも可愛げな表紙の文庫本でした。
何を血迷ったのか、それはまかり間違っても私のような中年男性が手に取るべき本ではありませんでした。若い人にこそ読まれるべき本でした。
今もそれはその通りだと思っています。書いてあることは至極真っ当なのですが、如何にも苦労知らずな人が書いたものに感じられ、以後、この人が書いたものは読まないと決めました。
そう決めたのにまた買ってしまったのは、偏にタイトルのせいです。内容がいいかどうかは正直よくわかりません。というか、ターゲットはやはり年頃のうら若き女性なのでしょう。歳を取った私にはどこか既視感がつきまとい、いまいち刺激に欠けるのでした。
この本を読んでみてください係数 80/100

◆瀧羽 麻子
1981年兵庫県芦屋市生まれ。
京都大学経済学部卒業。
作品 「うさぎパン」「株式会社ネバーラ北関東支社」「白雪堂」「左京区七夕通り東入ル」「はれのち、ブーケ」「ふたり姉妹」他
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