「 作家別(さ行) 」 一覧
『個人教授』(佐藤正午)_書評という名の読書感想文
2017/10/05 | 『個人教授』(佐藤正午), 佐藤正午, 作家別(さ行), 書評(か行)
『個人教授』佐藤 正午 角川文庫 2014年3月25日初版 桜の花が咲くころ、休職中の新聞記者であるぼくは一つ年上の女と酒場で再会し、一夜をともにする。そして数ヶ月後、酒場を再び訪れたぼくが聞いたの
『アンダーリポート/ブルー』(佐藤正午)_書評という名の読書感想文
2017/09/30 | 『アンダーリポート/ブルー』(佐藤正午), 佐藤正午, 作家別(さ行), 書評(あ行)
『アンダーリポート/ブルー』佐藤 正午 小学館文庫 2015年9月13日初版 15年前、ある地方都市のマンションで男が撲殺される事件が起こった。凶器は金属バット。死体の第一発見者は被害者の隣人で、
『月蝕楽園』(朱川湊人)_書評という名の読書感想文
2017/09/20 | 『月蝕楽園』(朱川湊人), 作家別(さ行), 書評(か行), 朱川湊人
『月蝕楽園』朱川 湊人 双葉文庫 2017年8月9日第一刷 癌で入院している会社の後輩。上司から容態がよくないことを知らされ、伝えてほしいことがあると言われた私は、激しい抵抗を感じながら病院に行く。
『愛なんて嘘』(白石一文)_書評という名の読書感想文
2017/09/18 | 『愛なんて嘘』(白石一文), 作家別(さ行), 書評(あ行), 白石一文
『愛なんて嘘』白石 一文 新潮文庫 2017年9月1日発行 結婚や恋愛に意味なんて、ない。けれどもまだ誰かといることを切望してしまう。正解のない人生ならば、私は私のやり方で、幸せをつかみとる。かつて
『きみの友だち』(重松清)_書評という名の読書感想文
2017/08/28 | 『きみの友だち』(重松清), 作家別(さ行), 書評(か行), 重松清
『きみの友だち』重松 清 新潮文庫 2008年7月1日発行 わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる - 。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がき
『春の庭』(柴崎友香)_書評という名の読書感想文
2017/08/11 | 『春の庭』(柴崎友香), 作家別(さ行), 書評(は行), 柴崎友香
『春の庭』柴崎 友香 文春文庫 2017年4月10日第一刷 東京・世田谷の取り壊し間近のアパートに住む太郎は、住人の女と知り合う。彼女は隣に建つ「水色の家」に、異様な関心を示していた。街に積み重なる
『不連続殺人事件』(坂口安吾)_書評という名の読書感想文
2017/08/06 | 『不連続殺人事件』(坂口安吾), 作家別(さ行), 坂口安吾, 書評(は行)
『不連続殺人事件』坂口 安吾 角川文庫 1974年6月10日初版 戦後間もないある夏、詩人・歌川一馬の招待で、山奥の豪邸に集まったさまざまな男女。作家、詩人、画家、劇作家、女優など、いずれ劣らぬ変人
『♯拡散忌望』(最東対地)_書評という名の読書感想文
2017/08/04 | 『♯拡散忌望』(最東対地), 作家別(さ行), 書評(か行), 最東対地
『♯拡散忌望』最東 対地 角川ホラー文庫 2017年6月25日初版 ある高校の生徒達の噂。〈ドロリンチョ@MW779〉 このアカウントからのツイートには要注意。晒された人は、頭の中身がどろどろに溶
『 Y 』(佐藤正午)_書評という名の読書感想文
2017/06/07 | 『 Y 』(佐藤正午), 佐藤正午, 作家別(さ行), 書評(わ行)
『 Y 』佐藤 正午 角川春樹事務所 2001年5月18日第一刷 [プロローグ] 1980年、9月6日、土曜日。その夜、青年は渋谷駅のプラットホームで、ある女を見かけます。時刻は7時10分過ぎ。や
『君の膵臓をたべたい』(住野よる)_書評という名の読書感想文
2017/04/30 | 『君の膵臓をたべたい』(住野よる), 住野よる, 作家別(さ行), 書評(か行)
『君の膵臓をたべたい』住野 よる 双葉社 2015年6月21日第一刷 主人公である「僕」が病院で偶然拾った1冊の「共病文庫」というタイトルの文庫本。それは「僕」のクラスメイトである山内桜良(やまう
『ただいまが、聞きたくて』(坂井希久子)_書評という名の読書感想文
2017/04/19 | 『ただいまが、聞きたくて』(坂井希久子), 作家別(さ行), 坂井希久子, 書評(た行)
『ただいまが、聞きたくて』坂井 希久子 角川文庫 2017年3月25日発行 埼玉県大宮の一軒家に暮らす、和久井家。一見幸せそうに見える家族だったが、高2の次女は彼氏にフラれて非行に走り、ひきこもりの
『徘徊タクシー』(坂口恭平)_書評という名の読書感想文
2017/03/20 | 『徘徊タクシー』(坂口恭平), 作家別(さ行), 坂口恭平, 書評(は行)
『徘徊タクシー』坂口 恭平 新潮文庫 2017年3月1日発行 徘徊癖をもつ90歳の曾祖母が、故郷熊本で足下を指しヤマグチとつぶやく。ボケてるんだろうか。いや、彼女は目指す場所を知っているはずだ! 認
『僕らのごはんは明日で待ってる』(瀬尾まいこ)_書評という名の読書感想文
2017/01/25 | 『僕らのごはんは明日で待ってる』(瀬尾まいこ), 作家別(さ行), 書評(は行), 瀬尾まいこ
『僕らのごはんは明日で待ってる』瀬尾 まいこ 幻冬舎文庫 2016年2月25日初版 兄の死以来、人が死ぬ小説ばかりを読んで過ごす亮太。けれど高校最後の体育祭をきっかけに付き合い始めた天真爛漫な小春と
『風葬』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文
2016/12/28 | 『風葬』(桜木紫乃), 作家別(さ行), 書評(は行), 桜木紫乃
『風葬』桜木 紫乃 文春文庫 2016年12月10日第一刷 釧路で書道教室を営む夏紀は、認知症の母が呟いた、耳慣れない地名を新聞の短歌の中に見つける。父親を知らぬ自分の出生と関わりがあるのではと、短
『幻年時代』(坂口恭平)_書評という名の読書感想文
2016/12/12 | 『幻年時代』(坂口恭平), 作家別(さ行), 坂口恭平, 書評(か行)
『幻年時代』坂口 恭平 幻冬舎文庫 2016年12月10日初版 4才の春。電電公社の巨大団地を出て初めて幼稚園に向かった。なんの変哲もないこの400mの道行きは、自由を獲得するための冒険のはじまりだ