「 作家別(さ行) 」 一覧

『戸村飯店 青春100連発』(瀬尾まいこ)_書評という名の読書感想文

『戸村飯店 青春100連発』瀬尾 まいこ 文春文庫 2012年1月10日第一刷 大阪の超庶民的中華料理店、戸村飯店の二人息子。要領も見た目もいい兄、ヘイスケと、ボケがうまく単純な性格の弟、コウス

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『幸福な食卓』(瀬尾まいこ)_書評という名の読書感想文

『幸福な食卓』瀬尾 まいこ 講談社 2004年11月19日第一刷 買ってはみたものの、手に取らないまま10年が経ちました。今さら読む気になるとは思いもしなかったのですが、何が理由かはわかりませ

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『ビタミンF』(重松清)_書評という名の読書感想文

『ビタミンF』重松 清 新潮社 2000年8月20日発行 炭水化物やタンパク質やカルシウムのような小説があるのなら、ひとの心にビタミンのようにはたらく小説があったっていい。そんな思いを込めて、七

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『その街の今は』(柴崎友香)_書評という名の読書感想文

『その街の今は』柴崎 友香 新潮社 2006年9月30日発行 ここが昔どんなんやったか、知りたいねん-。28歳の歌ちゃんは、勤めていた会社が倒産し、カフェでバイトをしている。初めて参加したのに最低最

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『ヒーローインタビュー』(坂井希久子)_書評という名の読書感想文

『ヒーローインタビュー』坂井 希久子 角川春樹事務所 2015年6月18日初版 「坂井希久子」で検索をかけて、出てきた画像を見て驚いた。いきなりSM嬢のごとく鞭を持って、露わな姿でこちらを見つめる

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『氷平線』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文

『氷平線』桜木 紫乃 文春文庫 2012年4月10日第一刷 桜木紫乃の初めての作品集。2002年にオール讀物新人賞を受賞したデビュー作『雪虫』をはじめ、6つの短編が収められています。北海道に生

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『起終点駅/ターミナル』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文

『起終点駅/ターミナル』桜木 紫乃 小学館文庫 2015年3月11日初版 今年の秋に映画になるらしい。佐藤浩市が演じるのは、弁護士の鷲田完治。ヒロインの椎名敦子役は、本田翼(小説では30歳です

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『誰もいない夜に咲く』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文

『誰もいない夜に咲く』桜木 紫乃 角川文庫 2013年1月25日初版 7つの短編は、過疎、嫁不足に悩む農村、かつては漁業で栄え、今は輝きを失った地方の町、そして大都市・札幌・・・・・、舞台は違

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『雪の断章』(佐々木丸美)_書評という名の読書感想文

『雪の断章』佐々木 丸美 創元推理文庫 2008年12月26日初版 冬は厳しく街に君臨した。凍れが支配して雪舞いをよせつけなかった。冬の青空なんてナンセンスだ。やわらかい灰色で私を抱き、こな雪

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『ワン・モア』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文

『ワン・モア』桜木 紫乃 角川書店 2011年11月30日初版 近々文庫が出るらしい。いや、もう出たのかも知れません。そんな記事を見たので、もう一度読んでみました。 この連作短編はすべてハッピー

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『エイジ』(重松清)_書評という名の読書感想文

『エイジ』重松 清 新潮文庫 2004年7月1日発行 重松清の小説が嫌いだと言う人はあまりいないと思います。特にこの人と同年輩の読者は、特別好きではなくても、重松清が伝えようとするものには大いに納得

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『ブルース』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文

『ブルース』桜木 紫乃 文芸春秋 2014年12月5日第一刷 昨年12月に出た桜木紫乃の新刊 『ブルース』 を読みました。桜木紫乃には珍しく男性が主人公の連作短編。両手足の指が6本ある寡黙な男、影

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『この世の全部を敵に回して』(白石一文)_書評という名の読書感想文

『この世の全部を敵に回して』白石 一文 小学館文庫 2012年4月11日初版 あなたは子供の頃、「どうして僕は僕なんだろう」「私は私なんだろう」とふと思ったことはなかったでしょうか。 「私はしょ

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『星々たち』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文

『星々たち』桜木 紫乃 実業之日本社 2014年6月4日初版 この小説は、実母の咲子とも、二度目の結婚で授かった娘のやや子とも生き別れ、北の大地を彷徨った塚本千春という女の生きざまを描いた連作短編

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『ホテルローヤル』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文

『ホテルローヤル』桜木 紫乃 集英社 2013年1月10日第一刷 「本日開店」は貧乏寺の住職の妻・幹子が、自分の躰を提供することで檀家からお布施を受け取るという話。仏に仕える身でありながら何とも淫

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『あいにくあんたのためじゃない』(柚木麻子)_書評という名の読書感想文

『あいにくあんたのためじゃない』柚木 麻子 新潮社 2024年3月2

『執着者』(櫛木理宇)_書評という名の読書感想文

『執着者』櫛木 理宇 創元推理文庫 2024年1月12日 初版 

『オーブランの少女』(深緑野分)_書評という名の読書感想文

『オーブランの少女』深緑 野分 創元推理文庫 2019年6月21日

『揺籠のアディポクル』(市川憂人)_書評という名の読書感想文

『揺籠のアディポクル』市川 憂人 講談社文庫 2024年3月15日

『海神 (わだつみ)』(染井為人)_書評という名の読書感想文

『海神 (わだつみ)』染井 為人 光文社文庫 2024年2月20日

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