『ホテル・アイリス』(小川洋子)_書評という名の読書感想文

『ホテル・アイリス』小川 洋子 幻冬舎文庫 1998年8月25日初版 これは小川洋子が書いた、まぎれもない 「性愛小説」 です。しかも、描かれているのは、極端に歪で常軌を逸した 「愛のかたち」 で

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『憤死』(綿矢りさ)_書評という名の読書感想文

『憤死』綿矢 りさ 河出文庫 2015年3月20日初版 「憤死」 この短編は、文字通り「憤死」とは如何なるものかについて、具体的な事例を挙げながら懇切丁寧に解説してくれる、いわば「正しい憤死」

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『ボトルネック』(米澤穂信)_書評という名の読書感想文

『ボトルネック』米澤 穂信 新潮文庫 2009年10月1日発行 【ボトルネック】 瓶の首は細くなっていて、水の流れを妨げる。 そこから、システム全体の効率を上げる場合の妨げとなる部分のことを、

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『ブエノスアイレス午前零時』(藤沢周)_書評という名の読書感想文

『ブエノスアイレス午前零時』藤沢 周 河出書房新社 1998年8月1日初版 第119回芥川賞受賞作 舞台は、新潟の雪深い山間地にある一軒の温泉宿。カザマは東京の広告代理店に勤めるサラリーマンでし

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『とにかくうちに帰ります』(津村記久子)_書評という名の読書感想文

『とにかくうちに帰ります』津村 記久子 新潮社 2012年2月25日発行 「家に帰る以上の価値のあるものがこの世にあるのか」・・どうかは分かりませんが、著者曰く、表題作は「人間の帰巣本能を描き

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『レキシントンの幽霊』(村上春樹)_書評という名の読書感想文

『レキシントンの幽霊』(沈黙)村上 春樹 文春文庫 1999年10月10日第1刷 『レキシントンの幽霊』には7つの短編が収められています。中で「沈黙」という作品は村上春樹には珍しくとても〈わかりや

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『神様』(川上弘美)_書評という名の読書感想文

『神様』川上 弘美 中公文庫 2001年10月25日初版 なぜなんだろうと。なぜ私はこの人の小説を読みたいと思うのか。熱烈なファンかといえば、そんなわけでもありません。それでも、なぜか気になって手

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『笑う山崎』(花村萬月)_書評という名の読書感想文

『笑う山崎』花村 萬月 祥伝社 1994年3月15日第一刷 「山崎は横田の手を握ったまま、無表情に笑っている。無表情に笑うというのもおかしいが、山崎の笑いは、まさにそんな感じだった。」(「山崎の帰郷

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『最後の命』(中村文則)_書評という名の読書感想文

『最後の命』中村 文則 講談社文庫 2010年7月15日第一刷 中村文則の小説はミステリーとしても読めるといった解説がありますが、私にはそれが随分無理をした解釈に思えてなりません。ミステリー仕立て

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『八日目の蝉』(角田光代)_書評という名の読書感想文

『八日目の蝉』角田 光代 中央公論新社 2007年3月25日初版 この小説は、不倫相手の夫婦に生まれた赤ちゃんを奪い、3年半もの間逃亡生活を続けた一人の女と、誘拐犯を母と信じて育った娘の話です

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『起終点駅/ターミナル』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文

『起終点駅/ターミナル』桜木 紫乃 小学館文庫 2015年3月11日初版 今年の秋に映画になるらしい。佐藤浩市が演じるのは、弁護士の鷲田完治。ヒロインの椎名敦子役は、本田翼(小説では30歳です

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『婚礼、葬礼、その他』(津村記久子)_書評という名の読書感想文

『婚礼、葬礼、その他』津村 記久子 文春文庫 2013年2月10日第一刷 「旅行の日程など関係なく人は結婚するし、人が結婚することになどかまわずに人は死ぬ」 ・・・その通りです。さらに加えると

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『NO LIFE KING ノーライフキング』(いとうせいこう)_書評という名の読書感想文

『NO LIFE KING ノーライフキング』いとう せいこう 新潮社 1988年8月10日発行 『想像ラジオ』を読んだら、この人が書いた別の小説が読みたくなりました。1988年ですから、今か

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『誰もいない夜に咲く』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文

『誰もいない夜に咲く』桜木 紫乃 角川文庫 2013年1月25日初版 7つの短編は、過疎、嫁不足に悩む農村、かつては漁業で栄え、今は輝きを失った地方の町、そして大都市・札幌・・・・・、舞台は違

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『八月の路上に捨てる』(伊藤たかみ)_書評という名の読書感想文

『八月の路上に捨てる』伊藤 たかみ 文芸春秋 2006年8月30日第一刷 第135回 芥川賞受賞作 下世話な話ですが、この人が角田光代さんの元ダンナだったこと、みなさんはご存じでした? 私、

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『妊娠カレンダー』(小川洋子)_書評という名の読書感想文

『妊娠カレンダー』小川 洋子 文春文庫 2020年12月20日 第2

『カフェーの帰り道』(嶋津輝)_書評という名の読書感想文

『カフェーの帰り道』嶋津 輝 東京創元社 2026年1月23日 4版

『きっと君は泣く』(山本文緒)_書評という名の読書感想文

『きっと君は泣く』山本 文緒 角川文庫 2026年1月25日 改版初

『彼女たちが隠したかったこと』(一木けい)_書評という名の読書感想文

『彼女たちが隠したかったこと』一木 けい 角川文庫 2026年1月2

『カンザキさん』(ピンク地底人3号)_書評という名の読書感想文

『カンザキさん』 ピンク地底人3号 集英社 2026年1月10日 第

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