「 書評(あ行) 」 一覧
『あちらにいる鬼』(井上荒野)_書評という名の読書感想文
2019/03/18 | 『あちらにいる鬼』(井上荒野), 井上荒野, 作家別(あ行), 書評(あ行)
『あちらにいる鬼』井上 荒野 朝日新聞出版 2019年2月28日第1刷 小説家の父、美しい母、そして瀬戸内寂聴をモデルに、〈書くこと〉 と情愛によって貫かれた三人の 〈特別な関係〉
『女たちの避難所』(垣谷美雨)_書評という名の読書感想文
2019/03/13 | 『女たちの避難所』(垣谷美雨), 作家別(か行), 垣谷美雨, 書評(あ行)
『女たちの避難所』垣谷 美雨 新潮文庫 2017年7月1日発行 九死に一生を得た福子は津波から助けた少年と、乳飲み子を抱えた遠乃は舅や義兄と、息子とはぐれたシングルマザーの渚は一人、
『悪人』(吉田修一)_書評という名の読書感想文
2019/02/20 | 『悪人』(吉田修一), 作家別(や行), 吉田修一, 書評(あ行)
『悪人』吉田 修一 朝日文庫 2018年7月30日第一刷 福岡市内に暮らす保険外交員の石橋佳乃が、携帯サイトで知り合った金髪の土木作業員に殺された。二人が本当に会いたかった相手は誰だ
『1R 1分34秒』(町屋良平)_書評という名の読書感想文
2019/02/06 | 『1R 1分34秒』(町屋良平), 作家別(ま行), 書評(あ行), 町屋良平
『1R 1分34秒』町屋 良平 新潮社 2019年1月30日発行 デビュー戦を初回KOで飾ってから三敗一分。当ったかもしれないパンチ、これをしておけば勝てたかもしれない練習。考えすぎ
『夫の墓には入りません』(垣谷美雨)_書評という名の読書感想文
2019/02/04 | 『夫の墓には入りません』(垣谷美雨), 作家別(か行), 垣谷美雨, 書評(あ行)
『夫の墓には入りません』垣谷 美雨 中公文庫 2019年1月25日初版 どうして悲しくないんだろう。 夫が死んだというのに、何の感情も湧いてこない。 それどころか、祭壇に飾られた遺影を
『朝が来る』(辻村深月)_書評という名の読書感想文
2019/02/01 | 『朝が来る』(辻村深月), 作家別(た行), 書評(あ行), 辻村深月
『朝が来る』辻村 深月 文春文庫 2018年9月10日第一刷 長く辛い不妊治療の末、特別養子縁組という手段を選んだ栗原清和・佐都子夫婦は民間団体の仲介で男子を授かる。朝斗と名づけた我
『ある男』(平野啓一郎)_書評という名の読書感想文
2019/01/06 | 『ある男』(平野啓一郎), 作家別(は行), 平野啓一郎, 書評(あ行)
『ある男』平野 啓一郎 文藝春秋 2018年9月30日第一刷 [あらすじ] 弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」 についての奇妙な相談を受ける。宮崎に住んでいる里
『いやしい鳥』(藤野可織)_書評という名の読書感想文
2019/01/03 | 『いやしい鳥』(藤野可織), 作家別(は行), 書評(あ行), 藤野可織
『いやしい鳥』藤野 可織 河出文庫 2018年12月20日初版 ピッピは死んだ。いや殺された。いや・・・・・・・だんだんと鳥に変身していく男と、その男に復讐を誓う 「俺」 の惨劇を描
『愛と人生』(滝口悠生)_書評という名の読書感想文
2018/12/28 | 『愛と人生』(滝口悠生), 作家別(た行), 書評(あ行), 滝口悠生
『愛と人生』滝口 悠生 講談社文庫 2018年12月14日第一刷 「男はつらいよ」 シリーズの子役、秀吉だった 「私」 は、寅次郎と一緒に行方不明になった母を探す旅に出る。映画の登場
『いつか深い穴に落ちるまで』(山野辺太郎)_書評という名の読書感想文
2018/12/14 | 『いつか深い穴に落ちるまで』(山野辺太郎), 作家別(や行), 山野辺太郎, 書評(あ行)
『いつか深い穴に落ちるまで』山野辺 太郎 河出書房新社 2018年11月30日初版 戦後から現在まで続く 「秘密プロジェクト」 があった。発案者は、運輸省の若手官僚・山本清晴。敗戦か
『アカガミ』(窪美澄)_書評という名の読書感想文
2018/11/30 | 『アカガミ』(窪美澄), 作家別(か行), 書評(あ行), 窪美澄
『アカガミ』窪 美澄 河出文庫 2018年10月20日初版 渋谷で出会った謎の女性に勧められ、ミツキは国が設立したお見合いシステム 「アカガミ」 に志願した。異性と話すことすらままならない彼女にとっ
『あの家に暮らす四人の女』(三浦しおん)_書評という名の読書感想文
2018/11/26 | 『あの家に暮らす四人の女』(三浦しおん), 三浦しをん, 作家別(ま行), 書評(あ行)
『あの家に暮らす四人の女』三浦 しおん 中公文庫 2018年9月15日7刷 ここは杉並の古びた洋館。父の行方を知らない刺繍作家の佐知と気ままな母・鶴代、佐知の友人の雪乃 (毒舌) と多恵美 (ダメ男
『異邦人(いりびと)』(原田マハ)_書評という名の読書感想文
2018/11/19 | 『異邦人(いりびと)』(原田マハ), 作家別(は行), 原田マハ, 書評(あ行)
『異邦人(いりびと)』原田 マハ PHP文芸文庫 2018年3月22日第一刷 たかむら画廊の青年専務・篁一輝(たかむら・かずき) と結婚した有吉美術館の副館長・菜穂は、出産を控えて東京を離れ、京都に
『あなたが消えた夜に』(中村文則)_書評という名の読書感想文
2018/11/16 | 『あなたが消えた夜に』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(あ行)
『あなたが消えた夜に』中村 文則 朝日文庫 2018年11月15日発行 連続通り魔殺人事件の容疑者 "コートの男" を追う所轄の刑事・中島と捜査一課の女刑事・小橋。しかし、それはさらなる悲劇の序章に
『霧/ウラル』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文
2018/11/14 | 『霧/ウラル』(桜木紫乃), 作家別(さ行), 書評(あ行), 桜木紫乃
『霧/ウラル』桜木 紫乃 小学館文庫 2018年11月11日初版 北海道最東端・根室は、国境の町である。戦前からこの町を動かしてきた河之辺水産の社長には、三人の娘がいた。長女智鶴は国政を目指す大旗運